人気軽自動車のライバル比較

新型ジムニーとハスラーの比較 普通に乗るのならハスラーです

更新日:

今や希少となった本格的オフロード車の中でも、世界最小にして最強の悪路走破性を誇るのが、スズキのジムニーです。ジムニーは2018年7月になんと20年振りにモデルチェンジされました。

新型ジムニーと、同じスズキの人気モデルのハスラーを比較します。

新型ジムニ-の試乗・クチコミ評価
ハスラーの試乗・クチコミ評価 デザイン評価の高さが圧倒的

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新型ジムニーもハスラーもスタイリングデザインが高評価

新型ジムニーはオフロード性能の高さが魅力の軽自動車です。よってバリバリのオフローダーデザインになっているのが特徴です。

この真四角で、軽自動車にしては力強いデザインがとても高評価となっています。

「カッコ良い」「スクエアなボディが良い」「機能と伝統に裏打ちされたデザイン」など、新型ジムニーで一番評価の高い項目になっています。

最新の軽自動車だけでなく、自動車全体を見ても希少なオフロードデザインがカッコ良いですね。

一方、ハスラーもSUVルックでレトロな雰囲気のデザインが大人気となっている軽自動車です。

ハスラー

「デザインが最大の魅力」「癒される」「購入の決め手」など高いクチコミ評価を得ています。

ただし、売れすぎのため街中であふれてきて、少々見飽きた感じもします。

両者ともに、スタイリングデザインが人気の軽自動車です。特にジムニーは、ハスラーと違っ新鮮さも感じます。が、ジムニーは本来見た目で買うクルマではないですね。

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新型ジムニーとハスラーのエンジンパワー・加速性能比較

新型ジムニーとハスラのエンジンパワー比較をしてみます。

ハスラーは自然吸気エンジンとターボエンジンの両方がラインアップされていますが、ジムニーにはターボエンジンしかありません。

新型ジムニー ハスラー
最高出力 64ps/6000rpm 64ps/6000rpm
最大トルク 9.8kgm/3500rpm 9.7kgm/3000rpm
モーター最高出力 2ps
モーター最大トルク 4.1kgm

ターボエンジンのスペック比較です。

最高出力は同じですが、最大トルクはジムニーがわずかながら上回っています。

一番の違いはハスラーは「S-エネチャージ」が採用されていることです。いわゆるマイルドハイブリッドエンジンです。

ハスラーはモーターがエンジンのアシストしてくれるので加速性能は有利です。ただし、マイルハイブリッドなので、モーターだけで走れるわけではなく、モーターのアシストも過大な期待はできません。

また、加速性能はエンジンスペックだけで決まるものではありません。車重が大きく影響します。

ジムニーの車重は1040kgと軽自動車としてはかなり重たくなっています。一方、ハスラーターボは810kgと軽量ボディです。

2割以上も軽いハスラーの加速性能が高いことは明白です。

新型ジムニーとハスラーの燃費比較

軽自動車は維持費の安さも魅力の一つです。

軽自動車の税金は安く設定されていて、維持費的にメリットがありますが、燃費も維持費には重要な要素です。

早速、ジムニーとハスラーの燃費を比較します。と言いたいところなのですが、現在は単純比較できません。

これまでの燃費表記はJC08モードという表記でした。このJC08モード燃費が実燃費と大きく乖離があるという欠点がありました。

実燃費はJC08モード燃費の60~70%程度のケースが多かったです。

2018年にJC08モード燃費から国際基準である「WLTCモード」表記に変更されています。

ジムニーはこのWLTCモードでの表記になっているのですが、ハスラーはまだJC08モード表記のままです。

ジムニーのWLTCモードの燃費は以下の通りです。

5MT 4AT
WTLCモード 16.2km/L 13.2km/L
市街地モード 14.6km/L 11.0km/L
郊外モード 17.5km/L 13.9km/L
高速道路モード 16.5km/L 14.2km/L

WLTCモード燃費は「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」といった走行条件別に燃費が表記されます。これは、「イメージしやすいです。

ジムニーの燃費って悪いな~と感じる数字ですが、実燃費はこんなものかなといった感じですね。

市街地で4ATなら11km/Lという燃費は、乗用車並みですが・・・。

次いで、ハスラーのJC08モード燃費は以下の通りです。

ハスラーターボ
2WD 27.8km/L
4WD 26.2km/L

JC08モード燃費で見るとハスラーは随分と低燃費だと感じます。ジムニーと違い、マイルドハイブリッドエンジンなのも大きく低燃費に貢献していることは間違いありません。

