クロスビー ライズ

クロスビーとライズを比較!ライズは室内が狭くて加速が遅い?

更新日:

コンパクトSUVの中でも全長4m未満のクロスビーとライズを比較します。

2020年販売台数

  • ライズ:126,038台
  • クロスビー:15,546台

ライズは2020年の乗用車販売台数ランキング2位に入ったほど売れたSUVなので、クロスビーとは桁が違うほどの台数でした。

ライズは2019年11月に発売されたばかりの新型車で、2017年に発売されたクロスビーは販売台数では不利な条件でした。

販売台数ではライズが圧倒的に売れていますが、クロスビーもユーザー評価の高いコンパクトSUVです。




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クロスビーとライズのスタイリングデザインに違いあり

どちらも4m以下のコンパクトなボディサイズですが、見た目には大きな違いがあります。

↑ライズ

ライズは力強いクロカンっぽいデザインで、コンパクトボディと思えないほどの迫力があります。
ミニRAV4といったイメージでしょうか。

リアのデザインも四角っく力強いデザインで、ライバルのコンパクトSUVにはないデザインで個性的ですね。
ライズの人気はこのデザインによるところも大きくなっています。

一方、クロスビーはワゴンボディー風なSUVでライズとは全く違うタイプです。

↑クロスビー

クロスビーは丸目のヘッドライトで愛嬌のある可愛いデザインです。ミニクロスオーバーのような雰囲気ですね。
とにかく愛着がわくフロントデザインで、このデザインが気に入って購入する人が多くなっています。

また、カラーバリエーションが豊富で、2トーンや3トーンボディカラーもラインアップされています。
チャレンジングなボディカラーを選んでも似合ってしまうデザインなので、ボディカラー選びも悩みますよね。

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デザインは好みの問題ですが、デザインについてのユーザー評価はクロスビーの方が高くなっています。

 

クロスビーとライズのボディサイズと室内サイズを比較

クロスビーとライズどちらも全長は4m以下とコンパクトなSUVです。実際のボディサイズから比較してみます。

クロスビー ライズ
全長 3,760mm 3,995mm
全幅 1,670mm 1,695mm
全高 1,705mm 1,620mm
車重 960kg 970kg

全長と全幅はライズが大きくなっていますが、全高はクロスビーが高くなっています。
クロスビーがよりミニバンっぽいボディサイズになっていますね。

どちらにしても、全幅も1,700mm以下の5ナンバーサイズなので運転はしやすいというのはメリットです。

次いで室内スペースを比較します。

クロスビー ライズ
室内長 2,175mm 1,955mm
室内幅 1,355mm 1,420mm
室内高 1,280mm 1,250mm

ボディサイズは多少ライズが大きいイメージですが、室内のスペースはクロスビーが広くなっています。

↑クロスビー室内

特に室内の長さに関してはコンパクトミニバン並みの広さがクロスビーにはあります。

クロスビーは後席がスライドシートになっていたり、シートアレンジも可能なので、どこの席でも広く快適なスペース確保が可能です。

↑クロスビーの後席スライド

室内のユーティリティを求めるのならクロスビーがおすすめです!

 

エンジン馬力とトルクを比較 マイルドハイブリッドのクロスビーがエンジン性能は高くライズは遅い?

クロスビーもライズも1.0L 直列3気筒ターボエンジンが搭載されています。車重も2WDで1トン未満とほぼ同じなので、スペック的にはどちらもほぼ同じです。

クロスビーとライズのエンジン馬力とトルク

クロスビー ライズ
最高出力 99ps/5,500rpm 98ps/6,000rpm
最大トルク 15.3kgf・m/1,700-4,000rpm 14.3kgf・m/2,400rpm

