多くの軽自動車にはノーマルボディの他にカスタムモデルがラインアップされています。
カスタムモデルは、エアロパーツと大きめのアルミホイール装着などによって、スタイリングのカッコ良さが魅力となり男性を中心に人気となっていますが、価格が高いなどのデメリットもあります。
売れている人気のカスタム軽自動車をランキングに比較していきます。
目次
一番人気のN-BOXカスタムの価格と燃費は?
2016年1年間で一番売れた軽自動車です。2017年も販売ランキング1位をキープしています。N-BOX人気の一つはN-BOXカスタムの迫力のあるスタイリングではないでしょうか。
⇒2017年人気の軽自動車販売台数ランキング
2017年9月のモデルチェンジで、N-BOXカスタムは上級指向となり車格がや存在感が大きくアップしています。
もちろんN-BOXはカスタムだけでなく、標準ボディもあるので同じグレードでの価格比較を紹介します。
グレード | 標準 | カスタム |
G・Honda SENSING | 138万円 | なし |
G・L Honda SENSING | 149万円 | 169万円 |
G・EX Honda SENSING | 159万円 | 175万円 |
G・Lターボ Honda SENSING | 169万円 | 189万円 |
G・EXターボ Honda SENSING | 174万円 | 194万円 |
*2017年9月現在のデータ
同じグレードでN-BOXカスタムを購入するには標準ボディにプラス20万円程度高くなります。
あとN-BOXにはModuloXカスタムというモデルもあります。ModuloXとはホンダ車の純正アクセサリーを製造・販売しているホンダアクセスが手掛けるブランドです。
↑N-BOX ModuloX(先代モデル)
ModuloXはエアロパーツをはじめ、サスペンション、インパネといった専用のカスタマイズパーツを生産ラインでベース車に装着し販売するコンプリートカーなので、普通のカスタムとは少し違っています。スタイリングだけではないということです。ModuloXサスペンションに交換されているので、標準モデルから20mmローダウンされていて、乗り味の違いは明らかに違っているようです。
ModuloX価格はさらにアップして189万円から201万円となります。軽自動車とはいえ、走りへのこだわりのある方は注目かもしれません。
2017年にモデルチェンジされた新型N-BOXには、ModuloXは設定されていません。今後ラインアップに追加されるか注目です。
次に燃費の比較をしてみます。
エンジン | 標準 | カスタム |
自然吸気エンジン | 27.0km/L | 27.0km/L |
ターボエンジン | 25.4km/L | 25.0km/L |
*2017年9月時点のデータ
自然吸気エンジン(NA)では燃費は変わらないのですが、ターボエンジンになるとカスタムの燃費が悪くなります。標準ボディよりもカスタムの方が重量が重いので、燃費が悪くなるのはわかるのですが、なぜターボだけなのかはわかりません・・・。
これはあくまでもカタログ値なので、実燃費ではカスタムは燃費が悪いと思ってい方が良いでしょう。
新型N-BOXカスタムはこれまでの迫力のある「いかつい」スタイリングに加えて、9灯式LEDヘッドランプ内部に立体発光モールが装備され、リアビューでは夜に際立ちきらめく縦型LEDリアコンビランプ、軽自動車初の光が流れるシーケンシャルウインカーも採用され、軽自動車の枠を超えた洗練された存在感のあるスタイリングになっています。
タントカスタムの価格と燃費比較
2016年にN-BOXに続く販売台数だったのがダイハツのタントです。
タントカスタムもN-BOX同様にイカツイ迫力のあるスタイリングとなっていて、タント人気を支えています。正直N-BOXカスタムに似ていますが・・・。
↑タントカスタム
タントカスタムが欲しい方に標準ボディの同グレードとの比較です。
グレード | 標準 | カスタム |
X | 135万円 | 152万円 |
X SA III | 142万円 | 159万円 |
Xターボ SA III | 150万円 | なし |
RS SA III | なし | 170万円 |
*2017年7月時点のデータ
カスタムは標準ボディを比較すると、カスタムが17万円高くなっています。(ノンターボの場合)ただし、ターボエンジンの場合は同じグレードが存在せず、一番安いターボグレード同士を比較すると、カスタムが20万円高くなります。
ライバルのN-BOXカスタムと比較すると、タントカスタムの方が3~4万円程度高くなっています。この価格差が販売台数にどれだけ影響しているかわかりませんが、タントカスタムの方が高いのが事実です。
続いて、タントカスタムと標準ボディの燃費比較です。
エンジン | 標準 | カスタム |
自然吸気エンジン | 28.0km/L | 28.0km/L |
ターボエンジン | 26.0km/L | 26.0km/L |
*2017年7月時点のデータ
あくまでもカタログ値での比較ですが、標準ボディもカスタムも燃費はかわりません。
タントはN-BOXと比較すると燃費が良いのは大きなメリットでしたが、2017年9月のモデルチェンジで新型となったN-BOXは燃費が向上し、タントの燃費メリットはほぼなぅなりました。
- ノンターボ N-BOX:27.0km/L タント:28.0km/L
