軽自動車の人気・販売台数NO1のN-BOXと、レトロで可愛いスタイリングデザインで女性から人気となっているムーヴキャンバスを比較します。
2017年にモデルチェンジされたN-BOXは、先代からの人気を引き継ぐ以上の人気となっています。広い室内スペースだけではなく、走行性能や安全性の高さが高く評価されています。
2016年に発売されたムーヴキャンバスは、デザインだけでなく、ハイトワゴンで唯一のスライドドア採用していて、利便性の高さも評価されています。
目次
N-BOXとムーヴキャンバスのスタイリングデザイン比較
↑N-BOX
N-BOXはいかにもスペース効率が良さそうなスクエアでミニバン風なボディです。正直、可もなく不可もなくのデザインだと思います。
↑ムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスは、個性的なツートンカラーが印象的です。レトロなバスのような雰囲気で、女性に人気になるのも納得です。
ツートンカラー以外もありますが、ムーヴキャンバスを買うなら間違いなくツートンカラーがおススメですね。
⇒ダイハツ ムーヴキャンバスは白や黒よりも水色やピンク・ベージュがかわいい人気色?ブラウンなら男性でもOK!
ちなみに、N-BOXにはカスタムもあります。
N-BOXカスタムは、迫力のあるフロントマスクが特徴です。
ムーヴキャンバスの比較にはならないかもしれません。家族の中で、お父さんはN-BOXカスタム、お母さんはムーヴキャンバスと意見が分かれるかもしれませんね。
スタイリングデザインは好みの問題ですが、ムーヴキャンバスは一目ぼれで購入したというクチコミが多く見られます。
スタイリングデザインが魅力的なのはムーヴキャンバスの方かもしれません。
N-BOXとムーヴキャンバスのインテリア比較
↑N-BOX
N-BOXのインテリアは機能的です。見晴らしに配慮されていて、メーターの形状はは薄くなっています。
↑ムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスもN-BOXと同じようなはインテリアですが、センターメーターが採用されています。これは好みですね。
また、インテリアカラーもボディのカラーによって選ぶことができ、「欲しいインテリアカラーのために、ボディカラーを選んだ」なんてクチコミも見られます。
スタイリング同様に、遊び心があるのはムーヴキャンバスの方です。
N-BOXとムーヴキャンバスのボディサイズと室内スペースの比較
ボディサイズの比較です。
N-BOX | ムーヴキャンバス | |
全長 | 3395mm | 3395mm |
全幅 | 1475mm | 1475mm |
全高 | 1790mm | 1655mm |
ホイールベース | 2520mm | 2455mm |
車重 | 890kg | 910kg |
ボディサイズでは、N-BOXの方が全高+135mmも高くなっています。スーパーバイトワゴンとハイトワゴンの差は大きくなっていますね。
ホイールベースもN-BOXの方が65mm長くなっています。ホイールベースが長い方が、室内スペースが広く、直進安定性が高くなるというメリットがあります。
車重については、ボディサイズが大きいN-BOXの方が軽くなっています。N-BOXの軽量ボディは、燃費や走行性能に良い影響を与えています。
次に室内スペースの比較です。
N-BOX | ムーヴキャンバス | |
室内長 | 2240mm | 2115mm |
室内幅 | 1350mm | 1345mm |
室内高 | 1400mm | 1285mm |
室内スペースはN-BOXが圧勝です。
特に室内高は115mmも高くなっています。N-BOXの室内は実際に見てみるとわかると思いますが、軽自動車とは思えない広く感じます。
ただ、ムーヴキャンバスも決して狭いわけではなく、N-BOXの広さが際立っているという印象です。
⇒おすすめの室内の広い軽自動車を買う!室内空間の比較・ランキング
N-BOXとムーヴキャンバスの燃費比較
JC08モード燃費の比較です。
燃費 | |
N-BOX | 27.0km/L |
ムーヴキャンバス | 28.6km/L |
2WDで燃費になります。ムーヴキャンバスにはターボエンジンの設定が無いので自然吸気(NA)エンジンだけの比較です。
車重が軽い分N-BOXの方が燃費が良いと思いきや、ムーヴキャンバスの方が燃費が良くなっています。N-BOXの方が全高が高い分、空気抵抗が大きく燃費が悪くなるのでしぃうか?
