マツダのCX-8は3列シートを備えるSUVです。
マツダはかつて、プレマシーやビアンテといった3列シートのミニバンを販売していましたが、現在では廃止となっています。
かつてのマツダミニバンユーザーの3列シート需要にも対応できるように、3列シートのCX-8が2017年発売されています。
↑CX-8の内装
CX-8は3列シートを備えるSUVですが、同じく3列シートのミニバンと購入を悩むこともあるでしょう。
特にボックスタイプでない走行性能の高いミニバンはCX-8のライバルになりえます。
目次
CX-8のライバルとなるのはホンダミニバンのオデッセイ
CX-8のライバルとなるミニバンの筆頭はオデッセイです。
現行オデッセイは2013年に発売されていますが、2020年11月にマイナーチェンジが実施されています。
マイナーチェンジでフロントマスクのデザインが大きく変更されています。
迫力あるフロントフィスになっていますが、威圧感は抑えられているデザインです。アルファードのようなオラオラ感は感じません。
CX-8のライバルという理由の一つにボディサイズがあります。
CX-8 | オデッセイ | |
全長 | 4,900mm | 4,855mm |
全幅 | 1,840mm | 1,820mm |
全高 | 1,730mm | 1,695mm |
CX-8の方が3サイズいずれも大きいですが、同じようなボディサイズです。
同じミニバンでもアルファードだと全高が1,935mmとかなり背が高く、走行性能は大きく違ってきます。
CX-8とオデッセイの室内スペースが広いのはどっち?
ボディサイズはCX-8が若干大きくなっていますが、室内スペースはどうでしょうか?
CX-8 | オデッセイ | |
室内長 | 2,690mm | 2,920mm |
室内幅 | 1,540mm | 1,560mm |
室内高 | 1,250mm | 1,300mm |
室内のスペースはオデッセイの方が広いです。
SUVとミニバンとではボディ形状が違っているので、オデッセイが広いのは当然かもしれません。
特に室内長はボンネットの長さの違いが、そのまま室内の長さの違いになっています。
CX-8とオデッセイの乗車定員の違い
CX-8もオデッセイも多人数乗車することを目的として購入しますよね。
CX-8とオデッセイは乗車定員に違いがあります。
- CX-8:6人乗り、7人乗り
- オデッセイ:7人乗り、8人乗り
CX-8は3列目のシートはすべて2人乗りで、2列目シートが3人乗りか、2人乗りのキャプテンシートの設定になっています。
↑CX-8 6人乗り
オデッセイは3列目のシートがCX-8が2人乗りシートに対して、3人乗りシートになっています。
室内スペースの広いオデッセイだから可能な設定です。
2列目はCX-8と同じく、3人乗りか、2人乗りのキャプテンシートとなっています。
↑オデッセイ3列目シート
8人乗るシーンがある方は、必然的にオデッセイを選ぶことになります。
CX-8とオデッセイの2列目シートの比較
CX-8もオデッセイも多人数乗車前提なので、2列目シート以降が重要になります。
両車ともに3人乗りシートと2人乗りのキャプテンシートが選べます。
CX-8のセカンドシートは3種類が用意されます。
- キャプテンシート&セカンドシートアームレスト付コンソール
2列目シートを最も快適に過ごせるパターンです。
