軽自動車の安全装備を比較

軽自動車はカーテンエアバッグ・サイドエアバッグが大事!

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軽自動車を買う時に絶対確認するべきはサイドエアバッグとカーテンエアバッグです。

最近では軽自動車でも当たり前に標準装備されされているので、あまり意識することがないかもしれませんが、事故した時に死亡や重篤なケガから、自分や家族を守ってくれるのはエアバッグです。

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軽自動車の安全性は?軽自動車だからこそ安全装備は大事

軽自動車はボディが弱くて危ない!とか、衝突安全性能試験の結果を見れば乗用車と変わらないなど、軽自動車の安全性については多くの議論があります。

どちらも正解に聞こえますが、事故には様々な条件が複合的に関係してくるのでなんとも正解はないでしょう。

ただ、軽自動車は、前後左右のボディから乗員までの距離が近い分、間違いなく危険だと感じます。

N-BOXやタントを見てみると、ボンネットの長さを極力短くして室内のサイズを大きくしています。正面から衝突した時に、ボンネットの長い乗用車より単純に危険度が増すと思いませんか?

↑フロントの長さが違うと危険度は増える?

リアシートに関しても、トランクがついているセダンと比較して、後ろからの追突が危険でしょう。

さらに、全高1,700mm以上のスーパーハイトワゴンは、幅が狭く背が高いので一番横転の危険性が高いことは間違いありません。横からの追突も非常に多いです。

衝突安全ボディで衝撃を吸収してくれるとはいえ、乗用車より衝突部分からの距離が近い分怖くないですか?

大事なのはサイドエアバッグとカーテンエアバッグ

安全装備といえば、衝突回避システムと呼ばれる「自動ブレーキ」や自動運転の「ACC」にばかり注目されているイメージです。

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自動ブレーキや自動運転のACCは予防安全装備なので、あくまでも「自分から事故を起こさないようにする」ことが目的です。

ただし、事故は自分からと相手からの半分半分です。相手から突っ込まれるのを予防安全装備では守ってくれません。

それでも事故の確率を下げることができるので、大事な安全装備あることには変わりません。

エアバッグがなぜ大事かと言うと、それはシートベルトと一緒で「事故したとき」のための安全装備で、自分と同乗者の命を守るための装備だからです。

一言でエアバッグといっても守ってくれる場所によって種類があります。

  • 運転席・助手席エアバッグ
  • サイドエアバッグ
  • カーテンエアバッグ
  • ニーエアバッグ

運転席と助手席のエアバッグはデュアルSRSエアバッグなどとも呼ばれています。主には前面からの衝撃を吸収する役割です運転席はハンドルのセンター部分から、助手席はインパネの上部からエアバッグがでてきます。
このエアバッグは現在ではすべての軽自動車に標準装備されています。

しかし、デュアルSRSエアバッグは前面衝突のみを保護するもので、横からの衝突には対応できません。
横からの衝突についてはサイドエアバッグとカーテンエアバッグがとても大事になります。

サイドエアバッグはシート側面からでてきて、搭乗者の胸部への衝撃を緩和するエアバッグです。

カーテンエアバッグは側面からの衝突時に、前席から後席までのサイドウインドウを覆うように展開して搭乗者の頭部を保護します。

エアバッグ

ニーエアバッグは衝突時にインパネ下部から展開して搭乗者の脚を保護します。

様々な場所を守ってくれるエアバッグですが、もちろんシートベルトもとても大事です。
エアバッグはシートベルトの補助的な機能として装着されているので、シートベルトをしていなければエアバッグの効果も大きく下がることになります。

N-BOXやタント、スペーシアは横転リスクが高くカーテンエアバッグが重要

N-BOXやスペーシア、タント、ルークスなどの全高が高いスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車はとくにカーテンエアバッグやサイドエアバッグが大事になります。

N-BOXやスペーシア、タント、ルークスなどは全高が1700mm以上もありますが、全幅は1475mmと背が高く幅が狭いので横転リスクが非常に高くなります。

いくら衝突に強いボディにしても横転リスクは変わりません。
斜めからや横からの衝突での横転リスクにはシートベルトとサイド・カーテンエアバッグで車外へ放り出されたり、頭を打つリスクを減らすのが最優先です。

サイドエアバッグやカーテンエアバッグが装着されていない、スーパーハイトワゴンは基本的におすすめできません!

