ホンダ軽自動車のNシリーズとして2012年に発売されたN-ONEはプレミアムスモールとして独自の世界観を構築しています。
N-ONEのエンジンやプラットフォームは旧N-BOXと共通化されていて、外観は1967年に発売されたN360がモチーフになっています。
発売が2012年と古いモデルではありますが、2017年にビッグマイナーチェンジが実施されています。
このマイナーチェンジで、電動ウェイストゲート付きターボエンジンや2系統吐出オイルポンプシステムを備えたCVTの搭載など、新型N-BOXに準じた改良が実施されています。
N-ONEの販売台数は控えめになっていますが、独特の存在感があるのがN-ONEの魅力です。
⇒N-ONE(Nワン)の試乗・クチコミ評価 エンジン・走行性のが高評価
目次
N-ONEのグレード別価格比較
【N-ONE】
■スタンダード
1,200,960円(2WD)1,331,640円(4WD)
■スタンダード・ローダウン
1,235,520円(2WD)
■スタンダード・L
1,330,560円(2WD)1,461,240円(4WD)
■スタンダード・ローダウンL
1,365,120円(2WD)
■スタンダード・ツアラー
1,492,560円(2WD)
■セレクト
1,420,200円(2WD)1,550,880円(4WD)
■セレクト ツアラー
1,520,640円(2WD)1,651,320円(4WD)
■プレミアム
1,530,360円(2WD)1,661,040円(4WD)
■プレミアム ツアラー
1,641,600円(2WD)1,772,280円(4WD)
■RS
1,740,960円(2WD)
N-ONEは「スタンダード」「セレクト」「プレミアム」「RS」と大きく分けると4つのグレードがラインアップされています。
N-ONEスタンダードのグレード別装備と価格差比較
N-ONEで最もベーシックなスタンダードの中にもいくつかグレードがあります。
素のスタンダードと一つ上のスタンダード・Lでは129,600円もの価格差があります。この価格差で装備の差は以下の通りとなります。
- プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(HID)
- 運転席ハイトアジャスター
- ステアリングガーニッシュ(ホワイトアイボリー)
- LEDドアミラーウィンカー
- 360°スーパーUV・IRカット パッケージ
価格の差の割には、装備の差はあまり大きくないように感じます。
もう一つ、ターボエンジンが搭載されるスタンダードツアラーがあります。スタンダードツアラーは「L」と比較すると162,000円高くなります。
この価格差で、エンジン以外の装備差は以下の通りになります。
- あんしんパッケージ
- クルーズコントロール
- パドルシフト
一番の違いは自動ブレーキなどの予防安全装備の「あんしんパッケージ」が「L」では約62,260円でメーカーオプションですが、ツアラーでは標準装備となります。
よって価格差は実質10万円程度でターボエンジンとクルーズコントロール、パドルシフトが標準装備になるので結構お買い得だと思います。
最もベーシックなスタンダードに「あんしんパッケージ」を装着するのが最もおすすめです。
あんしんパッケージには「自動ブレーキ」「誤発進抑制機能」と「サイドエアバッグ」「サイドカーテンエアバッグ」がセットになっています。
正直自動ブレーキの性能はそれほど高くありません。
⇒自動ブレーキの軽自動車を買う スズキ、ダイハツ、ホンダ、日産の性能比較
ただし、あんしんパッケージには「サイドエアバッグ」「サイドカーテンエアバッグ」が装備されることが非常に評価できます。
⇒軽自動車はカーテンエアバッグ・サイドエアバッグが大事!
