パワー不足で走らない軽自動車は嫌!よく走る軽自動車が欲しい!と言う方へ
軽自動車のエンジンは、どのモデルも排気量は660ccとなっています。このエンジンが自然吸気(NA)エンジンかターボエンジンかの差はありますが、基本的な排気量は一緒です。
なので、どのモデルも同じかと言えば、そうでもなく車種によるエンジン性能の差は大きいようです。
あと、軽自動車の宿命として燃費があります。維持費の安さが魅力の軽自動車は、燃費の良さも追及していく必要があります。燃費とエンジンパワーのバランスのとり方など難しいでしょうね。
よく走る軽自動車をエンジン性能の評価ランキングで紹介します。
ここでは一般の軽自動車でランキングをしていて、スポーツモデルに関してはスポーツ軽自動車のエンジン性能・パワー比較ランキングをご覧ください。
エンジンパワーのカタログ数値については以下のページで紹介しています。
⇒軽自動車にターボは必要?ターボモデルのパワーと燃費、価格を比較
⇒軽自動車の加速性能をトルクウェイトレシオランキングで確認
目次
1位:ホンダ N-WGN・N-WGNカスタム
自然吸気:最高出力58ps/7300rpm 最大トルク6.6kgf・m/4800rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.6kgf・m/2600rpm
エンジン性能ランキング1位はN-WGNです。よく走る最強エンジンの軽自動車です!
2019年8月にモデルチェンジされた新しいモデルですが、エンジンは基本的にN-BOXと同じです。
N-BOXよりも車重が軽い分、自然吸気エンジンでも活発な走りを体感できます。
その自然吸気エンジンの評価は以下のような感じです。
- NAでもしっかり加速。街乗りに問題なし
- トルクの出方が素晴らしい
- フィットの1.3と変わり映えしないレベル。でも値段もそんな感じ
- エンジンのパワーは高回転向けで加速等ではハイト系で一位
- 先代より新型の方がダントツ静か
N-WGNのエンジン評価ランキングが1位といっても、自然吸気エンジンに関してはバツグンに高い評価ばかりではありません。
が、自然吸気でもネガティブな評価が少ないことが、N-WGNの強みだと感じます。
もちろん「加速は辛い」などのネガティブな評価もあります。しかし、そこまでパワー不足のイメージもありません。
街乗りだけでなく、ACCを活用すれば街中だけでなく高速なども不満なく走れるレベルにあるのがN-WGNの魅力かもしれません。
ターボエンジンについての評価はどうでしょうか。
- 他メーカーの軽自動車よりも加速性能が優秀
- N-BOXよりも空力性能や車両重量の差からN-WGNの方が軽やか
- どの回転域でも非常にトルクフル
- 660ccとは思えないほどにアクセル操作に対する「ツキ」がいい
- 3気筒のネガは全くなく非常に完成度の高いエンジン
N-WGNのエンジンはターボも基本的にはN-BOXと同じですが、やはり重量の差によって加速性能はN-BOXよりも高いです。
ライバル車とターボ同士で比較しても加速性能が高いとの評価がみられます。
軽自動車とはいえ、「エンジン屋ホンダ」の実力でしょうか。
- 低回転からターボが効くのでトルクがあって使いやすい特性
- 2,000回転を切るレベルで走行できるので静粛性が高い
- 一昔前の軽自動車を彷彿とさせるエンジン音は皆無で非常に静か
N-WGNのターボは2,600回転と低回転から最大トルクが発生するので、エンジン回転に頼らず加速することが出来ます。
よってN-WGNのエンジンは静粛性が高いです。
N-WGNは2019年にモデルチェンジされた新しいモデルで有利な面もありますが、同じ2019年にモデルチェンジされたデイズやタントよりも、加速性能は良いとの評価もみられます。