サイドエアバッグ・カーテンエアバッグが装着されている軽自動車は?

デュアルSRSエアバッグはすべての軽自動車のすべてのグレードに標準装備されています。軽自動車の安全装備も充実してきました。

しかし、サイドエアバッグやカーテンエアバッグとなると装着されている、もしくはオプションで装着できる軽自動車は極端に少なくなります。



ミラトコットはサイドエアバッグ・カーテンエアバッグ標準装着

一番のおすすめはミラトコットです。

ミラトコットでは、セダンタイプの軽自動車で唯一カーテンエアバッグが装備されています。
しかも、「サイドエアバッグ」「カーテンエアバッグ」が全グレードで標準装備されているという安全性への力のいれようです。

最も安くで購入できるミライースは、最上級グレードにのみサイドエアバッグが標準装備されています。あとのグレードではオプションでも装着はできません。

最も燃費の良いアルトではオプションですら装着できません・・・。ラパンも同様でオプションすら用意なしです。

安くて燃費の良いセダンタイプですが、エアバッグの装備の面ではミラトコット以外は、カーテンエアバッグが装備する事ができません。

デイズ、N-WGN、ハスラーなど標準装備が多い

新しいモデルはサイドエアバッグとカーテンエアバッグの標準装備率が非常に高くなっています。

サイドエアバッグとハーテンエアバッグが全グレード標準装備

  • N-WGN
  • ハスラー
  • デイズ
  • eKワゴン(eKクロス)
  • ジムニー

多くのモデルがグレードで標準装備されています。

この中でも注目はデイズとeKワゴンです。

↑デイズ

プロパイロットに注目が集まっていますが、デイズには「ニーエアバッグ」も採用されています。
デイズハイウェイスターには全グレード標準装備されます。

eKワゴンにも同じくニーエアバッグが採用されていて、eKワゴンはオプション設定でeKクロスには全グレード標準装備となっています。

↑eKクロス

反対に、サイドエアバッグとカーテンエアバッグが全グレードに標準装備されないモデルは以下の通りです。

  • ムーヴ:最上級グレードにオプション
  • ワゴンR:スティングレー最上級グレードにのみ標準装備
  • ムーヴキャンバス:一部グレードにサイドエアバッグのみ標準装備

ワゴンタイプ軽自動車の代表的なモデルであるムーヴとワゴンRがエアバッグの対応が遅れています。

N-BOXはエアバッグが欠点?

全高1700mm以上でスライドドアを採用しているスーパーハイトワゴンは、サイド・カーテンエアバッグが最も重要な軽自動車です。

室内も広いため、ファミリカーとして使うことが多くないと思います。
小さな子供をリアシートに乗せることになるので、カーテンエアバッグはとても大切だと思いませんか?

サイドエアバッグとハーテンエアバッグが全グレード標準装備

  • タント
  • スペーシア
  • ルークス
  • eKスペース(eKクロススペース)

N-BOX以外のスーパーハイトワゴンは全グレード標準装備です!

この中でもルークスとeKスペース、eKクロススペースには「ニーエアバッグ」が採用されています。デイズと同じですね。標準装備されているグレードもあります。

↑eKクロススペース

最も人気で売れているN-BOXはカスタムでは全グレード標準装備となっていますが、ノーマルボディでは、一部グレードにのみ標準装備で、一部グレードはオプション設定で、最安グレードの「G」ではオプション設定すらありません。

N-BOXの数少ない欠点はこのエアバッグ装着だと思います。
標準装備されているグレード選べばよいのですが。

エアバッグまとめ

軽自動車だからこそ、多少お金をかけてでもサイドエアバッグやカーテンエアバッグの装着は必要です。

サイドエアバッグが有効に機能する事故の確率なんてかなり低いとか、サイドエアバッグはチャイルドシートの子供には逆に危険なんて話まであります。

実際に事故にあわないなんて保障は0%ですし、実際に大きな事故にあってから後悔しても遅いです。欧米ではサイドエアバッグなんて標準装備が当たり前です。日本は安全に対する意識が低すぎます。

今の日本では自動ブレーキや自動運転技術の方が、メーカーの差別化としてアピールしやすいから、地味な存在のエアバッグなんてほとんど話題にはなりません。装着なしで少しでも安く売りたい。

もちろん自動ブレーキのような技術も大事ですが、まずはエアバッグをしっかりと確認してみてください!

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