軽自動車の車種別紹介

2019年ワゴンR・スティングレーの試乗・クチコミは燃費と乗り心地で高評価

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一昔前までは、軽自動車と言えばワゴンRといわれるぐらいの存在でしたが、今では軽自動車の代表格はN-BOXに奪われてしまいました。

ワゴンR

それでも2017年にモデルチェンジした新型のワゴンRは、スズキの意地ともいえる程の高い仕上がりとなっていて、評価も高く販売台数もハイトワゴンの中ではかなり健闘しています。

ワゴンRの直接的なライバルは全高1600mm~1700mmのハイトワゴンで、ムーヴやN-WGNなどになります。最近ではハイトワゴンでは唯一の両側スライドドアを採用した、ムーヴキャンバスがかわいくレトロなデザインで人気となっています。

室内空間ではN-BOXなどのスーパーバイトワゴンには劣りますが、正直ワゴンRでも十分と思える室内空間ですし、走行性能はスーパーハイトワゴンよりも安定性が高く燃費も良いので、ベストバランスと言えるのではないでしょうか?

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ワゴンRとスティングレーの実燃費評価はマイルドハイブリッドのおかげで高い

ワゴンRで最も高い試乗・クチコミ評価を得ているのは実燃費の良さです。

ワゴンRにはマイルドハイブリッドが採用されています。プリウスのようにモーターだけでの走行はできませんが、クリープ走行ならモーターだけでの走行は可能ですし、エンジンの補助的にモーターが働いてくれるので、加速の時にアクセルの踏み込み量が減り、燃費向上に貢献してくれます。

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カタログ燃費をライバルと比較すると

  • ワゴンR(FF):28.4km/L(ターボ)~33.4km/L(NA)
  • ムーヴ(FF):27.4km/L(ターボ)~31.0km/L(NA)
  • N-WGN(FF):26.0km/L(ターボ)~29.4km/L(NA)

カタログ値の燃費だけ見てもワゴンRの燃費の良さがわかります。

それでは、実燃費はどうでしょうか?一部クチコミの抜粋をみてみます。

  • アクセルを優しく踏むとモーターはアシストしませんが、もう少し踏むとアシストして回転数もそんなに上がらないのに、モーターが優しく応援してくれるという感じ。
  • ノンターボで、坂道多くそこそこ燃費の悪い運転をしても22km/Lだったので満足。
  • スタッドレスタイヤ装着、街乗りで16km/L、遠出して23km/L。4WDだからこんなもの?
  • 燃費は、市内走行で16km/L程度、長距離で最大23km/L、高速で20km/L。
  • アイドリングストppyとエアコンONの数字で、一般道で20km/Lちょっと、高速だと18-19km/Lくらい。ターボでこれだけの燃費なら満足。
  • 通勤や買い物中心で15km/L前後、高速走行で23km/L前後(ターボ)

実燃費に関しては、運転の仕方や走行条件によって大きく違ってくるので、クチコミなどの情報は参考程度に見る方が良いと思います。

低燃費に大きく貢献してくれるアイドリングストップですが、エンジン再始動の時の振動や音って気になりませんか?

ワゴンRはこのアイドリングストップの再始動がものすごく静かと評価が高くなっています。市街地での走行は頻繁にアイドリングストップするので、これは高評価に値しますね。

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ワゴンRとスティングレーは乗り心地が良いと評価

運転している自分だけでなく、同乗者も気になるのは乗り心地です。ハンドリングなどの走行性能や加速感は、同乗者はあまり感じることではないかもしれませんが、乗り心地はちがいます。子供や奥さんが車酔いしてしまうかもしれませんし、お年寄りの方はなど、腰痛に悩まされるかもしれませんね。

結構大事な乗り心地ですが、ワゴンRの乗り心地は評価高いです。

  • 新プラットフォームは強さの中にしなやかさがあって路面のギャップなどの入力をボディが柔軟にいなしているのがわかる。
  • 路面の段差のいなしかたがいい。
  • 路面の凸凹は伝わってくるが、少し大きめの段差をうまく吸収してくれて、ハンドルも変にとられない。
  • 新型は荒っぽさが払拭され、普通車と同等レベル。
  • リアサスがトーションビームに変わり、ホイールベースが伸びて乗り心地が良くなったと思う。
  • 後部座席の乗り心地が改善されている感じ。
  • シートも硬めで疲れにくい。
  • ロードノイズが少なく乗り心地が良く、長距離でも疲れない。
  • 柔らかいN-BOXに対して、しなやかという表現がピッタリ。路面の凸凹を見事に吸収している。

