日産が初めて開発から関わった軽自動車がデイズです。三菱との共同開発車でeKワゴンとの兄弟車となります。
2013年6月に発売されたデイズですが、2019年3月にモデルチェンジされ新型デイズに切り替わりました。
新型デイズの進化がとにかくすごい!と言うことで新型デイズのすごさを紹介します。
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目次
新型デイズと新型デイズハイウェイスターのスタイリングデザイン
新型デイズには標準のデイズとデイズルークスがラインアップされています。
↑標準デイズ
フロントマスクがかなりカッコ良いです。
最新の軽自動車の多くは標準モデルとカスタムモデルがラインアップされていて、間違いなくカスタムモデルがカッコ良くて、標準モデルは普通・・・といったケースが多いですが、新型デイズは標準モデルでも十分カッコ良く仕上がっています。
↑デイズルークス
標準デイズでもカッコ良かったですが、デイズルークスになるとさらに良いですね。
ハイウェイスター専用外装として、クロームタイプのフロントグリルやフロントエアロバンパー、リヤエアロバンパー、サイドシルプロテクターなどが装備されていて、かなり精悍なイメージになっています。
クルマは見た目が一番とよく言われますが、デイズはハイトワゴン軽自動車の中では一番好みです。もちろん見た目は個人の好みによりますが。
もちろん見た目で人気なのはハスラーやムーヴキャンバスなどのデザインをウリにしているモデルではあります。
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新型デイズにプロパイロット搭載!N-BOXとどっちが?
新型デイズの一番の進化ポイントは、日産の技術の象徴である「プロパイロット」が搭載されていることです。
車間距離を自動で調整しながら先行車を追従し、全車速追従型なので0km/hで停車するまでカバーしてくれます。
また、プロパイロットには車線の中央を走行できるようにステアリングをアシストする機能も装備されています。このステアリングアシストについては初期のプロパイロットを搭載しているセレナなどと比較しても大きく進化しているようです。
開発者いわく「以前に比べると制御が向上していて、軽自動車のデイズも正確な動きをする」とのことです。
新型デイズに搭載されているプロパイロットは、セレナを超える程の実力を備えているようです。
このデイズのプロパイロットで一番警戒感を強めているのは、ホンダN-BOXではないでしょうか。
軽自動車の中で圧倒的な人気と販売台数を誇るN-BOXにも同じような機能が装備されています。が、N-BOXの場合は時速25km未満になると追従コントロールが解除されてしまいます。全車速追従型は軽自動車では新型デイズのみです。
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新型デイズはN-BOXを上回る半自動運転が実現されています。
ただし、全グレードにホンダセンシングを標準装備しているN-BOXに対して、新型デイズは一部グレードのみにした装備されていません。
プロパイロットが装備されているグレードは「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」と「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」だけです。
「ハイウェイスターXプロパイロットエディション」の価格は156万7,800円で、「ハイウェイスターX」よりも97,200円高くなっていますが、他の装備差もあるのでプロパイロットの正味価格は5万円前後となっています。
お買い得と言えばお買い得ですが、やはり全グレードに標準装備されているN-BOXの方が、性能は新型デイズが上だとしてもすごさを感じます。
新型デイズはスマートシンプルハイブリッド搭載
新型デイズでは「プロパイロット」が注目されがちですが、実はハイブリッドエンジンも搭載されています。
現在、軽自動車でハイブリッドが搭載されているのはスズキのスペーシア、ワゴンR、ハスラーです。スズキのハイブリッドはマイルドハイブリッドで、モーター単独での走行はできませんが、燃費性能では軽自動車の中でもトップクラスです。
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新型デイズに搭載されるスマートシンプルハイブリッドもスズキと同じマイルドハイブリッドなので、モーターだけでの走行はできません。
ただし、モーターが加速時の駆動を補助してくれるので、加速性能の向上にはつながるかもしれません。これはスズキのマイルドハイブリッドも同じです。
