SUVのエンジン性能に対する満足度評価をランキングにして紹介します。
試乗レポートやユーザーの方のエンジンに対する満足度なので、パワーがあって速いSUVがランキング上位になるわけではありません。
エンジン性能満足度の高いコンパクトSUVランキング
SUV人気の中で、特に人気となっているコンパクトSUVのランキングとなります。
1位:スズキ クロスビー
コンパクトSUVの中で最もエンジン性能に対する評価が高かったのはクロスビーです。
全長3700mm程度とコンパクトで1000kg程度の軽量ボディに、1.0Lターボエンジンを搭載しているクロスビーのエンジン評価が高くなっています。さらにマイルドハイブリッドです。
正直意外です。
クロスビーのエンジンはどのように評価されているか紹介します。
- 必要十分、踏めば力強く加速してとてもいい印象
- 出足は力強いし、高速でも追い越し時も余裕
- 1リッターだけど、ターボとモーターアシストのお陰で加速性能は十分
- 排気量少ないわりに良く走るターボエンジン
排気量は少ないですが、直噴ターボでモーターアシストもあり、さらに軽自動車並みの軽量ボディなので、想像以上にキビキビ走ってくれると高い評価です。
- 2000ccからの乗り換えでもパワーに大きな違いは感じられない
- 2.4Lのクルマより明らかに俊足
大きな排気量とのパワー差を感じないと、ダウンサイジングユーザーにも高い評価となっています。
絶対パワーは少なくても軽量ボディは大きな武器です。
- エンジンというよりは、6ATがかなり効いてると思う
- CVT嫌いの私に合っている古参6ATが秀逸
- やっぱりCVTってなんだか嫌いと感じた
エンジン性能だけの問題ではなく、組み合わされる6ATの恩恵も大きいです。
ほとんどのコンパクトSUVに採用されているCVTはフィーリングが嫌いという人も多くいるようです。6ATでのキビキビ感が高い評価につながっています。
エンジン評価は「排気量の大きさ」「パワーの大きさ」だけでなく、フィーリングもとても大事だと証明してくれたのがクロスビーです。
2位:日産 キックス
e-POWER搭載のSUVキックスがエンジン性能ランキング2位です。
キックスは、1.2L 直列3気筒エンジンが発電機を作動させてリチウムイオンバッテリーに電気を貯め、その電気を使ってモーター駆動で走行する。
モーターのみで走るので運転感覚はほぼ電気自動車であり、加速は滑らかで静粛性にもすぐれているのがメリットです。
キックスe-POWERのエンジン評価が高いのは「電気自動車」的な走行感覚です。
- エンジンとモーターのドライビングフィールの違いは明らかで「楽しい」
- モーター走行なのでトルクフルで加速十分
- 高速道路の合流、追い越しもストレスなく気持ちよく走れる
- 特に中低速域ならどこからでも間髪入れずに加速
モーター駆動のメリットが存分に味わえて「楽しい」走りになっています。
また、モータならではの十分以上の加速も味わえるのも特徴です。
ノートで言われていたe-POWERのエンジン音がうるさいといった評価はキックスではどうでしょうか?