N-WGNなら自然吸気でもターボでも、パワー不足を感じることはほぼなく乗ることが出来る数少ない軽自動車かもしれません。
2位:スズキ ハスラー
自然吸気:最高出力49ps/6500rpm 最大トルク5.9kgf・m/5000rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.0kgf・m/3000rpm
エンジン性能評価ランキング2位は
2019年12月にモデルチェンジされた2代目ハスラーです。
エンジンスペックでは1位のN-WGNに劣ります。特に自然吸気エンジンはN-WGNのスペックの10%以上も下回っています。
が、新型ハスラーでは全グレードマイルドハイブリッドになっているので、モーターによるアシストがあることと、N-WGNよりも軽量なボディがプラスになっています。
まずは、自然吸気エンジンの評価です。
- 一般道メインならノンターボで十分。
- モーターアシストがかなり効いていて快適
- 平坦な道では一人乗車で全く持って非力感もなく十分以上
ハスラーなら自然吸気エンジンでもパワー不足といった評価はほぼありません。マイルドハイブリッドのモーターアシストの効果が体感できているようです。
また、モーターアシストのおかげか静粛性が高いとの評価も多く見られます。
- フル乗車など条件によってターボを選んでおけばと後悔することになる
- 街乗りならばノンターボでも大丈夫
ハスラーの自然吸気エンジンの評価が高いといっても、2名乗車の街乗り中心がメインのイメージです。
ターボエンジンいらずとはいきませんね。
次いで、ターボエンジンに関する評価です。
- 荷物を超満載で出かけても動力性能に何ら不満はなく良く走る
- 2.3Lターボからの乗り換えでも高速を飛ばさない限り不満はない
- モーターアシストのおかげか?加速は軽自動車を越えている
- 色々乗り比べたが普通に乗っている分には一番パワフル
ターボエンジンにプラスしてマイルドハイブリッドのモーターアシストなので、荷物満載やフル乗車、上り坂でもパワー不足を感じることはないでしょう。
他の軽自動車や乗用車などと比較してもパワフルといった、かなり高い評価のコメントも多く見られます。
- 静粛性にも驚かされる
- エンジン音が静かなせいで逆にロードノイズが気になる
自然吸気エンジンと同様に、ターボエンジンも静粛性が高い評価となっています。
エンジンの静粛性が高いので、逆にロードノイズが気になるという評価もあるほどです。
新型ハスラーは、軽量ボディにマイルドハイブリッドのモーターの合わせ技によって高いエンジン評価となっています。エンジンパワーのN-WGNとの違いですね。
3位:ホンダ N‐BOX・N‐BOXカスタム
自然吸気:最高出力58ps/7300rpm 最大トルク6.6kgf・m/4800rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.6kgf・m/2600rpm
一番売れている軽自動車のホンダN‐BOXのエンジン性能評価ランキングは3位です。
N-WGNよりも重量が重いボディによって、N-BOXが3位になっているイメージです。
人気のスーパーハイトワゴンで最もよく走る軽自動車です。
N‐BOXはホンダの軽自動車として初めて「i-VTEC」エンジンが搭載されました。
また、高張鋼板の多用や新接合技術などによって、大幅な減量にも成功しているので、ボディの軽量化もされていて低燃費も実現できています。
まずは自然吸気エンジンの評価のポイントです。
- 平坦地住まいなので必要十分以上
- 極めて静かで上質感も感じる
- エンジン音がうるさく感じることもなく、車内の静粛性はいい
- 燃費に振ったチューニングよりは力強い。パワーを取るか、燃費を取るか
- 高回転では気持ちのいい甲高いVTECサウンドが堪能できる