あとは、エンジンパワーと燃費のバランスの問題もあります。
ただし、これはカタログ上での燃費であって、実燃費はJC08モード燃費の60%~70%程度といわれています。
クチコミ評価での実燃費を比較してみます。
- N-BOX:17km/L~20km/L
- ムーヴキャンバス:15km/L~17km/L
実燃費のクチコミを見るとN-BOXの方が燃費が良いとの評価になっています。
実燃費は、走行条件や運転の仕方によって大きく変わってくるので、あくまでも参考程度に見てください。
N-BOXとムーヴキャンバスのエンジンパワー・加速性能比較
エンジンパワーや加速性能に関してはN-BOXの方がおすすめです。
まずはエンジンスペックの比較です。
N-BOX | ムーヴキャンバス | |
最高出力 | 58ps/7300rpm | 52ps/6800rpm |
最大トルク | 6.6kgm/4800rpm | 6.1kgm/5200rpm |
エンジンスペックには最高出力と最大トルクがあります。最高出力はスピードに関する数値で、最大トルクは加速に関する数値になります。
軽自動車にスピードを求める必要はないので、加速性能に関係する最大トルクが大事になってくると思うます。
N-BOXは最大トルクで8%ほどムーヴキャンバスを上回っている上に、車重もN-BOXの方が軽くなっているので、加速性能の良さは間違いなくN-BOXです。
クチコミでも、N-BOXはターボなしでも問題なく走れるとの評価が多く見られます。スーパーハイトワゴンの軽自動車のノンターボエンジンとしては一番評価されているイメージです。
ただし、高速道路での追い越し・合流加速や、長い上り坂などでは、さすがにターボエンジンが欲しいとの意見もあるようなので、試乗での確認は絶対に必要です。
一方、ムーヴキャンバスの加速性能はクチコミでの評価が低くなっています。エンジンパワーと車重差の通りの評価になっていると思います。
ムーヴキャンバスは加速が良くないので、アクセルの踏み込み量が大きくなり、実燃費が悪くなっているのかもしれませんね。
ムーヴキャンバスにはターボの設定がないので、N-BOXのようにターボを選べば解決とはいきません。でも、ムーヴキャンバス街中をおしゃれにゆったりと乗るイメージで考えれば、ターボほどの加速性能は必要ないのかもしれません。
N-BOXとムーヴキャンバスの乗り心地比較
N-BOXムーヴキャンバスの乗り心地比較します。
数値では比較できないのでクチコミ評価での比較になりますが、評価が高いのは圧倒的にN-BOXです。
元々、N-BOXはクルマとしての評価が高い軽自動車ですが、乗り心地の評価が特に高くなっています。
- 乗り心地はダントツに良い。軽自動車特有の雑然としたノイズや振動が非常に少なく、走行中の前後のピッチングの少なさや、ギャップのいなし方は、軽自動車のレベルではない。
- 試乗したときに気に入った部分。段差をしっかり吸収し、サスの良さがわかる。普通車並みで満足。
- 先代とは雲泥の差といえる位快適。静粛性も先代とは比較にならない程進化している。そのせいでロードノイズが若干耳につく感じ。
N-BOXの乗り心地は、高評価のクチコミが非常に多いです。「しなやか」と言った表現が見られます。
ただ、乗り心地に好みはあります。硬めでスッキリした乗り心地が好きな人は、N-BOXの乗り心地は柔らかすぎると感じる人もいるようです。
一方、ムーヴキャンバスの乗り心地ですが、こちらは評価あまり高くありません。
- 足回りは意外としっかりしていて、タウンスピード程度ならロール感も少なく、よほどの急ハンドルでもしない限りカッチリ走る感じ。
- 乗り心地はまろやかで、なかなか快適。
- 乗り心地は普通。路面が悪いところは、ちょっと凸凹をひろうかなと思うが。きれいな路面では、いたって普通だと思う。
- 乗り心地が悪い。シートも硬めなのでお尻が痛くなる。
- 女性向けであれば、もう少し優しい乗り心地にすべきだったのでは?
