日産と三菱のコラボレーションにより、2014年2月に発売されたのがデイズルークスです。
デイズルークスは、全高1700mm以上で広い室内スペースが人気となっているスーパーハイトワゴンとして発売されています。ライバルは一番人気のN-BOXと、スーパーハイトワゴンの元祖であるタントになりますが、販売台数ではこの2台にかなわないのが現状です。
2016年12月には一部モデルチェンジを実施して、内外装の装備が充実したり、低価格な新グレードが設定されたりと変更がありました。
目次
デイズルークスはライバルよりもソフトな乗り心地が魅力
デイズルークスの走りの特徴は快適性の高さです。
ライバルでいうカスタムにあたるハイウェイスターでも比較的ソフトな足まわりが採用されているので、ライバルよりも乗り心地が良くなっています。
ステアリングのレスポンスも緩めに設定されているので挙動が安定しやすくなっています。
ハイウェイスターの上級モデルは、15インチタイヤになるので多少硬めに乗り心地になりますが、それでもライバルと比較すると乗り心地は悪くありません。
デイズルークスは上質で快適な室内空間
デイズルークスは乗り心地の良さと合わせて、キャビンも充実度を高める装備が満載で快適に過ごせます。
前席はセンタートンネルの張り出しが大きめですが、シートはクッションが厚く、ホールド性も良好です。後席も座面のサイズが大きく着座位置も自然な高さなので、どの席に座っても快適性は高いです。
また、2016年12月の一部モデルチェンジで、炎天下での室温上昇を抑制する断熱ルーフやIRカットガラスなども装備され、夏場の快適性も向上しています。女性には嬉しい装備ですよね。
軽自動車では初めてとなるナノイー搭載のリアシーリングファンが全車に標準装備され、室内環境をクリーン保ってくれます。これは小さな子供を乗せる方にはありがたい装備です。
他に、繊維メーカーのセーレンが開発したイノドールクイック瞬間消臭をシート表皮に採用されています。車内の気になる臭いを抑制してくれます。
デイズルークスの居住スペースとラゲッジスペース
後席シートには左右分割のスライドとリクライニング機構が標準装備されています。
膝前のスペースは約80mm~350mmの間で調整が可能で、頭上にも約200mmほどの広大なゆとりが確保されています。室内高1400mmとN-BOXと同等の高さで居住スペースには余裕があります。
ラゲッジスペースは通常時の奥行きは250mmとかなり狭いですが、後席をスライドさせることで約510mmまで拡大が可能です。これだけスペースを拡大しても後席に人が乗れる状態を確保することができます。
また、後席は左右分割の可倒機構も装備されていて、背もたれを倒すだけで座面のロックが解除されるダブルフォールディングが採用されています。奥行き1320mmと広くて段差のないフラットなフロアを実現することができます。
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デイズルークスのエンジンパワーと安全装備
デイズルークスのエンジンは自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類が用意されています。デイズルークスだけに関わらず、N-BOXやタントなどのスーパーハイトワゴンは重量が重たいので、自然吸気エンジンでは明らかにパワー不足です。
ターボ自然吸気の価格差が小さい上に、デイズルークスは燃費が自然吸気よりもターボの方が燃費が良いので断然ターボエンジンがおすすめとなります。
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軽自動車ターボエンジンのパワー・トルク比較
ターボエンジンだと、パワーに余裕があるので、高回転を多用しなくても済むので、静粛性も高まります。乗り心地が良く、質感の高い室内なので静粛性も高い方が快適性もさらにアップします。
安全装備については、エマージェンシーブレーキと呼ばれる自動ブレーキが全グレードの標準装備されています。ライバルはオプション扱いが多い中これは大きな魅力です。
自動ブレーキについては「軽自動車の自動ブレーキ比較」で詳しく紹介しています。
デイズルークスハイウェイスター
ライバルメーカーの軽自動車でカスタムと呼ばれるエアロモデルは、日産ではミニバンで馴染みのある「ハイウェイスター」と呼ばれています。
スタイリングは日産らしいVモーショングリルに変更されてスポーティなテイストを強めています。まるでセレナのミニバージョンのようなイメージです。
さらにハイウェイスターをベースにして、より煌びやかなエアロを組み合わせた「ライダー」も日産ミニバンと同じ呼び名でラインアップされています。
ボディカラーには以前から設定されていた、ブラックとホワイトの2トーンに加えて、ルーフとミラー部分がレモンライムやオレンジになる2トーンも新設定されています。これによってカラーバリエーションは全15色とカスタム系の中ではかなり豊富です。
デイズルークスの買い方・おすすめグレード
ハイウェイスターXターボが断然おすすめのグレードになります。166万0140円(FF)
2016年12月の一部モデルチェンジで追加された手頃な価格のターボモデルです。「G」よりも装備は劣りますが、必要性の高い右側の電動スライドドアはオプションで用意されています。
選べるボディカラーが限定されていますが、車内の質感が高まるオプションのプレミアムグラデーションインテリアはおすすめです。
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デイズルークスのデータ
デイズルークス「Z」
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1755 |
室内長×室内幅×室内高 | 2235×1320×1400 |
トレッド 前/後 | 1300/1290 |
車両重量 | 960kg |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 64ps |
最大トルク | 10.0kgm/3000rpm |
燃料タンク容量 | 30L |
タイヤサイズ | 155/65R14 |
最小回転半径 | 4.4m |
JC08モード燃費 | 22.0km/L |
車両本体価格 | 166万1040円 |
ハイウェイスターXターボ
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1755 |
室内長×室内幅×室内高 | 2235×1320×1400 |
トレッド 前/後 | 1300/1290 |
車両重量 | 940kg |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHC |
最高出力 | 49ps |
最大トルク | 6.0kgm/5000rpm |
燃料タンク容量 | 30L |
タイヤサイズ | 155/65R14 |
最小回転半径 | 4.4m |
JC08モード燃費 | 22.0km/L |
車両本体価格 | 142万5600円 |