- ホンダらしい高回転型エンジンで加速力あり
- 街乗り中心であれば必要十分
- 回すとVTECが搭載されたとはいえ3気筒の粗さが見える
新型N‐BOXはVTEC搭載のおかげか「高回転型の気持ちいいエンジン」といった評価になっています。トルクが大きいため加速力もあるので、自然吸気エンジンでも満足度は高いようです。
3気筒の粗さという評価もありますが、軽自動車のエンジンはすべて3気筒なので、しかたない部分かもしれません。
ただ、自然吸気エンジンでは高速道路での走行に物足りなさがあるのも事実のようです。そこで、次はN‐BOXのターボエンジンについて見てみます。
- とにかくトルクフル!とても660ccとは思えない(体感1300cc位)
- 普通に走る分には大人4名乗車でも十分な動力性能。
- 山道の上りでも下手なリッターカーよりすいすい上る
- トルクの引き出し方とCVTのセッティングが上手い
- 踏み込めばエンジン音するが、エンジンの存在感がなく静か
- 高速の合流もすぐに流れに乗れる。高速走りならターボ一択
自然吸気エンジンでも評価が高かったので、ターボも当然高い評価です。「エンジンが静か」といった評価も多く、快適性の高さにもつながっています。
また、N-BOXは走行性能評価ランキングでも評価が高く、ランキング1位となっています。
N‐BOXは「軽自動車の枠で普通車をつくった」といった表現がピッタリで、販売台数ランキング1位の人気もうなずける実力のようですね。
⇒N-BOXとルーミー・タンクを比較 価格や燃費、試乗・走行性能比較
4位:スズキ ワゴンR・ワゴンRスティングレー
自然吸気:最高出力49ps/6500rpm 最大トルク6.4kgf・m/6000rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.0kgf・m/3000rpm
ワゴンRの大きな特徴は「マイルドハイブリッド」が採用されていることです。スズキ軽自動車の特徴といっても良いでしょう。
マイルドハイブリッドなので、モーターだけの走行はできない仕組みですが、停車中ににブレーキペダルを緩めると、エンジンを始動させずにモーターの力だけでクリープ走行できる程度のモーター走行は可能になっています。
このマイルドハイブリッドがどれぐらいエンジン性能の評価に影響があるか評価のポイントを紹介します。まずは自然吸気エンジンです。
- 動力性能は必要十分で、CVTのもたつき感もなく街乗りではストレスなし
- モーターのトルクアシストもありパワフルな動力性能
- 高速走行3000回転付近からは頭打ちの感じがする
- 平坦な道は問題ないが、アクセルを踏み込めばエンジンノイズがうるさい
- アイドリングストップからのエンジン始動が静か
ワゴンRの自然吸気エンジンは必要十分というイメージです。
自然吸気エンジン自体は49psとスペックはかなり低いですが、モーターの出力と770kgという軽いボディのおかげだと思います。
モーターのアシストについての評価はそれほど出てきませんが、アイドリングストップからの再始動が静かというメリットは大きいようですね。
ワゴンRスティングレーに搭載されているターボの評価はどうでしょうか?
- 感覚的には1500ccと同程度
- 停止状態からの加速は1.0Lのルーミーより速い
- 加速感はあるが、速度があがるほど余裕はなくなる
- エンジンは静かで踏み込めばターボの力強さも味わえて緩急自在に扱える
- ヘタなコンパクトカーよりも上質なエンジン
- マイルドハイブリッドの補助動力は素晴らしい
ワゴンRターボエンジンの評価はとても高くなっています。
ターボエンジンに組み合わされているモーターは、自然吸気のモーターよりも若干パワーがあることも影響しているのでしょうか?車重の軽さが強みなのでしょうか?