ムーヴキャンバスの乗り心地は硬いとの評価が多いです。ムーヴキャンバスのコンセプトを考えると、硬い乗り心地はちょっと違和感あるかもしれませんね。
乗り心地評価が高くない理由は、この見た目と乗り心地のギャップなのでしょうか。
乗り心地に好みはあるにしても、概ねN-BOXの乗り心地の方がおすすめになります。
N-BOXとムーヴキャンバスの安全性能比較
安全性では断然N-BOXがおすすめです。
N-BOXには「ホンダセンシング」が全車に標準装備されています。このN-BOXホンダセンシングが普通車と同等の性能を誇っています。
- 衝突軽減ブレーキ(自動ブレーキ 車両・歩行者対応)
- 誤発進抑制機能(前方・後方)
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- LKAS(車線維持支援システム)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- オートハイビーム
自動ブレーキや誤発進抑制機能は、最近の軽自動車には標準的に装備されています。
⇒自動ブレーキの軽自動車を買う スズキ、ダイハツ、ホンダ、日産の性能比較
しかし、N-BOXのすごいところは「LKAS」や「歩行者事故低減ステアリング」などのステアリングアシストが装備されていることです。
特に車線維持支援システム(LKAS)は、高速道路でのふらつき防止にとても役立ちます。背の高いN-BOXは横風などでのふらつきや、コーナーでのロールなどの不安がつきまといます。
そんな中で、ステアリングアシストで車線内を維持してくれるのは、安全性に大きく貢献してくれます。
⇒自動運転の軽自動車を比較 運転支援システムでおすすめはN‐BOX!
一方、ムーヴキャンバスには「スマートアシストⅢ」が搭載されています。
- 衝突回避支援ブレーキ機能(自動ブレーキ 車両・歩行者対応)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
ムーヴキャンバスの予防安全装備は、自動ブレーキ以外は基本的に警報だけです。ステアリングアシストが装備されているN-BOXとの性能差は大きいです。
また、安全性能は自動ブレーキなどだけではありません。エアバッグは非常に重要です。事故が起きてしまった時に、乗員の命や重大なケガから守ってくれるのはエアバッグです。
N-BOXのにはサイドエアバッグとカーテンエアバッグが全車に標準装備されています。軽自動車は横からの衝突に弱いので、サイドエアバッグとカーテンエアバッグとても重要です。
ムーヴキャンバスはサイドエアバッグが一部のグレード設定されているだけで、カーテンエアバッグはオプションでも装備することはできません。
N-BOXとムーヴキャンバスの価格比較
N-BOXとムーヴキャンバスの価格比較です。ムーヴキャンバスにはターボがないので、自然吸気(NA)エンジンのみの比較です。
N-BOX | 価格 | ムーヴキャンバス | 価格 |
G | 138万円 | L SAⅢ | 125万円 |
G L | 149万円 | X SAⅢ | 136万円 |
G EX | 159万円 | X メイクアップSAⅢ | 141万円 |
X リミテッドSAⅢ | 142万円 | ||
X リミテッドメイクアップSAⅢ | 147万円 | ||
G SAⅢ | 149万円 | ||
G メイクアップSAⅢ | 154万円 |
ムーヴキャンバスはすべてスマートアシストⅢ装備グレードで比較しています。
価格帯はやはりN-BOXの方が高くなっています。が、ムーヴキャンバスのツートンカラーはオプション設定で64800円になっています。
また、室内のインテリアアクゼントカラーを選ぶにもメイクアップのグレードのみなので、ムーヴキャンバスらしい外観とインテリアを買うには最低でも147万円ぐらいになります。
見た目が重要なムーヴキャンバスなので外せませんよね。148万円ともなるとN-BOXと違わない価格になってきます。
コストパフォーマンス的にはN-BOXの方が高いイメージですね。
⇒軽自動車コストパフォーマンス(価格満足度)比較・ランキング
N-BOXとムーヴキャンバス比較のまとめ
ムーヴキャンバスは見た目が気に入ったならば、迷わず買えば良いでしょう。価格は正直高いですが、クルマは見た目が一番だと思います。
- 走行性能
- 燃費
- 室内の広さ
- 乗り心地
- 安全性
これらで上回っているのは間違いなくN-BOXです。
売れているのも納得の実力です。
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