軽自動車は規制によってかなりコンパクトなボディサイズになっています。軽自動車に乗る方の中にも、荷物をたくさん積んで出かけるシーンもあると思います。
意外と見逃してしまいがちで、購入してから荷物があまり積めずに苦労する前に、荷室(トランク)スペースの広さも調べておくと良いです。。
ボディタイプ別に荷室スペース(トランク)をランキングします。
目次
荷室スペースが一番広いスーパーハイトワゴンはN-BOX
スーパーハイトワゴンは、広い室内空間が魅力で軽自動車の中で一番人気となっているボディタイプですが、荷室スペースも広く有効に使えるのも魅力です。
まずは荷室スペース(トランク)のサイズを比較します。
モデル | 高さ | 幅 | 奥行 | 最大 奥行 |
N-BOX | 1160 | 900 | 410-600 | 1520 |
ウェイク | 1140 | 875 | 320-560 | 1450 |
eKスペース/eKクロススペース | 1075 | 880 | 340-660 | 1450 |
スペーシア | 1100 | 850 | 300-510 | 1350 |
タント | 1065 | 875 | 260-500 | 1350 |
*単位mm 2020年 軽自動車のすべて参照
奥行はリアシートスライドを最後部にした場合と、最も前にした場合の数値です。最大奥行は、リアシートを倒した状態での数値になっています。
スーパーハイトワゴンの荷室の広さランキングで一番はN-BOXになります。
N-BOXの強みは1,160mという高さにあります。ボディサイズならウェイクですが、スペース効率の良さでN-BOXがラゲッジスペースNO1となっています。
スペース効率なら断然N-BOXが一番です。
N-BOXなら4名乗車でも、日用品のまとめ買いや小旅行の荷物を積み込むことが可能です。
スペーシアは室内高が1410mmとN-BOXの1400mmを上回る高さを誇っていますが、トランクの高さではN-BOXよりも劣ります。
これはN-BOXのセンタータンクレイアウトの恩恵です。通常後席の後ろにあるガソリンタンクを薄型にして、前席の下に配置することで荷室の床を低くするレイアウトです。
また、センタータンクレイアウトのおかげで荷室の開口部までの地上高が47cmと、スペーシアの51cmよりも低くなっています。重い荷物の積み下ろしが楽になります。
全高が最も高く、広さが自慢のウェイクは荷室のスペース高はN-BOXに劣りますが、ウェイクは床下トランクがあって、この床下トランクも活用すると、1485mmという非常に高いスペースが使えます。
↑ウェイクイメージ
ウェイクは他に、リアシートを畳んだ時の最大奥行が1450mmとかなり広いスペースが活用できます。
広い荷室の軽自動車ランキング1位はワンボックスタイプ!
荷室(トランク)はスーパーハイトワゴンも広いですが、ワンボックスタイプにはかないません。
ワンボックスタイプは、キャブオーバーといわれ、乗員スペースがエンジンの上にあり、全高も1,900mm程度と非常に高いので、スペース効率は軽自動車NO1です。
モデル | 高さ | 幅 | 奥行 | 最大 奥行 |
N-VAN | 1365 | 905 | 760 | 1550 |
エブリイワゴン | 1160 | 1280 | 770 | 1850 |
アトレーワゴン | 1110 | 1220 | 860 | 1840 |
ハイゼットカーゴ | 1200 | 1350 | 1030 | 1860 |
*単位mm 2020年 軽自動車のすべて参照
この4台の中でN-VANだけはキャブオーバータイプの版ではなく、ホンダのN-BOXベースのバンになっています。
↑N-VAN
N-BOXの全高が1790mmに対してN-VANは1945mmとかなり高くなっています。
N-BOXベースと言うことで、センタータンクレイアウトの恩恵で商用バンタイプの中でも荷室の高さはNO1です!