- 「街中速度」で充電する回転数での騒音は気にならないレベル
- 発電用エンジンは静かで、あまりエンジン音は聞こえてこない
- 発電中はエンジンが作動していることは察知できる
- 高速でのフル加速時のエンジン音は相応の音量
発電用の1.2Lエンジンについては、ノートe-POWERよりも静粛性が高くなってはいますが、エンジン音が気になるかどうには個人差はでています。
エンジン性能ランキング2位ですが、細かいこと言えばキックスe-POWERはエンジン評価ではないですね。
3位:三菱 エクリプスクロス
2020年12月にPHEVが追加されたエクリプスクロスがエンジン性能評価ランキング3位です。
エクリプスクロスのエンジンは1.5L直噴ターボエンジンとなっています。
4500mmとミドルクラスに近いボディサイズに1.5Lと小さな排気量ですが、この1.5L直噴ターボエンジンの評価が高くなっています。
PHEVについてはまだ評価がありません。
- 特質すべきはCVTと1500ccガソリンターボエンジンの相性
- 低回転からターボによるトルクがあり、1.5tの車体を過不足なく走らせてくれる
- 積極的にアクセルを踏み込めば、元気にグイグイ加速する
- アクセルを少し踏むと心地よい低音が聞こえる
1.5Lとはいえ直噴ターボとCVTとの相性が良く、意外とスポーティな走りが楽しめるエンジンです。
エンジン音も楽しめるので評価の高さに納得です。
- 走りがいい2000cc並に走る
- ハリアー2.4LのATよりも1.5LターボのCVTが方が良いなんて
エクリプスクロスの1500ccエンジンはダウンサイジングターボなので、大排気量からの乗り換えでも不満はないエンジン性能です。
追加されたエクリプスクロスPHEVも期待できそうですね。
4位:マツダ CX-3
ガソリンエンジンにディーゼルエンジンと豊富なエンジンラインアップのCX-3が4位です。
CX-3のエンジンは「1.5Lガソリン」「2.0Lガソリン」「1.8Lディーゼルターボ」の3種類が用意されています。
- 1.5Lの割には良く走る。出だしもモッサリ感なし
- 絶対的にパワフルではないが、必要十分で大人の男3人乗っても不足なし
CX-3のボディサイズに最適なエンジンは1.5L自然吸気ガソリンです。メチャクチャパワフルではないですが、必要十分なパワーを発揮してくれます。
- 軽い車体もあいまって、2.0Lガソリンエンジンはパワフル
- マツダ自慢の2000cc自然吸気エンジンの気持ちいい吹き上がり
- コンパクトなボディに2000cc搭載で余裕のある走り
2.0Lガソリンエンジンは、1.5Lガソリンエンジンで十分なボディに2.0Lの排気量なので、パワフルで気持ちの良いエンジンのため高い評価となっています。
大本命のディーゼルエンジンはどうでしょうか。
- 加速が良く、高速道路、山道運転でも不満は無い
- ターボがかかる回転では気持ち良くいい加速
- 低回転からトルクが太く街乗り速度で気持ちの良いエンジン
- やはりディーゼルのカラカラ音がが気になる
CX-3のディーゼルはトルクが大きいため。街乗りでの加速がメリットです。
2.0Lガソリンの吹け上がりの気持ち良さとは違った、トルクでグイグイといったフィーリングをが魅力です。
CX-3を街乗りメインでの使用なら1.5Lガソリンで十分満足でき、高速道路など長距離走るのなら2.0Lガソリンかディーゼルです。
一番評価が高いのは2.0Lガソリンエンジンです。
5位:ホンダ ヴェゼル
2013年に発売されコンパクトSUVの定番モデルのヴェゼルが5位です。
ヴェゼルのエンジンには「1.5Lガソリン」「1.5Lガソリンターボ」「ハイブリッド」の3つが用意されています。
まずはベーシックな1.5Lガソリンエンジンにいついてです。
- 1.5自然吸気エンジンの割にはグイグイ走る
- 1.5Lガソリンでも十分なパワーがある
- パワー不足はないがもう少し余裕が欲しい
ヴェゼルのコンパクトなボディなら1.5L自然吸気エンジンでも十分以上のパワーある走りです。スポーティさを求めるのなら、1.5L直噴ターボのTOURINGかハイブリッドがおススメとなります。
ヴェゼルのエンジン評価が最も高いのは1.5LVTEC直噴ターボです。
- ヴェゼルを買うなら迷わずTOURING。エンジン性能文句なし
- ターボは低回転から力があり滑らかに気持ちよく加速する
- ターボとは思えないようななめらかさで、出足から図太いトルクが出る
- マツダのディーゼルターボより気持ちがいい
シビックと同じ高いポテンシャルを誇るホンダの1.5VTECターボエンジンだけに高い評価も納得です。国産コンパクトSUVの中では最速SUVでしょう。
