日産は三菱と折半してNMKVという日本市場における軽自動車事業に関わる会社を設立して軽自動車の販売をしています。
開発は共同で実施していますが、製造は三菱が実施しています。
新たなチャレンジでしたが、2016年に三菱の燃費試験の不正問題が発覚して、日産の軽自動車も含めて販売停止に追い込まれました時期もありました。
そんな日産の軽自動車につてい紹介していきます。
日産軽自動車の販売台数ランキング
日産の軽自動車の2016年販売台数ランキングです。
1位:デイズルークス
2位:デイズ
ラインアップの少ない日産の軽自動車ですが、デイズシリーズで見るとN-BOX、タント、ムーヴに次ぐ販売台数となっています。2016年は燃費試験不正問題で販売停止期間があったにしては立派な販売台数となりました。
↑デイズルークスハイウェイスター
ただ、デイズルークスはスーパーハイトワゴンの中ではN-BOX、タント、スパーシアの販売台数には及びませんが、デイズに関してはムーヴとほぼ同じだけの販売台数になっています。
売れ筋であるスーパーハイトワゴンの中での存在感が薄いのが大きな課題かもしれません。
軽自動車の販売台数については「2018年人気の軽自動車販売台数ランキング」で紹介しています。
おすすめは上質な乗り心地
日産軽自動車の魅力は快適性の高さです。
一般的には乗り心地が悪くなる日産ではハイウェイスターと呼ばれるカスタム系でも、比較的ソフトな足まわりが採用されているので乗り心地が非常に良くなっています。
さらに、ステアリングのレスポンスも穏やかなので、リラックスして走ることができるのもおすすめのポイントになります。
ただし、全高の高いデイズルークスはソフトな足まわりのため、重心の高さを意識するシーンは多くなるようです。
また、シートはクッションが厚くホールド性も良いので、良好な乗り心地と合わせて、軽自動車とは思えない快適性が実現されています。
軽自動車とはいえ、ゆったりと快適に乗りたいニーズにはピッタリかもしれません。
日産軽自動車の特徴
販売面では存在感がまだまだ薄いイメージの日産軽自動車ですが、メリット、デメリット含めた特徴を紹介します。
安全装備と快適装備が充実している
日産軽自動車は他社ではどこも実現していない、自動ブレーキの全車標準装備を実施しています。
赤外線レーザーレーダー方式で、機能的には約5〜30km/hの範囲で前方の車両に作動するので、速度範囲が狭かったり、人への感知がなかったりと、スズキやダイハツと比較すると見劣りしますが、全グレ-ドに標準装備されているのは大きなメリットです。
軽自動車の自動ブレーキについては「軽自動車の自動ブレーキ比較」で詳しく紹介しています。
快適装備では、強い日射しの赤外線(IR)による肌のジリジリ感と紫外線(UV)による日焼けを抑制するガラスが採用されています。女性の方には非常に嬉しい装備です。
赤外線(IR)の低減は、肌のジリジリ感抑制だけでなく、ステアリングなど車内部品の温度上昇を抑制する効果があります。夏の炎天下で放置している状況下では非常にありがたい装備です。乗った時の異常な暑さが少しでも和らげば・・・。
また、グレードによる設定ではありますが、アラウンドビューモニターも軽自動車で初めて設定ているのも特徴です。
空の上から見下ろすような視点で駐車できる機能で、「トップビュー」「バックビュー」「サイドブラインドビュー」「フロントビュー」の4つのビューが表示可能で、ルームミラーにもナビにも対応しています。車庫入れが苦手な方にはとてもありがたい機能も用意されています。
やはり燃費の悪さはデメリット
2016年に燃費試験不正問題が発生したからではないかもしれませんが、日産軽自動車は燃費が悪いです。
- デイズルークス:22.0km/L
- スペーシア:32.0km/L
- タント:28.0km/L
- N-BOX:25.6km/L
ノンターボ(NA)の燃費ですが、燃費の再計測でカタログ数値はかなり悪くなっています。
が、ターボエンジンについては
- デイズルークス:22.2km/L
- スペーシア:26.8km/L
- タント:26.0km/L
- N-BOX:23.8km/L
日産の軽自動車はなぜかターボエンジンの方が燃費が良くなっています・・・。燃費が悪いことには変わりませんが、一番人気のN-BOXとそれほど変わらない燃費になります。
ただ、あくまでもカタログ燃費なので、走行条件によって大きく変わる実燃費でどれだけ変わるかは、運転の仕方次第かもしれません。
軽自動車の燃費については「軽自動車燃費比較」で詳しく紹介しています。
日産軽自動車のまとめ
日産軽自動車のおすすめのポイントは、乗り心地の良さと快適性でしょう。
軽自動車は室内空間が広くなってきているとはいえ、やはり乗り心地含めた快適性は低いという評価が一般的ですが、日産の軽自動車はサスペンションの設定やシート形状、インテリアの質感などへのこだわりがあり、ライバルよりも快適性は高いです。
燃費試験不正問題で販売停止期間後の販売台数も、大きく落ち込むことなく売れている状況を考えると、軽自動車に対しても快適性や高い質感に対する評価の高さがうかがえます。
ぜひ燃費の改善とラインアップの拡充を期待したいところです。
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