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新型タント2018年モデルを買う スライドドアが魅力!

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2003年に発売されたタントは、現在の軽自動車の主流となる、軽自動車とは思えない程の室内スペースと使い勝手で子育て世代に人気となっているスーパーハイトワゴンの先駆車です。

2003年から2007年まで発売されていた初代タントは、1,725mmと高い全高でしたが、スライドドアは採用されていませんでした。

2007年にモデルチェンジされて発売された2代目タントは、タントの代名詞的となっている「ミラクルオープンドア」の採用で助手席側からの乗降性を飛躍的に高めました。ただし、右側スライドドアはまだ未設定でした。

その後、ホンダから両側スライドドアを採用したN-BOXが2011年に発売されました。タントは2013年にモデルチェンジした3代目では完成されたパッケージはそのままに、当時のムーヴのプラットフォームを採用し、ついに右側スライドドアを新設定しました。

スライドドアが特徴のタントも、両側スライドドアに関してはN-BOXに先を越されていたのです。

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タントの魅力はミラクルオープンドア

助手側の前後ドアをすべて開けると、1,490mmもの大きな開口幅が出現する「ミラクルオープンドア」こそがタントの真骨頂です。

ミラクルオープンドア

↑ミラクルオープンドア

↑N-BOXのスライドドア

車内へのアクセス性に優れるのは当然ながら、雨の中でも車内で傘を広げて乗り降りしたり、A型ベビーカーを畳まず積めたりと、他の軽自動車では事がタントならできてしまいます。

子育て層に高い支持があるのも納得です。

さらに、便利な機能として予約ロック機能があります。

オプションでの設定ですが、パワースライドドアが閉まりきる前に電子カードキーの操作で事前にドアロックが予約できる機能です。ドアがすべて閉まるのを待つことなく施錠ができるので非常に便利な機能となります。

電動のパワースライドドアは、とても便利なのですが、意外と閉まるスピードが遅いので、閉まるのを待っておく必要がないのは、とてもありがたいですね。

タントの「ミラクルオープンドア」は、軽自動車スライドドア使い勝手NO1の実力です。

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タントは使い勝手の良い室内

タントはファミリーユースに受け入れられるだけあって、後席の広さは圧巻です。

身長172cmのドライバーの運転姿勢基準で、後席の膝回り空間はボックス型ミニバン同等の約35cmもあって、それは後席に子供を乗せる時の動きやすさにつながっています。

助手席肩のアシストグリップ、運転席からでも外からでも操作可能な助手席アレンジも嬉しい装備になっています。

座席のスライド機能もかなり優秀です。

後席は左右分割で240mmものロングスライド機構とリクライニングを装備しています。膝前スペースは最大40cmにもなります。

リアシートのスライド量については「軽自動車の後部座席(リアシート)スライド量」で詳しく紹介しています。

さらにスライド機構は助手席もかなりのもので、なんと380mmものロングスライド機構が装備されています。後席前にも大きな荷物を積み込めるスペースが確保できます。

助手席についてはスライド量だけでなく、前倒しが可能なっています。

助手席を前倒ししてテーブルとして活用が可能となっています。コンビニ袋などをひっかけておけるフックも付属しているので、休憩時に軽食をとる時などに便利に使えます。

ラゲッジルームについては、リアシートに左右分割のスライド機構とダイブダウン格納機能を備えるために、アレンジは豊富で使い勝手が良いです。

通常時の奥行はリアシートを前にスライドすることで約540mmまで拡大できます。もちろんリアシートの背もたれのみ倒すこともできるほか、助手席の前倒し機構も備えているので、用途の幅はかなり広いです。

タントの室内スペースにはかなり広いですが、残念ながらN-BOXの広さにはかないません。タントの魅力は子育て世代を意識した使い勝手です。

タントのインパネ

センターメーターでダッシュボードがすっきりしていて、解放感は抜群です。高い座面のため、ノーズの視認性もよく、取り回しせいも非常に良くなっています。

運転席前のインパネアッパーボックスにはボックスティッシュを余裕で収めることができます。インパネ右下には各種スイッチ類が集約されています。

タントカスタムでは、インパネの内装色はスポーティなブラックを採用しています。販売店オプションの8インチワイドディスプレイナビにも対応する大きなセンターパネルを採用し、センターメーターには便利なマルチディスプレイが備わっています。

タントの走行性能・エンジン性能

トレッドが狭い一方で重心が高く、左右で構造が大きく異なるなど、走りに関してはかなり不利なパッケージでありながらも、操縦安定性は意外と高くなっています。

FF車全車に前後スタビライザーが装備されていますが、目的は安定感というよりも、サスペンションを柔らかくしてより快適な乗り心地を実現するためのようです。

エンジンについては、ノンターボの自然吸気エンジンとターボエンジンではかなり違いがあります。車両重量が重いので、動力性能を重視するならターボエンジンを選ぶことをおすすめします。

自然吸気エンジンの走りは街乗りでベストといった感じで、高速走行では動力性能、横風安定性にやや不満が残ります。

ターボエンジンの方が余裕があり、社内の静粛性も高く保たれます。

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タントの燃費については、自然吸気エンジンで28.0km/Lで、ターボエンジンで26.0km/Lとスーパーハイトワゴンの中ではスズキのスペーシアに次ぐ低燃費です。

一番人気のN-BOXよりも低燃費ではありますが、エンジンパワーの最大トルクは大きく下回っています。軽量化はもちろんですが、エンジン出力を抑えての低燃費実現も感じてしまいます。

タントのおすすめグレード・買い方

標準ボディの最上級グレード(G SAⅢ:153万円)は自然吸気エンジンなのにターボモデル(Xターボ SAⅢ)よりも高くなっているのは、右側にも電動パワースライドドアが標準装備になっているからです。

標準ボディでのおすすめはホワイトルーフも選べる「X SAⅢ」系です。

スマートアシストⅢは世界最小ステレオカメラを採用した新開発の先進安全装備で、作動速度域も広く歩行者にも対応しています。タント購入の際には必ず欲しい装備です。

自動ブレーキについては「軽自動車の自動ブレーキ比較」で詳しく紹介しています。

タントカスタムではやはりターボがおすすめとなります。価格差もそれほど大きくないので、できれば動力性能に余裕のあるターボエンジンを選ぶことをおすすめします。

さらには内外装のデザインを際立たせた「トップエディション」がリセール面でも有利になります。

タントカスタム

ターボエンジンのトップエディションとなると「RSトップエディションSAⅢ」になりますが、価格は175万円とそれなりになりますが、後々での後悔も少なくなります。

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タントのデータ

X SAⅢ

全長×全幅×全高 3395×1475×1750
室内長×室内幅×室内高 2200×1350×1365
トレッド 前/後 1300/1295
車両重量 930kg
エンジン種類 直列3気筒DOHC
最高出力 52ps
最大トルク 6.1kgm/5200rpm
燃料タンク容量 30L
タイヤサイズ 155/65R14
最小回転半径 4.4m
JC08モード燃費 28.0km/L
車両本体価格 142万0200円

カスタムRS トップエディションSAⅢ

全長×全幅×全高 3395×1475×1750
室内長×室内幅×室内高 2200×1350×1365
トレッド 前/後 1300/1295
車両重量 960kg
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
最高出力 64ps
最大トルク 9.4kgm/3200rpm
燃料タンク容量 30L
タイヤサイズ 165/55R15
最小回転半径 4.7m
JC08モード燃費 26.0km/L
車両本体価格 174万9600円

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