最後は、ヴェゼルハイブリッドの評価です。
- ハイブリッドモーターのアシストでかなりパワーがある
- モーターの力がよく効いていて、2リッタークラスよりも速いかも
- 1.8LのC-HRと比較するとパワーがあり面白い
ヴェゼルハイブリッドもガソリンエンジン同様にパワフルで高い評価となっています。C-HRのハイブリッドよりも高い評価になっているのは納得です。
燃費性能ではC-HRが優れていますが、走りに関してはホンダエンジンのヴェゼルの方が魅力的です。
6位:トヨタ ヤリスクロス
2020年に発売されたヤリスのSUVバージョン「ヤリスクロス」が6位です。
まだ評価が少ない状態ではありますが、エンジン性能評価は普通といったイメージです。
エンジンラインナップは「1.5Lガソリン」「ハイブリッド」の2種類です。
- 3気筒1500ccとはいえ高速も何の不安もなく走ってくれる
- 高速は新東名で120km/h巡航できパワー不足なし
- モード切り替えでパワーにするとそこそこの加速を味わえる
- さすがに1.5Lの3気筒なので多くは望めない
1200kgのコンパクトなボディとはいえ3気筒1.5Lエンジンなので不安ですが、実際は必要十分なパワーとなっています。
もっとパワーが欲しければハイブリッドなのでしょうか。
- モーターのサポートがある低速は十分なトルクがある
- エンジンが主体ではなくバッテリーが主体の車なので満足
- パワフルではないが高速、一般道ともに不足は感じない
- 必要十分な加速性能
- ガソリンの方が軽快かも
ヤリスクロスのハイブリッドも必要十分な加速性能といったイメージです。
モーターでの加速感はガソリンエンジンにはない魅力ですが、軽快感はガソリンが優れるといった評価もあります。
7位:トヨタ C-HR
2016年に発売され、スタイリッシュなデザインで人気SUVとなったC-HRは7位となっています。
C-HRのエンンジンには「1.2Lターボガソリン」「ハイブリッド」がラインナップされています。
ヤリスクロスよりもエンジン性能評価が低くなっているのは1.2Lターボです。
C-HRよりもコンパクトなボディのヤリスクロスは、よりパワーのある1.5Lエンジンなので当然でしょう。
- 刺激はないが、踏めばそれなりに加速して実用域で不満はない
- パワーもありターボの音もいい
- 余裕の無いパワーは外観とはかけ離れ遠出すると違和感を感じる
- 結構踏み込まないと流れに乗れない感じ
- ハイブリッドの方がストレスなく走れる
ターボとはいえ1.5トンの車重に1.2Lエンジンではパワー不足を感じる可能性が高いです。
街中をゆっくり走るには問題ないですが、スポーティな見た目とのギャップは感じます。
C-HRの場合はハイブリッドの方が楊宇ある走りが可能です。
- ス~ッと加速していつの間にかスピード出ている感じ
- 踏み込まないでも速度が出てるのはビックリ
- ハイブリッドらしい滑らかさとパワフルさ
- プリウスと同じなので普通
- 高速道路の登り坂はパワー不足のため苦手
C-HRのハイブリッドは1.8Lエンジンとの組み合わせとなります。これはプリウスと同じで、「なめらか」「スムーズ」「静か」といったキーワードでの評価となります。
街中走行は快適ですが、高速道路での加速シーンはパワー不足を感じるシーンもあります。1.8Lエンジンのパワー不足が原因ですね。
8位:トヨタ ライズ
ミニRAV4のイメージを持ったライズが8位となっています。
全長4m未満で1トン程度の軽量ボディに1.0Lの3気筒ターボエンジンが搭載されています。
エンジン性能評価ランキング1位のクロスビーと同じ設計ですが、評価は大きく差がつきました。
- 走り出し良し加減速良しで文句ない
- ターボとの相性も良く2人乗車+荷物なら充分
- 80km位まで不満なしだがワクワクもしない
- 高速走行での余裕はあまり無い
- 軽自動車に毛の生えた加速感
- 妙なターボラグが気になる
必要十分な加速性能だとの評価もありますが、「ワクワクしない」「余裕がない」といったネガティブなキーワードが見られます。
加速する時のターボラグが気になるといった評価も見られるので気になるところです。
9位:スバル XV
スバルのコンパクトクロスオーバーのXVが9位です。
エンジンラインナップは1.6L自然吸気エンジンと2.0Lマイルドハイブリッドです。
スバルとしてはかなり評価が低いイメージですが、やはり平凡なスペックの1.6L自然吸気エンジンの評価が低いのでしょうか。
- 1.6Lはトルクは細いが踏むと快適
- 1.6Lではパワー不足