ただ、実燃費はこの数字の60%程度だと考えると、ジムニーと同じ4WDなら15.7km/Lとなります。低めに見積もっても、ジムニーよりは低燃費だなんといったイメージです。

ジムニーが4ATでハスラーが効率の良いCVTだというのと、やはり車重が軽いことも影響しています。

ジムニーとハスラーの燃費比較の結論は、ハスラーの方が低燃費ということです。

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ボディサイズ、室内・ラゲッジスペースの比較

ジムニーとハスラーの各サイズを比較してみます。

まずは、ボディサイズです。

ジムニー ハスラー
全長 3395mm 3395mm
全幅 1475mm 1475mm
全高 1725mm 1665mm
ホイールベース 2250mm 2425mm
最低地上高 205mm 175mm(4WD)

ボディサイズで大きく違いがあるのは全高です。ジムニーは60mm背が高くなります。

その背の高さは最低地上高に違いが出ています。ジムニーは悪路走破性を高めるため、最低地上高が205mmとかなり高くなっています。

また、ホイールベースについてはハスラーが長く、室内スペースの余裕につなげているようです。

ジムニー ハスラー
室内長 1795mm 2160mm
室内幅 1300mm 1295mm
室内高 1200mm 1250mm

室内長が短く2ドアのジムニーに対して、4ドアの利便性に長い室内長のハスラーとなっています。

室内空間のスペースは明らかにハスラーが有利ですし、後席の広さや後席の乗降時のしやすさなど、後席を使用することが多いのなら、間違いなくハスラーがおすすめです。

ジムニーの後席はかなり狭いです。

↑ジムニー

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次に、ラゲッジスペースの比較です。

ジムニー ハスラー
通常時奥行き 220mm 280mm

やはりジムニーはラゲッジも狭いです。

こちらは、後席格納時です。

ジムニー ハスラー
奥行き 1090mm 1240mm
1290mm 1000mm
高さ 770mm 890mm

奥行きや高さでは、スペース効率の高いハスラーが大きくなっていますが、幅に関してはさ左右のホイールハウスの張り出しもなく、シートベルトも外せるので、ジムニーが広くなっています。

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新型ジムニーとハスラーの価格を比較

ジムニーはターボの4WDだけのラインアップのため、ハスラーも同じ条件での価格で比較します。

ジムニー ハスラー
XG(MT) 145万円
XL(MT) 158万円
XC(MT) 174万円
XG 155万円 Gターボ 153万円
XL 167万円 Jターボ 170万円
XC 184万円

ハスラーのターボモデルにはMTの設定ありません。ターボ4WDは2グレードのみの設定で選択肢は少なくなります。直接比較できるグレード同士では、ほぼ同価格となっています。

同価格帯ではありますが、ジムニーの最上級グレードの「XC」以外は、安全装備の「スズキセーフティサポート」が装着されていません。

オプションで42,120円で装着する必要があるので、注意が必要です。

ハスラーターボには標準装備になっています。

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ちなみにハスラーの全グレードの価格は以下の通りです。

グレード 価格
A 110万円
A 4WD 122万円
G 132万円
Gターボ 140万円
G 4WD 144万円
Gターボ 4WD 153万円
J 148万円
Jターボ 157万円
J 4WD 161万円
J ターボ 4WD 170万円

非常にグレードが多いのがハスラーでです。売れ筋となる中間グレードのGなら132万円で購入することができます。4WDでも144万円になります。

この買いやすい価格帯と、スタイリングデザインがハスラー人気の要因ですね。

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ジムニー乗るなら、オフロードをMTT乗るのが、価格的にも燃費的にも楽しさ的にもおススメになります。

新型ジムニーとハスラーの比較まとめ

2018年に20年振りにモデルチェンジしたジムニーが人気となっています。人気の理由はスタイリングデザインにもあるようです。

同じようにSUVルックで人気となったハスラーと比較をしてきましたが、基本的には違うジャンルの軽自動車だという認識が必要です。

ハスラーはワゴンRがベースていて、乗用車がSUV風なデザインになっているので、使い勝手やエンジン性能、燃費などはワゴンRと変わりません。

一方、ジムニーはあくまでもオフロードを走るための軽自動車で、悪路走破性を高めることが重視されています。なので、使い勝手はハスラーには勝てません。

ジムニーをデザイン重視で購入するのは気をつけた方が良いと思います。

軽自動車を普通に使うことを重視するになら、断然ハスラーがおすすめです。

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