ミライースは「第3のエコカー」のフレーズでエコ性能を徹底的に追求したモデルでした。2017年5月にモデルチェンジされ新型となったミライースでは、低燃費はそのままに、手頃な価格ながら高い安全性能も盛り込まれています。
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目次
2017年モデルチェンジされた新型ミライースの加速
初代ミライースは2011年に、いいものを安く提供する「良品廉価」をキーワードに、ハイブリッドやEVに続く第3のエコカーを前面に押し出し発売されました。
燃費が良く車両価格の安いミライースは、手頃な日常使いの軽自動車として人気モデルとなりました。
2017年5月にモデルチェンジされて新型となったミライースもその流れを継承しながらも、新しい時代のニーズである安全性や安心感、不満の多かった加速力、さらにはカッコよさといった要望に応える進化を遂げています。
進化のポイント
- 大幅な軽量化
- 燃費は現状維持
- 加速力を強化
先代からの進化で注目は、車両重量の1割を超える80kgの軽量化を実現させながら、燃費は先代ミライースと同じ35.2km/Lとなっていることです。本来なら軽くなった分燃費向上が実現されても良いのですが、あえて燃費は維持しつつ不満とされていた加速力を強化しています。
加速力の進化は、信号待ちからのダッシュが鋭くなっているのが、明らかに違うとわかるレベルにあります。旧型ではアクセルを深く踏んでものんびりした加速でしたが、新型では速度の上昇が明確に体感できるようになっています。
ただ、高速域の加速においては非力さが残っています。ただ、そこまで望む人にはターボモデルが用意されている軽自動車を買うことがおすすめになります。
⇒軽自動車にターボは必要?ターボモデルのパワーと燃費、価格を比較
新型ミライースの乗り心地は?
軽量化や足回りにも特徴があります。
- 走行振動が低減
- 車内が静かになった
- 街乗り仕様
ハンドリングや乗り心地も、軽量化の要にもなっている軽量高剛性ボディを実現するDモノコックによって細かな走行振動が抑えられ、同時に社内の騒音レベルも下がっています。
足回りは街乗り走行を意識されていて、かなりソフトな設定になっています。700kgのクルマだと跳ね上げられそうな低速走行での路面の凸凹の衝撃が大幅緩和されています。
反対に高速道路を走るとやはり足回りは柔らかすぎる印象で、スタビライザーなどを装備して、車線変更などのグラッとする感覚をおさえたくなります。
新型ミライースは完全に街乗りに照準を合わせた軽自動車になっています。
新型ミライースとアルトの走行性能を比較
新型ミライースの最大のライバルとなるのがスズキのアルトです。価格など制や気がある中で、お互いが異なる手法で街乗りカーを仕上げていているので、イメージが大きく異なります。
- ミライースは街乗り重視
- アルトは高速重視
アルトはミライースと違って、高速道路やワインディングで安定した走りも求めて開発されています。
アルトはCVTの味付けとエネチャージ技術によって、停止からの加速がとても鋭いうえに、高速走行での加速が力強くてストレスを感じることは少ないでしょう。まるでターボエンジンかのようではありますが、エンンジンの唸り感が強く、停止からのスタートなどではもう少し穏やかでもよいかなと感じる程です。
加速力でのパワーはアルトですが、街乗りの普段使いでは、快適性に勝るのはミライースになります。
ハンドリングについても同様です。
走行振動などを含めて、街乗りでの乗り心地が柔らかく設定されているミライースは非常に好感が持てます。
アルトについては、振動と突き上げ、さらには音が大きいことが気になり、超に感の運転は疲れてしまうイメージです。ただ、この引き締まった乗り心地は高速道路にいくと好印象です。無駄な動きが抑えられ、ハンドルからの手応えも明確で安心感が高く、ミライースで感じるグラつきやフワフワ感が抑えられています。
ワインディングのような連続するカーブも同様で、アルトは剛性感も高く、操舵に対する応答性に懐の広さを感じますが、ミライースはグラッと車両姿勢が大きくなっています。
新型ミライースとアルトの安全装備
今注目度が高まっているのが、自動ブレーキに代表される予防安全&運転支援装備です。
しかし、軽自動車においてはコストの制約と搭載スペースが大きな問題となります。普通車に搭載されている長距離を見定めるミリ波レーダーにしても、高価な上にサイズも大きく軽自動車には不向きです。ステレオカメラにしても、軽自動車のフロントガラスサイズを考えると、視界の妨げになりやすいのも問題です。
- ミライース:スマートアシストⅢ搭載
- アルト:スズキセーフティサポート
新型ミライースは、ルームミラー後方にほぼ収まる世界最小のステレオカメラ採用してサイズの問題を解決しつつ、予防安全機能を高めることに成功しています。
さらに、オートハイビームやペダル誤操作での誤発進抑制機能も前後方向に対応するなど、最新の安全性能を手頃な価格で搭載できるようになっています。
これに対してアルトは単眼カメラとレーザーレーダー方式を採用する「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用されています。機能的にはミライースと同等の装備です。。
⇒自動ブレーキの軽自動車を買う スズキ、ダイハツ、ホンダ、日産の性能比較
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質感も高さはアルトよりもミライース
スタイリングについては好みだと思います。
↑ミライース
↑アルト
しかし、インテリア含めた質感では、ミライースに軍配が上がると思います。
↑ミライースのインテリア
↑アルトのインテリア
新型ミライースは街乗りを快適に、アルトは高速走行含めた走行性能を楽しむ、といった選び方になると思います。
価格については「安い軽自動車に乗り換えるならアルトかミライースがおすすめ」で詳しく紹介しています。
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