燃費性能については、標準エンジンについてはJC08モード燃費29.4km/Lに対して、スマートシンプルハイブリッドは29.8km/Lと数値的にはイマイチです。
ワゴンRマイルドハイブリッドの33.4km/Lと比較しても見劣りします。
燃費については「スマートシンプルハイブリッドは、実用燃費を向上させるというメリットがある。アイドリングストップ後の再始動も静かで、走りも滑らか。燃費以外にも多くのメリットがある。」と開発者の方は説明しています。
が、スズキのマイルドハイブリッドでも同じことが言えると思います。
新型デイズのエンジン性能とCVTの進化
新型デイズのエンジン性能についてはどうでしょうか。
【ノンターボ】
- 最高出力:52ps/6400rpm
- 最大トルク:6.1kgm/3600rpm
【ターボ】
- 64ps/5600rpm
- 10.2kgm/2400rpm
最高出力、最大トルクともに最新の軽自動車のライバルと遜色ない数値になっています。
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試乗レポートではノンターボでも余裕があって運転しやすいとの評価になっています。発進直後の1500rpm付近でアクセルペダルを軽く踏み増せば素直な加速を見せるとのことです。
背景にあるのは、日常的な運転感覚を左右する最大トルクの設定のようです。6.1kgmという数値は平均的ですが、発生回転数が3600rpmとワゴンRやムーヴよりも低く抑えられているため、実用回転域の駆動力に余裕があるから運転しやすいのでしょう。
新型デイズはエンジンだけでなくCVTも進化しています。
CVTでありながらATのような変速を発生させることで伸びのある加速を感じられる「Dステップ制御」が採用されています。
アクセルペダルをさらに踏み込むと、4000rpmを超えた領域で駆動力が高まって、CVT(無段変速AT)にもかかわらず、有段式ATのようにエンジン回転を上下させながら加速していきます。
エンジンが一定の回転域にとどまり、速度だけが上昇するCVTの違和感を抑えてくれます。
新型デイズには高級車ばりの「SOSコール」も装備可能
新型デイズには、日産としても初めてとなるSOSコールが搭載されています。
新型デイズのSOSコールは、事故発生時に自動的に緊急対応センターのオペレーターに通報が送られます。
位置情報や衝突時の車両データ(車速データや加速度センサーの情報)から、事故状況を類推、把握して、出勤要請など必要な対応を行ってくれます。
通報は、エアバッグ作動時に自動的に行われるパターンと車内の操作スイッチによって手動で行うパターンがあります。
オペレーターは、民間の緊急通報サービスHELPNETが利用されていて、当然24時間365日対応になっています。
高級車や欧州の輸入車に搭載されているSOSコールが、まさか軽自動車に搭載されるとは・・・。
新型デイズの走行性能や乗り心地は?
新型デイズは走行安定性も評価が高くなっています。
操舵に対する反応は、軽自動車でありがちな鈍さは感じさせず、ワインディングを走っても素直に旋回してくれるようです。
プラットフォームやサスペンションが新開発されて、ホイールベースもホンダ「Nシリーズ」の2,520mmに次いで長い2,495mmなので、安定性が飛躍的に高められているとのことです。
新型デイズの試乗レポートでは、ノンターボもターボエンジンも軽自動車とは思えないくらい車内が静かになっているようです。
高速走行や発進加速時に、エンジンノイズが身になることはほとんどないとのことです。軽自動車っぽい特有の音がしないのはゆったりした運転ができて非常によい仕上がりです。
サスペンションのセッティングは全車共通ですが、タイヤサイズはノーマルエンジンが14インチで、ターボは15インチが装着されています。
14インチは操舵感が自然な印象で、乗り心地も穏やかです。15インチはグリップ性能が少し高まって操舵感も若干機敏になり、乗り心地は引き締まった印象に変わります。
新型デイズのまとめ
新型デイズは非常に完成度の高いハイトワゴン軽自動車になっています。
- 高速道路 同一車線自動運転技術「プロパイロット」
- スマートシンプルハイブリッド
ハイブリッドについてはスズキのマイルドハイブリッドがありますが、自動運転技術の「プロパイロット」を軽自動車の新型デイズに搭載してあるのには注目です。
ただし、全グレードに標準装備になっていないのが残念です。N-BOXにはプロパイロットほどの機能ではないにしろ、ホンダセンシングが全グレードに標準装備されています。
また、日産と三菱と言えばEV(電気自動車)とPHEVです。リーフとアウトランダーPHEVを発売しているのですから、軽自動車EVもしくはPHEVにも期待してしまいます。
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