ワゴンRは自然吸気エンジンの評価はそれほど高くないですが、ターボエンジンの評価がとても高いので、エンジン性能のランキングは上位となっています。
5位:スズキ スペーシア・スペーシアカスタム
自然吸気:最高出力52ps/6500rpm 最大トルク6.1kgf・m/4000rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.0kgf・m/3000rpm
エンジン性能評価ランキング5位はスペーシアです。
エンジンはN-BOXの方がパワフルですが、スペーシアは軽量なボディとマイルドハイブリッドの電動アシストの相乗効果のおかげで、エンジン性能評価が不利なスーパーハイトワゴンの中でも良く走る軽自動車です。
スペーシアの自然吸気エンジンに関する評価のポイントです。
- マイルドハイブリッドのモーターアシストで非力な感じはしない
- 滑らかなスペーシアとパワーのあるN-BOXというイメージ
- 普通車からのダウンサイジングならターボのあるカスタムがおすすめ
- 出だしは踏み込まないともたつき感がでる
- 登り坂でスピードをキープさせるためには非力さを感じる
- 高速道路の上り坂くらいならPWRスイッチで難なく乗り切れる
ハスラーやワゴンRでは評価の高い自然吸気エンジンも、車重のあるスペーシアではパワー不足を感じるようですね。
ただ、スーパーハイトワゴンの自然吸気エンジンとしてはエンジン性能の評価は高いイメージです。
上り坂などパワーが必要なシーンでは、PWRスイッチを上手く活用すれば、パワー不足を感じることが少なくると思います。
ノーマルボディにターボの設定がないのが問題ですね。ノーマルのデザインが好きでもターボが選べないなど、評価が下がる原因かもしれません。
ターボエンジンの評価のポイントも紹介します。
- 加速はいいし、発進時はモーターアシストを実感できるので新鮮
- 加速は必要十分。N‐BOXのターボと加速性能は同等
- N-BOXはアクセルを踏み込んだ最初エンジンがうなるが、スペーシアはかなり静か
- N‐BOXと比較すると少しおとなしい印象
ターボについてはパワー不足の不満はほとんどないイメージです。
高速走行でも余裕があって、エンジンは低い回転数を保ち、想像以上に静かだとの評価もあります。
N-BOXよりも静かとの評価もあります。
N-BOXはエンジンパワーでグイグイ加速し、スペーシアは軽量ボディとモーターアシストで静かに加速するといった違いがあるイメージです。
6位:日産 デイズ・ハイウェイスター
自然吸気:最高出力52ps/6500rpm 最大トルク6.1kgf・m/4000rpm
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク10.0kgf・m/3000rpm
エンジン性能ランキング6位は2019年にモデルチェンジされた新型のデイズです。
最新モデルとしては評価は低いですね。
エンジンスペックは共通ですが、デイズはハイウェイスターは「スマートシンプルハイブリッド」と呼ばれているハイブリッドモデルです。
減速エネルギーをリチウムイオンバッテリーに蓄えておいて、エンジンの補助に活用されるのでエンジン性能には多少プラスになっているでしょう。
まずは、デイズ自然吸気エンジンの評価です。
- 街乗りでは全く不満はない
- よく回るエンジンで唸ってもうるさくない
- NAなのでパワーはないですが必要十分
- 街乗りメインでNAにしたが失敗かな。とにかく出だしが悪い
デイズの自然吸気エンジンはパワーがあるといった評価はほとんどないです。
必要十分なパワーにも満たなく感じる可能性もあります。
- スマートシンプルハイブリッドは存在感がない
- 初めの1~2秒だけアシストしているイメージ
- モーターアシストについては感じ取ることはできない
- アイドリングストップからの復帰にモーターを使う所に良さがある
- 復帰した瞬間の衝撃が大きくスズキに負けている
スマートシンプルハイブリッドについても、エンジンをアシストを実感できるほどではないといったイメージになっています。