⇒軽自動車の安全性を比較・ランキング
N-ONEセレクトとプレミアムの装備と価格を比較
N-ONEセレクトとプレミアムの比較です。
価格は約11万円プレミアムが高くなります。この価格差で装備の差は以下の通りです。
- プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(HID)
- プライムスムース&ファブリックコンビシート(セレクト:ダブルラッセル、プレミアム:ジャージー)
- フロントグリル(セレクト:ブラウン塗装、プレミアム:クロームメッキ・オーナメント付/大開口)
- オートリトミラー
- LEDフォグライト
- クルーズコントロール
- フロントスタビライザー
セレクトとプレミアムの大きな違いはエクステリアデザインとインテリアがメインとなります。
↑N-ONEセレクト
セレクトはブラウンルーフのツートンカラー仕様になっていて、ホイール含めてレトロなイメージに仕上がっています。どちらかというと可愛い雰囲気になっています。
↑N-ONEプレミアム
プレミアムはフロントマスクがクロームメッキになっていて、フォグランプもついているので上質なイメージに仕上がっていますね。
プレミアムはシルバーとブラックのツートンカラーがラインアップされていますが、ツートンカラー以外も選択できます。
インテリアも大きく雰囲気が変わります。
↑N-ONEセレクト
セレクトはエクステリアと同じくブラウン基調のインテリアになっています。やはりレトロなイメージが演出されています。
↑N-ONEプレミアム
プレミアムはブラック基調のインテリアで上質感が演出されています。セレクトとは雰囲気変わります。
プレミアムには、セレクトには装備されないクルーズコントロールや走行安定性向上が期待できるフロントスタビライザーなどが標準装備されます。
⇒軽自動車のクルーズコントロール比較 ホンダ、日産がおすすめ
価格は153万円と高額になり、ターボエンジン搭載のセレクトツアラーよりも高額となります。
個人的にはセレクトがおすすめです。セレクトの方がN-ONEのイメージにあったデザインだと思います。
N-ONEのターボエンジンならセレクトツアラー
N-ONEのエンジンには自然吸気エンジンとターボエンジンがラインアップされています。
ターボエンジンは「ツアラー」というグレードと走りに特化した「RS」がありますが、ここではツアラーを比較します。
そもそもN-ONEにターボエンジンはそれ程必要ないと思います。N-ONEは「セレクト」で街中をオシャレに乗るのが個人的なおすすめです。
セレクトの車重が840kgと、同じホンダのN-WGNとほぼ同じです。ワゴンR「FX」の770kgと比較すると思い車重ですが、ホンダの軽自動車エンジンはトルクが大きくパワーがあるので、自然吸気エンジンでも、パワー不足を感じることは少ないと思います。
⇒軽自動車の加速性能比較・ランキング
⇒軽自動車エンジン性能、パワー比較
それでもターボエンジンのパワーが欲しいのなら、おすすめは「セレクトツアラー」です。
プレミアムツアラーは価格が164万円とセレクトツアラーよりも12万円高くなります。自然吸気エンジンの価格差が11万円なのにさらに1万円価格差が広がります。
セレクトツアラーは自然吸気では標準装備されない以下の装備がついています。
- クルーズコントロール
- パドルシフト
- フロントスタビライザー
- フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
走行性能に関する装備が満載です。これはプレミアムツアラーと同じ装備内容になっています。なので、デザインの好みはあるかもしれませんが、セレクトツアラーで十分満足できる内容です。
ちなみにターボエンジンのRSはさらに走りに特化したグレードで、ローダウンサスペンションが装着されています。ただし価格は174万円と高額となっります。
ここまで、走りに特化したモデルが欲しいのならば、また別の軽自動車を選択した方が良いかもしれません。
⇒おすすめ人気のスポーツ軽自動車のエンジン性能・パワー比較ランキング
N-ONEのローダウンは?
N-ONEは1610mmとハイトワゴンとしては低めの全高となっています。ワゴンRは1650mmなので40mmほど低くなっています。
それ程高くない全高のN-ONEには「ローダウン」というグレードがラインアップされています。ローダウンはローダウンサスペンションが装着されていて全高は1545mmと標準モデルより65mmも低くなっています。
1545mmの全高ならば機械式の駐車場にも入れることが出来るメリットはありますが、乗り心地は悪くなるといったデメリットもあります。
ちなみにローダウンがラインアップされているのは「スタンダード」と「スタンダードL」だけです。価格は34,560円高くなります。
積極的に選ぶ理由は見当たりません…。
N-ONEのおすすめグレードランキング
N-ONEでおすすめできるグレードのランキングです。
1位:N-ONEセレクト 1,420,200円(2WD)
2位:N-ONEセレクトツアラー 1,520,640円(2WD)
3位:N-ONEプレミアム 1,530,360円(2WD)
4位:N-ONEスタンダード 1,200,960円(2WD)
基本的にはセレクトがおすすめです。が、セレクトとプレミアムはスタイリングやインテリアのイメージが異なるので、好みの問題ですが。
いずれにしてもコスパで選ぶ軽自動車ではないので、装備内容などこだわって選んだ方が後悔はないと思います。
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