- 郊外へ出るとパワー不足
やはり1.6L自然吸気エンジンではパワー不足を感じるシーンは多くなります。
スバルXVの人気は2.0L e-BOXERエンジンです。マイルドハイブリッドですが、パワー感は間違いなく2.0Lです。
- 山道や高速も問題なく力強く走ってくれる
- ボクサーエンジンへのこだわりはないが性能は良好
- モーターアシストが感じられ、一般道を走る限り不満なし
- エンジン始動になめらかさがないというのは若干のマイナス
- 加速でワンテンポ遅れたりギクシャク感がある
- モーターのみで発進加速しようとするとモッサリ感がある
e-BOXERは2.0L水平対向エンジンにモーターの組み合わせで、パワー感は1.6Lエンジンよりもあります。2.0Lのボクサーエンジンにモーターがアシストしてくれるので不満はないでしょう。
ただ、マイルドハイブリッドなのでモーターのパワーには期待できません。また、「ギクシャク感」があるといったネガティブな評価も見られます。
10位:マツダ CX-30
コンパクトSUVの中でエンジン評価が低いのはCX-30です。
スタイリッシュな外観や上質なインテリアで人気となっているCX-30ですが、エンジン性能評価が低くなっています。
CX-30のエンジンは2.0L自然吸気エンジンと1.8Lディーゼルの2種類です。
いずれもCX-3と同じエンジンが搭載されています。
CX-3では評価が高かった2.0L自然吸気の評価です。
- 大人4人でも過不足なく走る
- 高速道路の合流も踏めば気持ちよく加速してくれる
- 普通の2000ccのエンジンだなという印象
- 40Km位からの加速はまったりとしている
- それなりの加速で、すごく加速する感じではない
CX-30は車重が重いことが影響しているのか、過不足ないパワーといった評価になります。
期待のディーゼルの評価はどうでしょうか。
- ディーゼルで可もなく不可もなく
- 車外も車内で静かで上り坂もアクセルを踏み込むことなく進む
- 走りだしの加速がワンテンポ遅れる感がある
- 2.2Lディーゼルの鬼トルクと比較すると勝てない
CX-30のディーゼルエンジンもCX-3と比較すると評価は低くなっているイメージです。
車重の問題もありますが、CX-3よりも一クラス上の車格であるため、期待値とのギャップが原因でしょう。
価格帯も高くなるので、同じエンジンでも求めるレベルは上がっています。
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ミドルクラスSUVのエンジン性能満足度ランキング
全長が4600mm以上程度のミドルクラスSUVのエンジン性能に関するランキングを紹介します。
試乗やユーザーの方のエンジンに対する満足度なので、パワーと速さが基準のランキングではありません。
1位:マツダ CX-8
ディーゼルエンジンで評価の高いCX-8が1位となりました。
CX-8のエンンジンは「2.5L自然吸気」「2.5Lガソリンターボ」「2.2Lディーゼルターボ」の3種類がラインナップされています。
CX-8で最も人気のあるディーゼルエンジンの評価を紹介します。
- 1900kgの大物ボディでも軽々で走り出す
- 一般道では静かで、高速道路ではトルクモリモリ
- トルクが太いので時速90キロまではスポーツカー並みのに加速
- 音がうるさいという事は感じられない
- CX5と同じエンジンだが角が取れた感じでゆったり
やはり2.2Lディーゼルターボにパワー不足で不満を感じるといった評価はほぼ見られません。
3列シートで全長4900mmで車重1900kgとヘビー級ですが、最大トルクが45.9kgf・mと圧倒的なとるくの大きさでボディをグイグイ引っ張てくれます。さらに燃費が良いので評価が高くなるのは当然です。
CX-8のガソリンエンジンはどうでしょうか。2.5Lターボエンジンの評価です。
- 3000回転も回す必要がないくらいトルクフル
- ターボはトルクフルで上まで気持ちよく回る
CX-8の2.5Lターボエンジンは最高出力230psで最大トルクは42.8kgf・mと高スペックエンジンだけに評価は高くて当然といった感じです。
ただ、ディーゼルよりも車両価格が高く、燃費も悪いとなればディーゼルで十分と考えるでしょう。
パワー不足が懸念される2.5L自然吸気エンジンについてです。
- 結論としては街中、高速、山道において必要十分のパワー
- 25S(NA)も軽快で生活圏が平地であれば十分
- トルク感はやや細いが、吹けあがりの気持ち良さとパワー感は満足
- 山道は結構踏み込まなければ走らない
- 踏み込めばそこそこだが、やはり重さは感じる