ハイブリッドのメリットとしてアイドリングストップからの復帰にモーターを使うので、とても静かにエンジン復帰してくれるというものがあります。
ただし、スズキのマイルドハイブリッドには劣るとの評価もありますが・・・。
デイズのターボ評価のポイントです。
- ドッカンターボではなくNAっぽく運転しやすい
- リニアに車速が伸びて気持ちよく走れる
- 最新式のCVTはまるでトルコンの様な変速
- トルクフルで吹け上がりも良くパワフルなエンジン
- インタークーラー付きターボに相応しい力感
- アクセルを踏み込まなくても必要十分な加速をするし高速でも余裕がある
自然吸気エンジンは評価低めでしたが、ターボエンジンについてはパワフルで気持ちよく走れるといった高い評価になっています。
CVTは好き嫌いが分かれるところですが、新型デイズは新開発のCVTでステップ変速を実現するDステップ機能により、爽快な加速感が味わえるようになっています。
- ハイブリッドは加速が良くなるわけでもないし燃費が良くなるわけでもない
- マイルドハイブリッドの恩恵もターボの力強さも全く感じ取ることができない
- N-WGNターボは出足からスムーズに加速して全くストレスを感じなかった
ターボエンジンでもハイブリッドの恩恵は感じられないとの評価が多いです。
デイズのエンジン性能評価があまり高くない原因の一つのようですね。
パワフルなエンジンで評価の高いN-WGNと比較では、N-WGNがスムーズな加速でパワフルだとの評価です。
デイズにはスマートシンプルハイブリッドが採用されていますが、スズキのマイルドハイブリッドほどの高い評価ではありません‥。
また、ハイウェイスターにしか、ハイブリッドがラインアップされていないのも、個人的には少々不満です。
7位:ダイハツ タント・タント カスタム
自然吸気:最高出力52ps/6900rpm 最大トルク6.1kgf・m/5200rpm
ターボ:最高出力64ps/6400rpm 最大トルク10.2kgf・m/3600rpm
7位はダイハツタントです。ダイハツで初めてのランクインです・・・
ライバルのN-BOXやスペーシアよりも新しいモデルですが、走りに関しての評価は1番低いです。
スペーシアのようなマイルドハイブリッドでもなく、N-BOXほどパワフルでもないので仕方ないですね。
自然吸気エンジンの評価のポイントです。
- 走り出しの加速がスムーズ
- 加速はすごくよく、街乗りだったら自然吸気エンジンで充分
- 登り坂になるとパワー不足を顕著に感じる
- 非力だが前のモデルよりはよく走る
- スペーシア、N-BOXの方がサクサク走る
タントの自然吸気エンジンでは街乗りでギリギリでしょう。
この非力な走りでも2019年のモデルチェンジ前よりも良く走るようになっています。
他にも不満ポイントあります。
- 少しザラつき感を感じる
- エンジン音もそれ相応に聞こえる
静粛性も今一つといったイメージでしょうか。
ターボエンジンの評価ポイントは。
- 660ccとは思えない加速でエンジンブレーキもちょうど良い
- パワー不足をそこまで感じない
- パワフルで十分満足できる
- 可もなく不可もなく
タントのターボエンジンは満足できる走りになっています。
が、N-BOXのようなパワフルといった評価はそれほどありません。ターボで「可もなく不可もなく」といったコメントがでるのは少し不安です。
また、タントターボも「ザラつき」があり、静粛性も低いといったイメージはあるようです。
8位:ダイハツ ウェイク
自然吸気:最高出力52ps/6800rpm 最大トルク6.1kgf・m/5200rpm
ターボ:最高出力64ps/6400rpm 最大トルク9.4kgf・m/3200rpm
ウェイクは全高1835mmとスーパーハイトワゴンの中でも最も背が高く、使い勝手に優れている軽自動車です。
背高ボディで車重が1000kgに達するため、おすすめのエンジンはターボです。
- さすがターボ。1.3Lコンパクトカーより加速がよく速い
- ターボなら4名フル乗車の高速道路においても不満なし
- 赤信号からのダッシュ、60km/hからの急加速は期待できない