キャプテンシートの中央に大型のアームレストが装備されていて、セカンドシートでゆったりくつろぐことができます。電動スライド&リクライニング機構、シートベンチレーション機能が搭載されています。
ベンチレーション機能とはシートにファンが搭載されているので暑い夏場でも快適に過ごすことが出来る機能です。特にレザーシートは夏場暑くてむれるので便利な機能です。
キャプテンシートなので2名しか乗れないですが、ウォークスルーができないという贅沢な仕様です。
- キャプテンシート&アークレスト(センターウォークスルー)
ウォークするーできるベーシックなキャプテンシートです。
角度を調整できるアームレストを左右シートの中央に装備されています。
一部のグレードは、前席大型コンソールボックス後端にカップホルダーと充電用USB端子がそれぞれ2つずつ装備されています。
- 6:4分割可動式ベンチシート
7名乗車ならこのベンチシートを選ぶしかありません。
セカンドシートとサードシートを倒せば、ベンチシートならではの連続した広いフラットスペースができるというメリットがあります。
オデッセイの2列目シートも3人乗りと2人乗りが設定されてます。
オデッセイの魅力は2人乗りです。
7人乗車の「プレミアムクレードルシート」の快適性は別格です。
背もたれを倒すと連動して座面前部が持ち上がり、姿勢を優しくホールドしてくれます。ロングスライド機能や背もたれの中折れ機構、オットマンも付いたまさに特等席になっています。
リビングの豪華なソファがセカンドシートになっているイメージです。
オデッセイの2列目シートは8名乗車することがないのなら、絶対ベンチシートの「プレミアムクレードルシート」を選ぶべきです。
抜群の快適性と非常に高い評価になっています。
2列目シートの快適性ではオデッセイが有利です。
CX-8とオデッセイの3列目シートの比較
CX-8やオデッセイの購入を検討する方は、3列目シートは頻繁に利用しない方でしょう。
大人が頻繁にサードシートを使うという方は、アルファードなどのミニバンの方が向いていると思います。
CX-8のサードシートは2人乗りシートとなっていて、使わない時は前に倒しておくことができます。
サードシートのスペースは足元、頭上ともに170cmぐらいまでの大人ならそれほど狭くなく、長距離移動でも疲労感なく過ごすことができると評価されています。
3列目シートはタイヤの上にありますが、静粛性も高くSUVの3列シートの中ではトップクラスの快適性です。
ただし、サードシートの乗り降りに関しては7人乗り仕様など2列目シートを倒さないといけないなど、ミニバンのようなスライドドアでないデメリットがあります。
オデッセイの3列目シートは3名乗車が可能になっています。スペースも十分ありますが、さすがに大人3人乗ると2列目シートが快適なだけに狭く感じます。
メリットは3列目シートは床下にしまえることです。CX-8よりも使わない時の利便性が高くなっています。
また、リクライニング機構を備え、背もたれの角度を1席ごとにずらすことができます。が、中央の席はやはり狭いかと・・・
ただ、3列目はタイヤの上ということで、条件によっては、揺すられたり跳ねることもあるとの評価もあります。
3列目シートも使い勝手や広さ含めてオデッセイが有利です。
CX-8とオデッセイの内装(インテリア)はどちらが高級で上質?
CX-8、オデッセイどちらも、上級タイプのSUV・ミニバンになります。
内装についてはどっちが高級感・上質感があるか?