また、N-VANは運転席を残してすべてフラットに格納できるのが大きな魅力です。
ただ、荷室の最大奥行に関しては、エンジンが座席の下にある分、前方のエンジンスペースがないキャブオーバーには勝てません。
荷室の広さで言うとハイゼットカーゴが一番広いですね。商用車でも良く使われています。
↑ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴは郵便局にも使われていますね。バリバリの商用バンです。このハイゼットカーゴにエアロパーツやアルミホイールを標準装備し、乗用タイプにアレンジしたのが「アトレーワゴン」になります。
ただ、ハイゼットカーゴは2004年、アトレーワゴンは2005年発売のモデルなので、かなり古さは目立ちます。
荷室の広さではハイゼットカーゴに負けますが、スズキのエブリイワゴンは2015年発売の新しいモデルになります。
↑エブリイワゴン
キャブオーバーのバンは、絶対的な積載量や車内泊などには最適なので、空間を最大限活用したい方にはおすすめとなります。
ただ、かなりの高重心で走行安定性が悪いことと、快適性がスーパーハイトワゴンには遠く及ばないことは大きな欠点です。
積載性と快適性のバランスをあるていっど取りたい人には「N-VAN」がおすすめとなります。
ハイトワゴンではN-WGNが1番荷室が広い
スーパーハイトワゴン程の広さは期待できませんが、ほどほどの居住スペースと荷室スペース(トランク)になります。
それでも荷物を積シーンも多くあるボディタイプなので、空間効率はとても大切です。
モデル | 高さ | 幅 | 奥行 | 最大 奥行 |
N-WGN | 1060 | 960 | 320-585 | 1410 |
デイズ | 895 | 870 | 365-535 | 1370 |
ワゴンR | 910 | 870 | 290-460 | 1330 |
ムーヴキャンバス | 855 | 880 | 340-580 | 1340 |
ムーヴ | 820 | 890 | 320-565 | 1300 |
eKワゴン/eKクロス | 875 | 875 | 370-540 | 1300 |
N-ONE | 880 | 880 | 520 | 1350 |
*単位mm 2020年 軽自動車のすべて参照
総合的な荷室の広さではN-WGNが一番おすすめとなります。
N-WGNの荷室の特徴はN-BOXと同じく床が低いことです。天地方向にゆとりがあります。
荷室の高さがあるので、備え付けのボードを使えば上下で積み分けが可能になります。
ボードの高さが、ショッピングカートの高さとほぼ同じに設定されているので、カートから荷室への荷物の移し替えが楽にできる設定のようです。
ムーヴキャンバスの荷室(トランク)も使い勝手が良いです。
通常時の奥行は340mmですが、リアシートは左右分割の240mmロングスライドとリクライニング機構が標準装備されているので、580mmとN-WGN並みの奥行を実現することができます。
N-ONEは見た目はハイトワゴンというよりもセダンタイプに近い雰囲気ですが、荷室が狭いわけではないです。さすがホンダのNシリーズです。
ただし、リアシートがスライドしないので自由度は少ないのが大きな欠点です。
軽SUVタイプの荷室(トランク)は広くない
荷物をたくさん積んでアウトドアシーンで乗り回す!といった使い方が本来のSUVです。
個性的なスタイリングで人気となっている軽自動車のSUVですが、荷室の広いさはどうでしょうか。
モデル | 高さ | 幅 | 奥行 | 最大 奥行 |
ハスラー | 870 | 890 | 300-450 | 1360 |
ジムニー | 850 | 1300 | 240 | 1090 |
*単位mm 2020年 軽自動車のすべて参照
ハスラーはSUVといってもハイトワゴンに近い存在なので荷室のスペース効率は良くなっていて、ワゴンRなみの使い勝手の良さです。
2020年6月に発売されたダイハツのタフトもハスラー対抗のSUVとなります。
↑タフト
荷室スペースのデータはないのですが、タフトはスペース効率の高いモデルです。
タフトの大きな欠点は後席にスライド機能が装備されていないことです。
ラゲッジスペースのアレンジが圧倒的に少なくなるので、ハスラーと比較すると不利です。
2018年にモデルチェンジされたジムニーは、オフロード走行を楽しむ軽自動車です。フル乗車でレジャーに出かけるイメージではないですね。
ジムニーの使い方は2名乗車までで、リアシートを畳んで荷室を広く使うことを前提に考えるとかなり広いスぺースを活用できます。
軽自動車のSUVは、そこそこの悪路走破性はあるものの、スタイリング重視で積載性の実用性では、ハイトワゴンの方がおすすめになります。
セダンタイプの荷室の広さは・・・
セダンタイプの軽自動車に積載性能を求めてはいけませんが、小さなボディでもスペース効率の高い方が良いですよね。
モデル | 高さ | 幅 | 奥行 | 最大 奥行 |
ミラトコット | 810 | 900 | 400 | 1220 |
アルト | 780 | 900 | 420 | 1340 |
アルトラパン | 770 | 900 | 430 | 1320 |
ミライース | 750 | 890 | 360 | 1250 |
*単位mm 2020年 軽自動車のすべて参照
セダンタイプは後席がスライドしないので空間のアレンジができません。よって荷室の奥行が結構重要になってきます。
2018年6月に発売されたミライースの派生車であるミラトコットは、荷室の高さに余裕はありますが、奥行については他のセダンタイプよりも不利になっています。居住空間の足元スペースを優先した結果でしょう。
同じような荷室の広さではありますが、ミライースが少し狭いですね。
セダンタイプは普段使いの足に、1~2名乗車で利用するのが一番のおすすめです。
軽自動車の荷室(トランク)の広さ
軽自動車で荷室スペース(トランク)を最大限に活用するのなら、おすすめは断然ワンボックスタイプです。商用なので当たり前かもしれませんが・・・。
ただ、ワンボックスタイプは荷室の広さを最優先にしてあるので快適性はイマイチです。
そうなると、やはりスーパーハイトワゴンが居住性と積載性のバランスが良く、さらに快適性も高いので現実的にはおすすめです。
スーパーハイトワゴンではN-BOXが一番のおすすめです。
N-BOXよりもっと広さを求める方にはN-VANがおすすめになります。
室内空間とも合わせて検討してみてください。
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