乗り降りしやすいミニバンは！？ステップ高とシート高で比較

乗り降りのしやすさは、ミニバンを選ぶ上でクルマへの乗り降りのしやすさは重要です。

保有している期間、一体何回乗り降りするでしょうか？

自分だけならまだしも、ファミリーカーとして利用するなら小さな子どもの乗り降りもありますし、高齢者・シニアの方が乗り降りしやすいかも重要です。！

ミニバンの乗り降りしやすさは、実際に試乗しないとわからないことが多いですが、独自の視点で乗り降りしやすいミニバンを比較してみます。

ミニバンの乗り降りしやすさで重要なステップ高とシート高の比較

乗り降りのしやすさは、シート高とステップ高が大きく関わっています。

地面からフロアまでの高さが「ステップ高」、地面からシート座面までの高さが「シート高」になります。
ステップ高は低い方が、シート高は高い方がより乗り降りしやすくなります。ただ、あまりシート高が高すぎると、子供など小さい人は座りにくくなります。

フロントシートへの乗り降りのしやすさ比較

まずは、乗り降りで苦労しそうな大型のLLクラスミニバンで比較します。

Lクラスミニバン

身長によって乗り降りのしやすさは変わってきますが、フロントの乗り降りのしやすさはオデッセイが一番でしょう。

オデッセイ以外のモデルは全高がアルファードが1,950mm、エルグランドが1,815mm、グランエース1,990mmと全高が高く、シート位置が高くなっています。

オデッセイならお尻を横にずらす感じで乗り込むことができますが、アルファードなどだとシートまでは少しよじ登るイメージになります。

ただ、2段ステップになっているので、実際にはそれほど苦にはなりません。

↑アルファードのステップ　グリップを掴んで乗り込むイメージ

全高の高いタイプのミニバンの中では、ステップ高とシート高が低めに設定されているエルグランドが最も乗り降りしやすいサイズになっています。

エルグランドは全高が低めに設定されていて、アルファードとは少し違う立ち位置といったイメージです。しかもモデル末期でもあり人気はイマイチですね・・・。

大型のLクラスミニバンの魅力である「見晴らしの良さ」で考えると、シートが高いアルファードが人気になっているのも納得です。

Mクラスミニバン

全長4700mmで全幅が1700mm前後の取り扱いやすいサイズでありながら、全高は1900mm近くあり室内スペースは十分といったMクラスミニバンは人気車揃いです！

乗り降りのしやすさは、ノア・ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンともに大きな差はありません。

シート高の低いステップワゴンが少し有利な程度だと思います。

ただし、デリカD:5だけは別格です。

ミニバンではライバル不在の悪路走破性を備えるデリカD:5は、最低地上高が高く設定されているのでステップ高とシート高がめちゃくちゃ高く、ライバルよりも乗り降りは多少不便にかんじるでしょう。

コンパクトミニバン

全長は4300mm未満、全幅1700mm未満とコンパクトなボディでも広い室内空間が実現されていて、3列シートを備えているモデルもあるので人気のカテゴリーです！

ステップ高はどのモデルもほぼ同じサイズで低く抑えられていて、ノア・ボクシーやセレナなどのMクラスミニバンよりも乗降性は良いです。

シート高には多少違いがあり、最も高いソリオと最も低いシエンタやルーミー・トールとでは50mmもの差があります。

身長にもよると思いますが、高めの設定になっているソリオが乗り降りしやすいのではないでしょうか。

シートが高いので運転席からの見晴らしが良いのもメリットです！

リアシートの乗り降りのしやすさ比較

Lクラスミニバン

人気のアルファード・ヴェルファイアは、フロアが高いためシート位置が高くに設置されていますが、ステップ位置も低めに設定されているし、アシストグリップもあるので乗降性はスムーズです。

エルグランドは全高が低いこともあって、頭上スペースが狭いので注意が必要かもしれません。

グランエースは低い位置にステップが設定されていますが、シートの位置が高く設定されているので、階段を上り下りするような感じで乗り降りすることになります。

全高の低いオデッセイのため、アルファードなどと比較すると頭上スペースに気を使いますが、ホンダ自慢の低床設計によってそれほど苦になるほど狭くはありません！

Mクラスミニバン

ノア・ヴォクシーが低床設計になっていて、ステップ高・シート高ともに低めになっているので、乗降性が高くなっています。

ノア・ヴォクシーのライバルとなるセレナとステップワゴンは、ステップ高、シート高ともほぼ同じ数値で、乗降性に大きなさはないです。

デリカD:5はオフロード走行に対応できるよう185mmの最低地上高が確保されているので床面が高くシート位置も高いです。

床面よりも焼く40mm低い位置にステップがあって、乗降性に配慮はされていますが、前席同様に乗降性は良くないです。

コンパクトミニバン

フリードのステップ高が高くなっていますが、他のコンパクトミニバンはステップ高や床面が低く設計されていて、乗降性は非常に高くなっています。

どのモデルもピラーにアシストグリップが装備されているので、子供やお年寄りの乗り降りもしやすいと思います。