ほぼ同じエンジンスペックですが、クロスビーの方が低い回転数で最高出力・最大トルクを発生する特性になっているので、街中ではクロスビーの方が扱いやすくなっています。

特に街中での日常加速に大きく影響する最大トルクがクロスビーの方が大きく、1,700~4,000回転と幅広い回転数で最大トルクを発生してくれます。

 

クロスビーはマイルドハイブリッド

さらに、クロスビーはマイルドハイブリッドなので、モーターがエンジンの補助をしてくれます。

あくまでもマイルドハイブリッドなので、モーターだけでの加速はできませんが、加速時には充電した電力を活かしてモーターでエンジンをアシストしてくれます。

  • モーター最高出力:3.1ps/1,000rpm
  • モーター最大トルク:5.1kgf・m/100rpm

モーターの馬力自体はたいしたことありませんが、加速時にエンジンを補助してくれるだけでも体感的に変わるといった評価もあります。

一方、ライズにはモーターなしのガソリンエンジンのみの設定です。

 

クロスビーは6ATでライズはCVT

エンジンは同じ1.0L直噴ターボエンジンですが、組み合わされるトランスミッションに違いがあります。

  • クロスビー:6AT
  • ライズ:CVT

クロスビーには6ATが採用されているため、アクセル操作への素早いシフトレスポンスを味わうことができるのがメリットです。

さらにステアリングホイールのマニュアルモード付パドルシフトを操作することで、キビキビした走りが可能になっています。

クロスビーのオーナー評価も非常に高くなっています。

  • アクセル踏んだときのレスポンスがいい
  • ちゃんとした6ATなのに驚き!
  • 6速ATとの相性が良く,どの速度域からもスムーズな立ち上がり

ライズにはCVTが採用されています。
が、「パワー走行モード制御」、マニュアル感覚で走行できる「マニュアルモード(7速シーケンシャルシフト)」が搭載されているので、CVTのネガティブな部分は多少解消されます。

  • 街中の加速で不満を感じることはない
  • 減速中にアクセル踏むとワンテンポ遅れてうまく加速しない

ターボエンジンに軽量ボディなので、加速性能に大きな不満はないようです。

ただし、アクセルを踏み込んでもワンテンポ遅れて加速するなど、CVTのデメリットを指摘しているオーナー評価を見かけます。

 

エンジンスペックに大きな違いはありませんが、マイルドハイブリッドに6ATが採用されているクロスビーの方が実際に走行した場合の評価は高くなっています。




乗り心地が悪いのはどっちか?

クルマ選びで気になるのは乗り心地もありますよね。乗り心地が悪いクルマは避けたいものです。

クロスビーとライズの乗り心地を比較しますが、乗り心地は数値やスペックで比較することはできないので、ユーザーの方の評価を紹介します。

クロスビーの乗り心地は「ふわふわ」でなく「しっかり」

  • ふわふわではなく意外にしっかり系
  • サスペンションは固くもなく柔らかすぎず
  • 後部座席でも比較的快適に過ごすことができる

クロスビーの乗り心地はふわふわとしたソフト系ではなく、高速道路でもふらつかず走れる程度の硬めなセッティングのイメージです。

  • ゴツゴツザラザラはそれなりに拾う
  • 上下に少々跳ねる感じ
  • 大きい段差では突き上げを感じることもある

ソフトな乗り心地ではないので、ゴツゴツ感や突き上げなどはデメリットとしてあります。が、クロスビーは高級車でもなく、コスパに優れたSUVなので、納得できるレベルにあるとの評価です。

少し気になるのは「シートが柔らかい」といった評価も見られることです。

↑クロスビー前席

シートが柔らかいと長時間の運転で腰が痛くなるリスクがあります。
腰痛持ちの方は注意が必要です!