2.5L自然吸気エンジンは190psとパワー的に問題はないですが、やはり走行シーンによってはパワー不足を感じる可能性があります。
CX-8は1番人気のディーゼル評価の高さにより、ランキングトップとなりました。
2位:マツダ CX-5
CX-8と同じエンジンが搭載されるCX-5が2位となっています。
CX-5は基本的にCX-8と同じエンジンが搭載されています。が、唯一違うのはCX-5には「2.0L自然吸気エンジン」がラインナップされていることです。
一番人気のディーゼルエンジンの評価です。
- とにかく凄いと思うのは上り坂の走り
- ディーゼルなのに高回転までスムーズに回る良いエンジン
- 室内からはディーゼル特有の音はかなり抑えられている
当然ですがCXー8ディーゼルとほぼ同じ評価です。ディーゼルとは思えないほどの静粛性も高い評価になっています。
CX-5が2位になっているのは2.0L自然吸気エンジンの評価が原因でしょう。
- 街乗りはスムーズで不満はないが、追い越し加速はパワー不足
- 地味な印象だが十分
- 弱い加速力ながらスムーズに加速していく
- 期待以上のものはなく、街中は不満はないが上り坂高速は物足りない
2.0L自然吸気エンジンでも街乗り中心なら必要十分に走ってくれるイメージです。
ただ、高速など長距離での使用が多いようなら、やはりディーゼルがおすすめになります。
2.0L自然吸気エンジンの評価が低いわけではありませんが、ディーゼルほど高くないのでCX-8よりも評価は低くなりました。
ただし、CX-8とCX-5は同率1位と考えて良いでしょう。
3位:三菱 アウトランダーPHEV
プラグインハイブリッドのアウトランダーPHEVが3位です。
プラグインハイブリッド(PHEV)は充電すれば電気自動車として使え、充電しなくてもハイブリッドとして走れるいいとこどりのシステムです。
アウトランダーPHEVは世界中で売れているプラグインハイブリッドのSUVです。
- エンジンとバッテリー電力を動員するスポーツモードは強烈な加速
- モーターの静かで力強い走りとエンジンとの協調制御がすばらしい
- EVならではのシームレスな加速と静粛性
- この価格帯では考えられない程快適で静かでパワフル
やはりEV走行での加速はエンジンでは味わうことのできない「パワフル」で「シームレス」「静か」な加速となります。
アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクが立ち上がるので加速は強烈です!
ただし、不満点もあります。
- 2000ccエンジンが始動すると不快な振動が伝わる
- エンジンがかかると煩わしく感じる
- モーター走行に慣れるとエンジン始動して欲しくないと感じる
モーター走行がパワフルかつ静かで快適なので、エンジンが始動すると不快感を感じてしまうというデメリットがあります。
以前は2.0Lエンジンだったのですが、マイナーチェンジで2.4Lエンジンに排気量アップしたことで、不満は経て散るイメージです。
4位:スバル レガシィアウトバック
2014年に発売されたレガシィアウトバックのエンジン性能の満足度ランキングは4位です。
発売から時間がたち古いモデルではありますが、エンジン評価は高めとなっています。スバルの年次改良で熟成されたエンジンに仕上がっていることもあるでしょう。
レガシィアウトバックのエンジンは2.5L自然吸気エンジンのみのラインナップです。
スペックは175ps、24kgf・mと平凡な数値ですが、水平対向エンジンらしさが評価につながっているイメージです。
- 数値で見るよりずっと能力の高いエンジン
- 加速もいいし、極低速トルクが強い
- スムーズな吹け上がりとアクセルに対するリニアな反応
- 低音のボクサーサウンドが心地良い
スバルのボクサーエンジンの吹け上がりや、アクセル操作に対するレスポンス、エンジンサウンドなど感覚的な部分の評価が高いエンジンです。スペックだけでは魅力が多いのがレガシィアウトバックです。
- 可もなく不可もなく
- 非力だけどゆったり走るだけならOK
- 首都高の合流などの加速時にCVT特有の違和感がある
レガシィアウトバックはスポーティに走れるSUVではありません。
パワフルなエンジではないですが、スポーティさを求めるならレヴォーグ選びます。ゆったりとしたツーリングを楽しむためにはちょうど良いパワー感なのでしょう。
5位:ホンダ CR-V
18年に日本で発売された北米で人気のCR-Vがエンジン評価5位です。
CR-Vのエンジンラインアップは1.5Lターボエンジンとハイブリッドとなっています.