- ターボ N-BOX:25.4km/L タント:26.0km/L
デイズルークス ハイウェイスターの価格と燃費の比較
2016年年間販売台数NO3はデイズです。デイズといってもデイズとデイズルークスを合わせた台数になりますが、売れているのはデイズルークスの方です。
デイズルークスのカスタムモデルは「ハイウェイスター」といわれています。またハイウェイスターにはさらにハイウェイスターベースの「ライダー」も存在しています。
↑デイズルークスハイウェイスター
↑デイズルークスライダー
正直デイズルークスハイウェイスターは、N-BOXカスタムやタントカスタムと比較すると、少しおとなしめのデザインとなっています。
N-BOXカスタムのようなイカツイいかにもってデザインが苦手な方にはおすすめのデザインになります。大人のカスタムモデルかもしれません。
ライダーは出資会社のオーテックが企画デザインしたもので、フロントに日産のマーク入っていません。ちょっとマニアックな選択となります。
デイズルークスハイウェイスターの価格を標準ボディと比較します。
グレード | 標準 | ハイウェイスター | ライダー |
X | 142万円 | 162万円 | 180万円 |
X V セレクション | 149万円 | 169万円 | なし |
X ターボ | なし | 166万円 | 183万円 |
*2017年7月時点のデータ
ハイウェイスターは標準ボディよりも20万円高くなります。さらにライダーは標準ボディから38万円高くなります。カスタムモデルではライバルのタントよりもかなり高くなります。もちろん装備内容の違いはあります。
デイズルークスは標準ボディでターボエンジンのラインアップがないというのがデメリットです。ターボを購入するにはハイウェイスターを選ぶしかありません。
デイズルークスハイウェイスターの燃費は標準ボディと比較するとどうでしょうか?
エンジン | 標準 | ハイウェイスター | ライダー |
ノンターボ(NA) | 22.0km/L | 22.0km/L | 22.0km/L |
ターボ | なし | 22.2km/L | 22.2km/L |
*2017年7月時点のデータ
デイズルークスは2016年に発覚した三菱自動車の燃費不正問題の影響もあるので、何とも言えませんが燃費は悪いです。しかもターボの方がノンターボよりも悪くなっています。カタログ値とはいえ謎です・・・。
デイズルークスは価格も高めで燃費も悪いのですが、販売台数では検討しています。
もちろん自動ブレーキを全グレードに標準装備していたり、車庫入れに便利なアラウンドビューモニターなどの最新技術の良さもあります。
⇒自動ブレーキの軽自動車に乗り換える スズキ、ダイハツ、ホンダ、日産の性能比較
⇒軽自動車のパーキングアシスト(アラウンドビュー・バックモニター)
新型ワゴンRスティングレーは必要か?
ここまで、ボディに迫力のあるスーパーハイトワゴンだけを紹介してきましたが、それ以外のボディタイプのカスタムモデルはどうでしょうか?
2017年にモデルチェンジした新型ワゴンRにも標準タイプとスティングレーと呼ばれるカスタムモデルが存在します。
↑ワゴンR
↑ワゴンRスティングレー
正直、これまで紹介したスーパーハイトワゴンのカスタムと比較すると、迫力に欠けるデザインだと思いませんか?これなら標準ボディでも問題ないと思うのですが・・・。
ただ、ワゴンRもデイズルークスと同じで、スティングレーでないとターボエンジンが選べないのがデメリットです。よってターボエンジンを買うには最低でも165万円払う必要があります。これはN-BOX標準ボディのターボ147万円よりもかなり高い設定になっています。
新型ワゴンRはハイブリッドが魅力とはいえ、軽自動車でターボエンジンの選択肢が狭いのはいただけません。
ワゴンRと同じハイトワゴンでカスタムを購入するのなら、ムーヴの方がスタイリング的にはおすすめです。
↑ムーヴカスタム
明らかにワゴンRよりも精悍で、迫力のあるデザインで存在感があります。
カスタムモデルのない車種
ここまで紹介してきたカスタムですが、カスタムモデルのない車種も存在します。
- S660
- N-ONE
- バモス
- アルト
- エブリイワゴン
- ハスラー
- ラパン
- ジムニー
- アトレーワゴン
- ウェイク
- キャスト
- コペン
- ミラ
- ミラココア
- ムーヴキャンバス
ハスラー、キャスト、ジムニーなどのSUVモデルや、S660、コペンなどのスポーツモデルは、そもそも個性的なスタイリングなのでカスタムは必要ないですね。
カスタムモデルの軽自動車まとめ
個性的なスタイリングを望む方におすすめのカスタムですが、迫力があってイカツイ顔が好みなら間違いなくスーパーハイトワゴンです。特にN-BOXカスタムです。
N-BOXカスタムやタントカスタムは派手すぎて、ちょっと・・・と言う方にはデイズルークスハイウェイスターがおすすめになります。
ただ、カスタムは20万円程度価格が高くなります。燃費はほぼ変わりません。
また、個性的なスタイリングはカスタムだけではありません。ハスラーやキャスト、ムーヴキャンバスなど、標準ボディのままでもカッコ良い、かわいいスタイリングの軽自動車は存在します。
これも選択肢の一つです。
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