ユーザー評価を参考にしてみます。
結論から言うと内装(インテリア)はCX-8の評価が圧倒的に高いです。
↑CX-8
- 高級感あふれている
- ナッパレザーは最高
- シックで落ち着いたデザイン
- 価格以上に上質
CX-8の内装は高い評価が多いです。ナッパレザー装備のグレードも人気となっています。
ただし、細かい収納が少ないといった欠点もあるようです。
↑オデッセイ
- 実用車としてなら不満はない
- ライバルと比較すると見劣りする
- 素材が安っぽい
オデッセイの内装には賛否両論といったイメージです。
オデッセイは2013年に発売された古いモデルなので、CX-8と比較すると少々古臭い内装(インテリア)に感じます。
CX-8のディーゼルエンジンとオデッセイのハイブリッドの比較
CX-8の中心的エンジンは2.2Lディーゼルエンジンで、オデッセイはハイブリッドになります。
エンジンスペック比較
CX-8ディーゼル | オデッセイハイブリッド | |
最高出力 | 200ps/4000rpm | 145ps/6200rpm |
最大トルク | 45.9kgf・m/2000rpm | 17.8kgf・m/4000rpm |
モーター最高出力 | 184ps | |
モーター最大トルク | 32.1kgf・m |
CX-8とオデッセイともに車重は1800kgオーバーの重量級ですがパワーは十分です。
オデッセイのハイブリッドはシステム最高出力は200ps程度はあるとされています。
CX-8のディーゼルエンジンは45.9kgf・mという大きなトルクがわずか2000rpmで発生することから、街中走行でのスタートから楽々加速してくれます。ディーゼルのトルク感は病みつきになります。
オデッセイのハイブリッドはエンンジンは2.0Lガソリンで平凡なエンジンですが、
- EVドライブモード
- ハイブリッドモード
- エンジンドライブモード
と、走行状況によってモーターとエンジンが3つの組み合わせで作動してくさます。
特にアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発生するEVモードのモーターの加速は病みつきです。
CX-8のディーゼル、オデッセイのハイブリッド、いずれも病みつきになる加速が魅力です。
ただし、オデッセイハイブリッドは発電用となっている2.0Lガソリンエンジンの評価があまり高くありません。
EV走行での加速は滑らかそのものですが、エンジンかかるとエンジン音がうるさく煩わしいと言われています。
ディーゼルとハイブリッドの燃費比較
ディーゼル、ハイブリッドともに燃費性能の高いエンジンです。
CX-8ディーゼル | オデッセイハイブリッド | |
WLTCモード燃費 | 15.8km/L | 20.2km/L |
市街地モード | 12.7km/L | 19.7km/L |
郊外モード | 15.5km/L | 21.8km/L |
高速道路モード | 17.9km/L | 19.8km/L |
エンジン特性で、ディーゼルは高速道路などの長距離運転で燃費が良くなり、ハイブリッドは市街地で燃費が良くなる傾向があります。
高速域になればなるほどディーゼルが有利になり、ストップ&ゴーが多い場所ではハイブリッドが有利です。
この条件にプラスして軽油の安さを考慮すると、走行条件によってどちらが維持費お得かは変わってきます。
ディーゼル、ハイブリッド以外のエンジン
CX-8にはディーゼル以外にも2つのガソリンエンジンがラインアップされています。
- 2.5Lガソリン(190ps、25.7kgf・m)
- 2.5Lガソリンターボ(230ps、42.8kgf・m)
オデッセイはハイブリッド以外はガソリンエンジン1種類のみです。
- 2.4Lガソリン(175ps、22.9kgf・m)
CX-8にはターボエンジンがラインアップされていて、非常にパワフルなエンジンと高い評価になっています。
CX-8とオデッセイ両方に自然吸気エンジンが用意されています。
CX-8の方がパワフルなエンジンになっていますが、どちらも必要十分といったイメージです。
オデッセイは価格が高いのでCX-8がお買い得
CX-8とオデッセイどっちを買うか?で大事な要素は「価格」です。
- CX-8ディーゼル(FF):337万円~476万円
- オデッセイハイブリッド(FF):419万円~458万円
オデッセイハイブリッドはスタート価格が400万円を超えていますが、CX-8ディーゼルは337万円と300万円前半の車両価格になってます。
スタート価格はあくまでもスタンダードグレードです。
CX-8の人気グレードのプロアクティブSパッケージでも399万円の車両価格です。
確実にCX-8の方がコスパ高いです。
CX-8とオデッセイ買うならどっち?のまとめ
結論はCX-8です!
2列目シートの快適性はオデッセイが若干上で、3列目シートもオデッセイが若干上でしょう。
ただし、エンジンや乗り心地、高級感などはCX-8が上と感じます。
2列目、3列目シートの快適性を重要視するのなら、当然ですがアルファードを買うべきです。
3列目シートはあくまでもメイン使いではなく補助として使用し、ドライバーであるお父さんは運転を楽しむという選択肢で考えるとCX-8の方がコスパも良くおすすめです。
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