まずはスポーツハイブリッドi-MMDに2.0Lエンジンが組み合わせられるハイブリッドの評価です。
- e-powerと従来のHVシステムのいいとこどりで秀逸
- モーターによる走行の滑らかさと加速時のトルク感が良い
- 交差点を曲がったところからの立ち上がりが非常にスムーズ
CR-Vのハイブリッドは、エンジンは主に発電機の作動に使われ、駆動はモーターが担当するため、モーター走行の気持ち良さを味わえることがメリットです。
- エンジン出力がもう少しあればベスト
- エンジンの高速回転領域でもう少し伸びやかさがあれば
- 静かなだけにエンジン音にもっと品が欲しい
モーター走行に対する評価は高いのですが、エンジンに対する評価が低くなっているのは残念です。
次にガソリンエンジンです。1.7トンのボディにターボとはいえ1.5L排気量のエンジンなので少々不安があります。
- 出だしの俊敏さはないが、1.5Lで190ps出せるエンジンはすごい
- 街中から高速まで力不足を感じることはない
- 少しもっさり感が出るように感じる
- 出足が弱くガソリンターボでは物足りない
1.5Lで190psの最高出力は優秀なエンジンではありますが、やはりパワー不足を感じるシーンはあるとの評価が多いです。
50万円以上の価格差ではありますが、パワー不足が気になるのならハイブリッドがおすすめです。
6位:トヨタ ハリアーハイブリッド
2020年にモデルチェンジし人気となったハリアーは6位となりました。
ハリアーのエンジンは「2.0L自然吸気エンジン」と「ハイブリッド」のラインナップです。
エンジン満足度評価が高いのはハイブリッドです。
- 大変心地よく、いざとなると素晴らしい加速を味わえる
- スタート、坂道、高速での追い越しもストレスなく余裕がある
- 下からトルクが出てて結構パワフル
- 走りだしの静粛性はクラストップ
ハリアーハイブリッドの加速性能にネガティブな評価は少なくなっています。静粛性が高く、ハリアーらしさを求めるのならばハイブリッドがおすすめです。
多少のネガティブな評価もあります。
- レクサスの方が静粛性は上
- 40~60km/hあたりのエンジンの低音と振動が気になる
ハリアーに求めるレベルの高さが不満点となっているレベルです。
ハリアーハイブリッドのエンジン満足度は非常に高くなっていますが、2.0L自然吸気のエンジンはどうでしょうか。
- 出足はもっさりしているが不満というレベルではない
- 高速を使わない方は必要十分
- 街乗り高速とも特に不足は感じないが
- 4人乗ると思わずアクセルを踏んでしまう
2.0Lの自然吸気は最高出力171ps、最大トルク21.1kgf・mとトルク不足が気になります。
評価も必要十分~パワー不足の間のイメージです。
ガソリンエンジンの評価の低さが、ハリアーのランキングが思ったより低くなった理由です。
ハイブリッドはガソリンよりも60万円高くなります。
ハイブリッドと2.0L自然吸気の間に、先代ハリアーのように2.0L直噴ターボエンジンのラインナップが欲しいところです。
7位:スバル フォレスター
質実剛健で本格派SUVのフォレスターは7位となりました。
昔から評価の高い水平対向エンジンですが、フォレスターのエンジン満足度評価は意外にも高くありません。
エンジンラインナップは「2.0L e-BOXER」のマイルドハイブリッドと「1.8L直噴ターボ」です。
まずはマイルドハイブリッドの評価を紹介します。
- この大きな車体に対してやはりマイルドHVでは荷が重い印象
- 間違いなくパワー不足
- 直噴エンジンは加速時など、がさつな音を感じる
- 50Km/h付近のギクシャク感と加速時の反応の悪さが気になる
フォレスターの問題はこのマイルドハイブリッドのパワー不足です。
スバルXVでもパワー不足との評価が多く見られたエンジンだけに、ひと回り大きいフォレスターでは尚更でしょう。
では1.8L直噴ターボの評価はどうでしょうか。
- 至って素直で全く違和感がない。シームレスな力感でとても好印象
- トルクたっぷりのエンジンで加速も楽しめる
- 1.8Lターボは正直想像以上の出来の良さ
1.8L直噴ターボは最高出力177ps、最大トルク30.6kgf・mと最高出力はそこそこですが、最大トルクが大きくトルク感たっぷりの加速が魅力です。