- 軽自動車の限界。800ccくらいの排気量が必要と感じる
ウェイクのターボエンジンなら普通に運転する分には問題ないでしょう。が、スタートダッシュや追い越しなどの再加速は期待できそうにありませんね。
ボディが重い上に、新型タントのエンジンよりも最大トルク低くなっているので仕方ないです。
9位:スズキ アルト
自然吸気:最高出力52ps/6500rpm 最大トルク6.4kgf・m/4000rpm
ベーシックな軽自動車の代表格であるアルトは、エンジン性能は可もなく不可もなくといったイメージです。
ターボなしの素のアルトのエンジン評価です。
- 可もなく不可もなく
- 普通の街乗りには問題ないパワー
- 車重が軽いことがプラスに働き、加速も下手なリッターカーより上
- 5AGSに癖があり、慣れないと同乗者が車酔いする
街乗り中心で乗る軽自動車ですし、車重が軽いのでパワー不足はあまり感じないでしょう。
ただ、CVTではなく5速MTの5AGSだと滑らかな加速が難しく、評価が下がる原因になっています。CVTならそれほど問題ないでしょう。
10位:スズキ ラパン
自然吸気:最高出力52ps/6500rpm 最大トルク6.4kgf・m/4000rpm
かわいいスタイリングで女性から人気の高いラパンが10位以内にランクインです。
ラパンはアルト同様に自然吸気エンジンのラインアップしかありません。
ラパンのエンジン性能に関する評価のポイントです。
- 車重が軽いので加速はとても良い
- 大人2人乗車でも一般道なら問題ない
- 車体が軽いので想像以上で、決してトロいクルマではない
- 加速は乏しい。パワーのなさを感じる
- 燃費重視しているので、パワーは割り切るポイントなので気にしない
ラパンは車重が軽いのでノンターボで必要十分といったイメージです。
あと、ラパンはエンジン性能を求めて購入するクルマではないので、それほど気にするポイントではないかもしれませんね。
エンジン性能ランキング11位以下の軽自動車
よく走る軽自動車の上位ランキングは、ホンダとスズキが中心になっています。
乗用車メーカーのホンダが本気で作った軽自動車エンジンと、スズキのマイルドハイブリッド搭載エンジンといった、特徴のあるエンジンが評価を受けているので、通常の軽自動車エンジンの評価は厳しくなっています。
11位:ダイハツ ムーヴ・ムーヴカスタム
自然吸気:最高出力52ps/6800rpm 最大トルク6.1kgf・m/5200rpm
ターボ:最高出力64ps/6400rpm 最大トルク9.4kgf・m/3200rpm
ワゴンRとともに軽自動車の代表格ムーヴのエンジン評価が低いポイントです。
- ターボがないと情けない性能
- NAで登りはきつい。エアコンONだとさらにきつい
- 出足が鈍い感は今時のエコカーっぽいが、加速はいいし静か。
- ターボなので必要十分な性能。坂道でもアクセルを踏み込む事が少ない
- ターボならコンパクトカーと比較しても差はない
ムーヴの評価を大きく下げているのは自然吸気エンジンです。
ワゴンRにはマイルドハイブリッドなので、自然吸気エンジンでも不満が少なめになっているのが大きな差です。
ムーヴにはこれといった特徴のない660ccの軽自動車エンジンなので、見劣りしても仕方ないかもしれませんね。
12位:スズキ ジムニー
ターボ:最高出力64ps/6000rpm 最大トルク9.8kgf・m/3500rpm
ジムニーのエンジンはターボのみのラインアップですが評価は低いです。
パワーはあるのですが、車重の重さが走りに影響していると思います。
エンジン評価のポイントです。
- 1tを超える車重に軽自動車は、かなり無理がある
- ターボ付きだが車重に対して明らかに負けている
- 明らかに出足が遅く、重さを感じる
- 5MTではキビキビ走る。シエラより軽快
- 踏み込むと軽く回り、ターボの吸気音と相まって中々楽しい
- スピードさえ求めなければダイレクト感、操っている感が最高
ジムニーはエンジン性能が高く良く走るクルマではないです。
が、5MTで操る楽しさがあるのが魅力でしょう。選ぶなら4ATよりも5MTがおすすめです!
