2011年に初代N-BOXが発売されると、これまでスーパーハイトワゴンで人気だったタントを抜いて、販売台数NO1の軽自動車で一番人気のモデルとなりました。
初代は幅広い年齢層やライフスタイルのユーザーをカバーしつつも、やはり子育て世代に人気だったようです。維持費が安くて、コンパクトカーを上回る程の室内空間と使い勝手なので当然ですね。
2017年9月にモデルチェンジされ、新型N-BOXが発売されました。
新型には「家族をしあわせにするクルマ」というテーマが掲げられています。ますます、子育て世代に人気になりそうな気配です。
発売早々に販売台数は圧倒的1位を獲得するほどの人気になっている、この新型N‐BOXの試乗での評価を紹介します。
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目次
新型N-BOXの助手席スーパースライドシートは子育てママにおすすめ
新型N‐BOXが子育て世代におすすめなのは「助手席スーパースライドシート」の採用です。
助手席スーパースライドシートは、前席ベンチシートではなく、独立タイプとしてセンターウォークスルーを可能としつつ、助手席に570mmものロングスライド機能を備えています。
これが子育てママにはとっても便利な機能です。
子育てママは普段、子どもを後席のチャイルドシートに乗せたり、荷物を運び入れたり、何度も乗ったり降りたり、クルマの周りを行ったり来たりすることがありますよね。これが雨の日なんかだったらずぶ濡れで最悪です。
でもセンタウォークスルーができれば、車外へ降りなくても子供の世話ができるし、出先で危険な車道側へ出なくて済むと大変便利です。しかも室内高が1400mmもあるので室内の移動も楽です。また、助手席を一番前にスライドすれば、子どもの着替えやオムツ替えなどを楽にする広いスペースができます。
そして、家族でのドライブでパパが運転の時には、助手席を前と後ろの中間にしてママが座れば、パパとの会話も子どものお世話もしやすく、ドライブ中の一体感がアップします。運転しているパパが前席一人で寂しい思いもしなくて済みそうです。
新型N-BOXの荷室は自転車積めます
新型N-BOXの荷室フリア長は25mm~55mm拡大、フロア地上高が75mm低くなっているのは大きな改善点です。
朝は子どもが駅まで自転車で行って、雨が降ったり夜遅くなったりで、帰りにはクルマで迎えに行って、自転車も積んで帰るなんてシーンも子育て世代にはよくあることです。自転車など重いものを積むのに、新型N-BOXの低いフロアはとても便利です。
ラゲッジは抜群に広く、後席を倒せば27インチの自転車も積載が可能です。
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新型N‐BOXの室内・インテリア
新型N‐BOXは室内のインパネなどが丁寧な作りこみがされていて、明るさと汚れにくさが考えられたシート表皮になっています。子育て世代には汚れにくさは重要です。
また、ロールサンシェードはベースグレード以外に標準装備ですし、助手席の大型インパネトレイには2.5Aの急速充電対応タイプのUSBジャックが備わるなど、子育て世代で確実に役立つ装備は充実しています。収納スペースも豊富で、とにかく小物を入れ入れるポケットがたくさんあり、至れり尽くせりです。
ただ、細かいですが、最近のスーパーハイトワゴンにはついていて当たり前になりつつある、助手席のシートバックテーブルの設定がないのは残念な点です。
新型N‐BOXは視界が広く運転しやすい
新型N‐BOXの運転席に座ると、初代の82mmから54.7mmにまで細くなったAピラーのおかげもあって、フロントの視界がさらに広がっていて、運転しやすいのが特徴です。右左折の時に横断歩道を渡ってくる人を早くから認識できたりと、死角がかなり抑えられていて安心感も抜群です。
ただ、左クオーターウインドウの設置されるサブミラーが昼間でも見えにくいのは残念なポイントです。
乗り心地は、駐車場から出るときの段差や、マンホールの凸凹などを乗り越えるときに、ボディがヨレるような感覚や、ゴツンとした振動が長引くことがなく、上質感はかなり高くなっています。
新型N‐BOXの試乗評価。走行性能は軽自動車のレベルを超えた
新型N‐BOXの自然吸気エンジンでは、発進直後からもたつかず、60km/hあたりまで余裕をもってコントロールでき、ストップ&ゴーを繰り返してもほとんどストレスを感じることはないとの試乗評価です。
高速道路でも鋭い加速とまではいかないものの、100km/h巡行でも頭打ち感がなくて、何よりしっかりとした安定感があって気持ち良い走りができると好評です。
スーパーハイトワゴンの自然吸気エンジンは、車重が重く満足のいく走りは期待できないとの試乗評価が多かったなか、新型N‐BOXは自然吸気エンジンでも満足できる走行性能が実現できているようです。
そしてターボエンジンは、低速から高速までパワフルな加速フィールがどこまでも引き出せる実力です。
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全車に高性能ダンパー、FF車にはリアスタビライザーが採用されて、必要に応じてブレーキを自動制御してコーナリングのしやすさと安定感を高める「アジャイルハンドリングアシスト」が全車標準装備となっています。
それによって、ブレーキング時の挙動も自然で安心感があります。カーブでは前のめり感なく進入してボディの沈みも少なく、ジワリとした荷重移動で安定して立ち上がれます。
乗り心地は、14インチタイヤのモデルはもちろん、カスタムの15インチアルミホイールを履いたモデルでも、ガチガチの硬さではなくしなやかな乗り味になっています。後席に乗っても快適のようで、家族みんながどの席に座っても心地よいドライブができるとの評価です。
新型N‐BOXは安全装備が万全で子育てファミリーも安心
新型N‐BOXが子育てファミリーにおすすめできる一番のポイントは、先進の安全運転支援技術「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備としていることです。
軽自動車も安全性が高まっているとはいえ、ボディが小さいので衝突された場合はどうしても危険が大きくなります。よって、自動ブレーキなどの運転支援技術で事故予防も重要ですが、万が一事故をした時にも、大切な家族を守ってくれるエアバッグが重要です。
新型N‐BOXは全グレードでサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグを設定できます。
ホンダセンシングとエアバッグの組み合わせは、子育てファミリーにおすすめできる最強の組み合わせとなります。
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新型N‐BOXの価格は高い
まさに最強の軽自動車といったイメージの新型N‐BOXですが、欠点は価格が高いことです。最も安いグレードで138万円からで、カスタムなら総額200万円を超える価格となります。もはや軽自動車の価格ではありません。
ただ、新型N‐BOXに関しては、価格だけでなく、クルマとしての完成度も軽自動車のレベルを超えているので、軽自動車ではなく「N‐BOX」というクルマと思って買うのが正しいと思います。
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