評価も高くなっています。最上級グレードのみの採用となるのが残念です。
8位:トヨタ RAV4
5代目で本格クロスカントリーモデルとなったRAV4は8位と低迷です。
ハリアーと同じ「2.0L自然吸気」と「ハイブリッド」のラインナップになっています。2020年6月にはプラグインハイブリッド(PHV)も追加されています。
今回はプラグインハイブリッド以外のエンジン性能ランキングでの順位です。
まずはハリアー同様に評価イマイチのガソリンエンジンの評価紹介です。
- 街乗り、高速道路でも必要十分
- ハイブリッドほどの急加速はしないものの十分な加速はある
- やはりこの車体に2.0Lエンジンは非力かなと感じる
- 山道や急勾配を登る時、踏み込まないとスムーズにいかない
- 踏み込んだ時のエンジンの吹き上げ音が大きく気になる
- トルクが低いので、オフロード走行では厳しい
RAV4のガソリンエンジンは必要十分な加速といったイメージです。が、やはりパワー不足を感じるシーンは多い可能性があります。
また、CVTの出来が悪いとの評価も見られます。
次いでハイブリッドの評価です。
- 総合パワーは申し分なし モーターのトルク感を十分に感じる
- かなりの上り坂でもうならずグイグイ登ってくれる
- エンジンは軽くよく回るがタコメーターが欲しい
- ハイブリッドがとても効果してて、静かで高級感を感じる
- 出足はゆっくりで、少々もたつき気味と感じる
RAV4のハイブリッドは静粛性やパワーばど高い評価になっています。高級感も感じる静粛性はハイブリッドの大きなメリットです。
ハリアーと同じエンジンですが、RAV4のランキングが下なのは、RAV4の方がガソリンの比率が高いことが原因です。
エンジン性能に関しては。基本的にハリアーと同じと考えて良いでしょう。
9位:日産 エクストレイル
2013年に発売されてモデル末期になってるエクストレイルが9位となりました。
エクストレイルのエンジンは「2.0L自然吸気」と「ハイブリッド」の2種類となります。
エンジン性能評価満足度ランキング低迷の理由は、147ps/21.1kgf・mとスペックの低い2.0L自然吸気エンジンのパワー不足です。
- 街乗りなら必要十分なトルクがある
- 街乗りであれば軽いタッチで進むのでストレスはない
- 高速道路等での加速は回転数が上がるのみで全然加速しない
- 踏めば走るが、加速時にエンジン音がうるさい
- エンジン音が安っぽい印象
街中普通に走るだけなら必要十分な加速との評価です。が、高速道路や上り坂ではパワー不足を感じることが多くなるイメージです。
エンジン音に対する評価が低いのもデメリットです。
ハイブリッドなら、41ps/16.3kgf・mのモーターが2.0自然吸気エンジンにプラスされているのでパワー不足はないのでは?
- モーターのアシストがあり、0スタート時はトルクが太い
- 急な山道や高速道路も楽々走れるし合流も楽
- モーターとエンジンの繋ぎは分からないくらいスムーズ
- とにかく低速域がギクシャクする
- モーター走行できる時間は比較的短い
エクストレイルのハイブリッドはモーターアシストの恩恵でパワー不足を感じるシーンは少ないとの評価です。
ただし、「低速時のギクシャク感」や「モーター走行が少なくエンジンがすぐ始動する」などの低い評価も多く見られます。
2013年発売の古いモデルなので、速めにモデルチェンジして新型エクストレイルにe-POWER搭載して欲しいところです。
エンジン性能評価・満足度が高いSUVランキングまとめ
コンパクトSUVでのエンジン性能評価。満足度ランキング
- クロスビー
- キックスe-POER
- エクリプスクロス
1.0L直噴ターボのクロスビーに、1.5L直噴ターボのエクリプスクロスといった直噴ターボの評価が高くなっています。
また、新しい電気自動車のカタチとして人気となったe-POWERもランクインと新しいエンジンの評価が高くなっています。
ミドルクラスSUVのランキング
- CX-8
- CX-5
- アウトランダーPHEV
ミドルクラスSUVは重いボディとなるため、トルクの大きいディーゼルエンジンの評価が非常に高くなってします。
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