13位:ダイハツ タフト
自然吸気:最高出力52ps/6900rpm 最大トルク6.1kgf・m/3600rpm
ターボ:最高出力64ps/6400rpm 最大トルク10.2kgf・m/3600rpm
2020年に発売された、新しいブランドタフトの走りに関する評価は低いです・・・。
タフトの自然吸気エンジンは、低い回転数で最大トルクを発生するのが大きな特徴です!扱いやすいエンジンではないかと思うのですが評価は低いですね。
タフトのエンジン評価が低いポイントです。
- 若干タイムラグがある。ドッカンターボに近い
- アクセルのレスポンスが悪いのが気になる
- アイドリングストップからの再スタートはもたつく
- マイルドハイブリッドを搭載したスズキや日産に劣る
- ターボモデルは坂道や高速でも問題無さそう
ターボならよく走るエンジンとして問題なさそうです。が、レスポンスの悪さやアイドリングストップからの復帰などに不満点が多いです。
14位:ダイハツ ミライース
ミライースはアルトと並ぶ人気のベーシク軽自動車です。ただし、エンジン性能についてはアルトよりも低いランキングにしています。
- 街乗りに十分な動力性能を持っている。
- 四人乗車も市街地なら不満はない。
- エアコン使用するとパワーが落ちて坂道はエンジンがうなる。
- 家の周りにアップダウンが多いなら走らないと思った方が良い。
- もう少し低速トルクが太いエンジンにして欲しい。
かなりパワー不足の不満のクチコミが目立ちます。確実にアルトよりもネガが多いイメージです。燃費は良いのですが、走りは覚悟した方がよさそうです。
15位:日産 デイズルークス
日産のスーパーハイトワゴンのデイズルークスは、N‐BOXやタント、スペーシアの陰に隠れて地味な存在ですが、売れ行きはそれほど悪くありません。
- NAでもアクセル踏む込めばそれなりに加速する。
- NAはパワー不足だと言われるが街乗りには不便しない。
- 回さない限り、遮音も良くできている。
- トップエンドまで回すとうるさいが、決して安っぽく不快な音質ではない。
- 車体が重いのでターボにした。ノンターボならダメだと思う。
- 走り出しがもっさりしていて、アクセルを踏み込む機会が多い。
他のスーパーハイトワゴンのエンジン評価と同じく、ノンターボはパワー不足でターボが必要と言ったイメージです。が、あまり特筆した特徴がないのが低いランキングの理由です。
16位:ダイハツ ムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスは、ハイトワゴンでありながらスライドドアを採用して利便性の高い軽自動車です。
さらに、レトロでカワイイスタイリングで女性に人気で売れ行きも良いのですが、エンジン性能の評価はあまり高くありません。
- 平地では快適。軽くてスムーズに走ってくれる。が、登坂は弱い。
- 踏めばちゃんと加速するが、坂道の途中からのゼロ発進はかなりキツイ。
- 街中をゆっくりエコ運転で走るのが似合っているのでパワー不足は問題ない。
- エンジンのカムノイズがガチャガチャうるさく不快になる。
- スタートからの吹き上がり感はスズキ車の方がかなり上。
- やっぱりターボが欲しかった・・・。
ムーヴキャンバス一番の欠点は、車重が900kgを超えるにも関わらずターボエンジンのラインアップが無いことです。なのでエンジン評価が低くなるのは仕方ないかもしれません。
軽自動車エンジン性能比較・ランキングのまとめ
軽自動車のエンジンはすべて660ccなので、大きな差はないように思えますが、試乗・クチコミ評価では大きく評価に違いがでています。
評価が高いのはホンダのエンジンです。乗用車メーカーが軽自動車にも乗用車の技術を持ち込んでいるだけに、コンパクトカーを凌ぐほどの実力になっているようです。
次いで、注目はスズキのマイルドハイブリッドです。燃費の良さだけでなく、モーターがエンジンを補助してくれている実感も体感できているようです。
厳しいのはダイハツのエンジンです。ホンダやスズキのような特徴はありません。ただ、普通の良くできた軽自動車のエンジンなのですが、それだけでは評価されない程、軽自動車のエンジンも進化してきているのでしょう。
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