スーパーハイトワゴン人気の影響で、少々影の薄い存在になってしまったハイトワゴンですが、各メーカー実力車が揃っています。スーパーハイトワゴンほどのスペースが必要ない人には、バランスのよいハイトワゴンの方がおすすめです。
関連リンク
⇒スーパーハイトワゴン軽自動車ランキング
⇒ハイトワゴン軽自動車のランキング
ハイトワゴンの走行性能の比較は「軽自動車ターボモデルライバル比較 ワゴンR・ムーヴ・Nワゴン・デイズ」で詳しく紹介しています。
ここでは、2017年にモデルチェンジされた新型ワゴンRとムーヴ、Nワゴンの3台の室内の広さ、使い勝手、装備の比較を紹介します。
前席まわりはワゴンRがリード
前席での頭上空間のゆとり、シートサイズは3車ほぼ同じです。
差がついているのはフロアからシートまでの高さで、これはワゴンRが最も高く、椅子に座っているような感覚になっています。椅子に座るような感覚だと運転がしやすいという方も多くいます。これは個人の好みかもしれまぜんが。
↑ワゴンR
ムーヴはシートの座り心地が一番良いです。背中の包み込まれ感やサポート性はとても好評です。
Nワゴンはシート下に出っ張りがあるため、足が後方に引けずに足の置き場が限定されています。シート位置は低めで、インパネ奥行きが最も短いので、車両との一体感が得られやすいのですが、シートの座り心地が悪いのが難点です。
インパネはワゴンRのみセンターメーターでドライバーの目の前はスッキリしています。また、ヘッドアップディスプレイによって、速度などの確認も運転視界から移動せずに可能です。
↑ワゴンRインテリア
かつてはムーヴがセンターメーターが採用されていて、視認性が良かったのですが、今ではメーターを確認するのに視線を下に落とす必要があって、視認性ではワゴンRの方が優れています。
後席まわりについてもやはりワゴンRがイチ押し
軽自動車といえども、ハイトワゴンになると後席に人が乗ることも多くなるので、以下チェックが必要です。
- 乗り降りが楽かどうか
- シートの座り心地
- 頭上、足元の広さ
後席の乗降性はワゴンRとNワゴンが良いようです。特にワゴンRが乗り降りが非常に楽な設計で、座り心地も良くなっています。
頭上方向のゆとりではNワゴンが一番です。ホンダ得意のセンタータンクレイアウトによる低床技術が、Nボックスと同様に大きなメリットになっています。
膝まわりのスペースではロングホイールベース化による、室内長最大のワゴンRがNワゴンと並びムーヴよりも広くなっています。ムーヴも決して狭いわけではなく、必要十分なスペースが確保されています。
後席で大きく差がつくのはフロアからシートの座面までの高さです。前席同様に、ワゴンRが最も高く、着座時に適切な姿勢で座ることができます。座面が高いので、立ち上がりやすく、乗降性のしやすさにつながっています。
ついで座面が高いのはNワゴンです。やはり低床フロアの恩恵です。
ムーヴはフロアに対してシート位置が低めで、膝が浮き気味の体育座り姿勢になります。乗降性もワゴンRやNワゴンよりも劣るイメージです。もちろん、座る人の身長にもよりますが。
関連リンク:軽自動車の室内スペース比較
シートアレンジとラゲッジの使い勝手
シートアレンジについてはワゴンRが一番おすすめです。
後席を格納した時に唯一フルフラットになって、後席は左右分割で160mmスライし、ラゲッジ容量や奥行の調整が自由にできます。
ラゲッジの使い勝手では開口部の低さ、床下収納の豊富さが魅力です。また城跡のスライド量も240mmと3車の中では一番です。ただ、後席格納時のフラットさは今ひとつです。
Nワゴンは後席最後端位置での奥行は288mmと不足していますが、横幅方向のゆとり、後席格納時のフラット具合や最大荷室長では優位となっています。ただし、後席のスライド量は200mmとワゴンRを上回りますが、座面が一体でしかスライドしないのはマイナスです。
関連リンク
軽自動車の後部座席(リアシート)スライド量
荷室スペース(トランク)が広い軽自動車のランキング
使い勝手含めたおすすめはやはり新型のワゴンRです。
軽自動車への乗り換えを考えている方へ!1円でも高く今のクルマを売る方法
ディーラーでの下取だと新車の値引き価格と下取車の価格が一緒にされて、本来の価格より安い下取価格になってしまうこともあります。一括買取査定なら最大36万円も買い取り価格がお得になった事例も!
【かんたん1分入力であなたのクルマの価格がわかる】
軽自動車の新車見積りをかんたんにもらう方法
ディーラーに行かなくても新車の総支払額を知ることができ、ここで値引き交渉もできる便利なサービスです。
【かんたん1分入力で軽自動車の新車の無料見積り】
【条件に合う軽自動車の中古車をかんたんに探す方法】