 

ライズはライやサイズによって乗り心地が変わる

ライズはグレードによってタイヤサイズが16インチと17インチが採用されています。このサイズによって乗り心地のイメージが変わっているようです。

  • 少し高い段差を通過すると突き上げ感がある
  • ポンポン跳ねるような感じ

17インチのケースだと、突き上げ感や跳ねるような感じを受けているようです。

↑17インチのライズの方がカッコ良いですが・・・

反対に16インチであれば、突き上げなどをそれほど感じていないようです。

  • 段差による突き上げがかなり抑えられている印象
  • 路面からの入力も穏やかで跳ねるような事もない

また、ロードノイズも少なめだとの評価もあります。100km/hプラスアルファの速度でも室内は結構静かとのクチコミもあります。

ただし、ソフトな乗り心地がデメリットになっているケースもあります。

  • 乗り心地はソフトを通り過ぎてしまっている
  • 後席に座ると酔う可能性がある

乗り心地は硬めかソフトかで好みが分かれます。

ソフトな乗り心地が乗り心地が良いと感じる人もいると思いますが、ふわふわすると車酔いの可能性もあり、長時間の長距離運転では疲れるなどのデメリットもあります。

SUVは乗り心地が悪い?ランキングで乗り心地の良いSUV選び

 

クロスビーと比較するとライズはが燃費が悪い?

クロスビーとライズは同じ1.0Lターボエンジンですが、クロスビーはマイルドハイブリッドが採用されているので燃費はライズよりも良いのでしょうか?

燃費をWLTCモードで比較します。まずは2WDです。

クロスビー ライズ
WLTCモード 18.2km/L 18.6km/L
市街地モード 15.9km/L 14.4km/L
郊外モード 19.0km/L 20.2km/L
高速道路モード 18.8km/L 20.1km/L

燃費はライズが悪いと思いきや、クロスビーの方が若干ではありますが燃費悪いです。あくまでも数値上で、微妙なさではありますが・・・。

ただし、市街地モードではクロスビーの方が燃費は良いという結果になっています。これはストップアンドゴーが多いので、加速時のモーターアシストが働く機会が多いことが要因でしょう。

高速や郊外では、燃費効率の優れているCVTが採用されているライズの方が良い結果となりました。

以下、4WDの燃費データですが、こちらも結果は同じです。

クロスビー ライズ
WLTCモード 17.0km/L 17.4km/L
市街地モード 14.9km/L 13.3km/L
郊外モード 17.8km/L 18.8km/L
高速道路モード 17.6km/L 19.0km/L

街乗りが中心であるならば、マイルドハイブリッドのクロスビー、高速・郊外など長距離中心ならば、CVT採用のライズが燃費が良いというイメージです。

この燃費はあくまでもカタログ上のデータであって、実燃費は走行条件や運転の仕方で大きく変わってきます。

 

クロスビーよりライズの方が車両価格は安い

ボディサイズやエンジンなど、ほぼ同等のコンパクトSUV2台ですが、車両価格はどちらが安いでしょうか?

  • クロスビー:180.51万円~206.25万円
  • ライズ:167.9万円~206万円

エントリーグレードはライズが168万円とクロスビーよりも12万円程度安く設定されています。
ライズのエントリーグレードの価格設定はかなり安く設定されていて、さすがトヨタといったイメージですね。

168万円の車両価格なら軽自動車よりも安いです。N-BOXのターボエンジンは170万円以上の車両価格なので・・・。

上級グレードに関してはほぼ同等の価格設定です。

いずれにしても、クロスビーとライズは軽自動車並みの車両価格が設定されているので、コストパフォーマンスが高いコンパクトSUVだと思います。

 

クロスビーとライズの比較まとめ

  • 販売台数比較はライズが圧倒的に売れている
  • クロカンっぽいライズにミニバン風のクロスビー
  • 室内スペースの広さはクロスビーが上
  • マイルドハイブリッドと6ATのクロスビーが加速性能は上
  • 市街地で燃費の良いクロスビーと高速郊外で燃費の良いライズ
  • 車両価格はライズが安い
  • 軽自動車並みで買えるコスパの高いコンパクトSUV

 

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