ワゴンRは路面の凸凹をうまく吸収してくれて、乗り心地が「しなやか」で良いと非常に高い評価です。

また、エンジンが静か、ロードノイズが抑えられているなど、静粛性に関しても高評価。

新型ワゴンRは新開発プラットフォーム「HEARTTECT(ハーテクト)」が採用されています。この新プラットフォームの採用によって、車両重量は先代から20kgほど軽量化されています。

この新プラットフォームがワゴンRの乗り心地の良さに大きく貢献できているのでしょう。

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ワゴンRのエンジン性能・パワー・加速は?

ワゴンRのエンジンで注目はマイルドハイブリッドの採用です。

ISG(モーター機能付発電機)によって発電しバッテリーに充電されて、その電力を活かして、クリープ走行時にはモーターのみで走行し、加速時にはモーターでエンジンをアシストしてくれるシステムです。

このマイルドハイブリッドは、燃費の向上だけでなく、エンジンパワーにも影響してきます。

  • エンジン最高出力(NA):52ps + モーター最高出力:3.1ps
  • 最大トルク(NA):6.1kgm + モーター最大トルク:5.1kgm

このモーターのわずかながらのアシストが体感にエンジン性能の良さや加速感につながっているのでしょうか?

  • モーターのアシストや新軽量プラットフォームの相乗効果もあってパワフルな走行。
  • 軽ワゴンの中では確実にトップクラス。アシスト力がそこそこ感じられるレベルになっている。
  • ターボなしだと高速道路では唸る。街乗りではエンジン音が低く抑えられている。
  • 静かで滑らかだが、加速はいまいち。エンブレが良く効く。
  • 高速走行で3000回転付近からは頭打ち。市内走行ではハイブリッド効果なのか、不満は感じない。

紹介したのは、ノンターボのクチコミの一部を紹介しています。

やはりモーターの恩恵を感じている人は多いイメージです。が、市街地走行では問題ないものの、高速走行になると、パワー不足を感じるクチコミ・試乗評価が多くなっています。

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ではターボエンジンはどうでしょうか?

  • 2000回転くらいから十分なトルクがでて、一般道ではアクセルを踏み込まなくてもスムーズな加速で気持ちのいい走行。高速でも印象は変わらず、少しアクセルを踏み込めば気持ち良く加速していく。
  • エンジンは静かで踏み込めばターボの力強さも味わえる。
  • ターボやモーターのアシストもあって、平坦な道だとアクセルを踏み込むことはほとんどない。

さすがにターボになると高速道路での走行にも余裕があるようです。もちろんターボエンジンでもモーターアシストの恩恵を感じるシーンは多くあるようです。

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ただ、ターボエンジンはノーマルボディではラインアップがなく、スティングレーでしか買うことが出来ないのが欠点です。

ワゴンRのターボは高くつくのは残念です・・・。これは、スペーシアも同じ状況なんです。スズキのラインアップの見直しをお願いしたいところです。

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ワゴンR・ワゴンRスティングレーのハンドリング・安定性の評価は?

エンジン性能は、マイルドハイブリッドのおかげもあって高い評価のワゴンRですが、ハンドリングや走行安定性などの走行性能の評価はどうでしょうか?

  • コーナーで傾きをほとんど感じないし、シテアリングはどっしりと安定している。
  • スライドドアのワゴン車とは違い。車高がやや低めで重心が低くカーブの時に振られる感じがない。セダンの感覚に近い。
  • ステアフィールは格段に良くなっている。まっすぐ走りやすいし曲がりやすい。
  • コーナーリング時のロールが少なく、オーバースピード気味でもあっさり曲がってくれる。
  • 高速走行はドッシリ安定とはいかないが、直進性は必要十分。
  • 動力性能に対して制動力が不満。もう少し力が欲しい。
  • 高速道路では期待していた直進安定性が意外と希薄。チョコチョコとハンドル修正が必要。

ワゴンRの走行性能の評価は概ね好評です。

新プラットフォームとスーパーハイトワゴンよりも低い全高が、走行安定性やコーナーリングで高評価につながっているイメージですね。

ただ、高速道路での走行には多少の不安もあるようですが、ワゴンRに限った現象ではないと思います。高速走行での安定性は、ステアリングアシストも搭載されているN-BOXが圧倒的に有利になりますね。

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ワゴンR・ワゴンRスティングレーの価格・コストパフォーマンスの評価は?

維持費含めて軽自動車で気になるのはやはり価格ではないでしょうか?

ただ、安いだけはなく、大事なのはコストパフォーマンスです。ワゴンRの価格帯は幅広く設定されているので、コストパフォーマンスの評価は高めなイメージです。

  • ワゴンR:107万円~177万円
  • ムーヴ:111万円~174万円
  • N-WGN:109万円~170万円

107万円からという安い価格からの設定なのは、コスパの高さにつながっているかもしれません。ただし、ベースグレードにはマイルドハイブリッドや自動ブレーキなどの安全装備は採用されていません。余計な装備はいらないので安く買いたい人には嬉しい設定だと思います。

最近の軽自動車は、標準装備に自動ブレーキが装着されるなどしているので、かなり車両価格が高く設定されているケースが多く見られます。必要ないと感じる装備まで標準装備されていて高いお金を払うよりも、オプション設定になって必要な装備だけをつける方がコストパフォーマンスは高く感じると思うのですが。

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ワゴンR・ワゴンRスティングレーはスタイリングデザインの評価は良くない?

ワゴンRには、ノーマルに2つとスティングレーと3つの顔のスタイリングデザインがラインアップされています。

ワゴンR

↑ベーシックグレード(FA・FX)

↑ノーマル上位グレード(FZ)

ワゴンRスティングレー

↑スティングレー

スタイリングデザインは個人の好みの問題ではありますが、3つのキャラクターがあるワゴンRのスタイリングデザインの評価は高くありません。

  • ゴツくてかわいい。N-BOXやムーヴの外観は苦手。
  • FZは先代スティングレーを思わせるデザインでかなり好み。
  • 雑誌で見た印象は良くなかったが、実際は思っていたほど悪くない。
  • アルト、ハスラー、イグニスなどで発揮された攻めの姿勢が感じられず、万人受けな感じ。

ノーマルボディのクチコミ評価の一部ですが、写真写りが良くなく、実写はそれほど悪くないと言ったクチコミがいくつか見られます。

また、ワゴンRがベースとなっているハスラーのデザイン評価が高いので、ワゴンRはつまらないという評価になっているイメージです。

見た目がウリのスティングレーではどうでしょうか?

  • シボレー風のいかついフロントマスクが気に入った。唯一好きになれなかったテールも見慣れてくると好きになれそう。
  • フレンチブルドッグのようなぶちゃ可愛い。
  • 最初は不細工だと思ったが、今はぶちゃ可愛い。
  • 先代の方が好みだったが、悪くなく、今は気に入っている。

スティングレーは結構攻めたデザインで、ノーマルボディよりも評価は高めです。

ぶちゃ可愛いという表現がいくつか見られます。なんとなく納得の表現ですね。

また、アメ車っぽさがあって、シボレーをイメージさせるとのクチコミも多く見られます。前にスズキとシボレーは提携してコラボしたモデルも発売されていたので、その名残ですかね。

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ワゴンRは自動ブレーキなどの安全装備が充実

軽自動車でも当たり前となっている安全装備ですが、ワゴンRも普通車並みの充実ぶりです。

  • デュアルセンサーブレーキサポート(歩行者対応)
  • 誤発進抑制機能
  • 車線逸脱警報機能
  • ふらつき警報機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • ハイビームアシスト
  • 全方位モニター用カメラ
  • ヘッドアップディスプレイ

ワゴンRの注目は全方位モニターでしょう。

狭い路地や左右の見通しの悪い交差点などで、前後の左右180°がワイドに映し出されます。また、狭い道での対向車とのすれ違いなどでは、助手席側のサイド映像が映し出されます。

運転に自信のない人でも、像をモニターで確認しなが運転できるので安心感がちがいます。

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ワゴンR・ワゴンRスティングレーの試乗・クチコミ評価まとめ

軽自動車といえばワゴンRと言われるほどの存在でしたが、今ではN-BOXが軽自動車の主役になっています。

ただ、ワゴンRの魅力もまだまだあって、燃費とコスパの評価は非常に高くなっています。燃費もコスパも軽自動車の本質ですよね。

N-BOXは確かに軽自動車の枠を超える程のいいクルマではありますが、価格も軽自動車の枠を超えています。

軽自動車として買える程度の価格設定でいい軽自動車のワゴンRは、個人的にはやはり軽自動車の王道のように感じます。

スーパーバイトワゴンほど広くなくても良いという人にはワゴンRは評価が非常に高くおすすめです。

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