タントは2007年に発売された2代目からスライドドアを採用してから、人気となり大きく販売台数を伸ばした軽自動車です。
今も最も人気のある全高1700mm以上、両側スライドドアのスーパーハイトワゴンの先駆者的な存在です。が、販売台数ではN-BOXに大きく差をつけられています。
しかし、タントには「ミラクルオープンドア」というスライドドアという大きな魅力があります。
大きな開口部で乗り降りや、荷物の積み下ろしなど、利便性は軽自動車NO1です。
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現行タントは2013年発売とライバルと比較すると、少し古いモデルになりますが、まだまだ売れているタントのグレード別の価格と装備を比較します。
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目次
タントのグレード別価格比較
【タント】
■L
1,220,400円(FF) 1,350,000円(4WD)
■L"SAⅢ"
1,285,200円(FF) 1,414,800円(4WD)
■X
1,355,400円(FF) 1,479,600円(4WD)
■X"SAⅢ"
1,420,200円(FF) 1,544,400円(4WD)
■X"ホワイトアクセントSAⅢ"
1,485,000円(FF) 1,609,200円(4WD)
■Xターボ"SAⅢ"
1,501,200円(FF) 1,625,400円(4WD)
■G"SAⅢ"
1,533,600円(FF) 1,657,800円(4WD)
【タントカスタム】
■カスタム X
1,528,200円(FF) 1,652,400円(4WD)
■カスタム X"SAⅢ"
1,593,000円(FF) 1,717,200円(4WD)
■カスタム X"トップエディションSAⅢ"
1,652,400円(FF) 1,776,600円(4WD)
■カスタム RS"SAⅢ"
1,706,400円(FF) 1,830,600円(4WD)
■カスタム RS"トップエディションSAⅢ"
1,706,400円(FF) 1,830,600円(4WD)
タントのグレード別装備と価格を検討 ベストグレードは?
まずは、レギュラータントのグレードを比較検討します。
タントにターボは必要か?
もし、ターボエンジンが欲しいのであれば「Xターボ"SAⅢ"」の1択になります。
自然吸気エンジンのタントはそれ程エンジンパワーがあるわけではないので、口コミ評価をみても少々パワー不足に対する不満が見られます。
⇒よく走る軽自動車は?最強エンジン性能ランキング
⇒軽自動車にターボは必要?ターボモデルのパワーと燃費、価格を比較
「Xターボ"SAⅢ"」だと価格は150万円なので高額になりますが、N-BOXだと169万円、スペーシアだと178万円するので、装備の差はありますがターボのコスパは高くなっています。
また、「Xターボ"SAⅢ"」だとエクステリアデザインも「メッキフロントグリル」や「14インチアルミホイール」が採用されるなど差別化されています。
↑Xターボ"SAⅢ"
比べると違いが良く分かります。ターボの方が精悍なイメージになっています。
スタイリングはともかく、フル乗車で高速で遠出をする機会が多い方はターボエンジンの方が良いかもしれません。試乗で確認してみてください。
タントのベーシックグレード「L」はお買い得か?
タントの最も安いグレードは「L」で122万円です。
スーパーハイトワゴンでは安い価格設定ですが、おすすめはできません。理由は自動ブレーキなどの予防安全装備である「スマートアシストⅢ」が装着されていないからです。
ただ「L」には「スマートアシストⅢ」が搭載されている「L"SAⅢ"」がラインアップされていて価格は129万円です。
スマートアシストⅢは最新軽自動車の予防安全装備としては標準的です。
- 衝突回避支援ブレーキ(対車両・対歩行者)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
- オートハイビーム
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これだけの装備が揃っていて129万円なのでコスパは高いと思います。
が、個人的にはタントのベストグレードは「L"SAⅢ"」ではないと思います。
タントのベストグレードは「X"SAⅢ"」
タントの中でもコスパに優れる「L"SAⅢ"」ではなく「X"SAⅢ"」がベストグレードだというの言う理由は装備の差です。
- プッシュボタンスタート
- キーフリーシステム
- パワースライドドア(左側)
- スライドドアイージークローザー(左右)
- オートエアコン(プッシュ式)
- スーパークリーンエアフィルター
- オートライト
この中で注目の装備は「パワースライドドア」です。タントはミラクルオープンドアというスライドドアが魅力の軽自動車です。よって、スライドドアは手動よりも電動の方が圧倒的に魅力度はアップします。
パワースライドドアは「X"SAⅢ"」では標準装備ですが、「L"SAⅢ"」ではオプションでも装備できなくなっています。
他にもプッシュスタートボタンやキーフリーシステムなどの快適装備が充実していて、価格差は135,000円なのでコスパは高くなっています。
また、「X"SAⅢ"」の上のグレードには「G"SAⅢ"」があります。大きな違いはスタイリングデザインです。
↑G"SAⅢ"
「G"SAⅢ"」は基本的にターボの「Xターボ"SAⅢ"」と同じでフロントメッキグリルが採用され、アルミホイールも標準装備となります。ただし、フォグランプはありません。
装備の差はそれほどありません。
- ドアミラーターンランプ
- パワースライドドア(両側)
この2つぐらいです。確かに両側パワースライドドアが標準装備されているには魅力的ですが、「X"SAⅢ"」でもメーカーオプション48,600円で装備することができます。
「X"SAⅢ"」と「G"SAⅢ"」の価格差が113,400円なので、両側パワースライドドアのオプションをつけても64,800円の価格差があります。
「G"SAⅢ"」のメッキフロントグリルとアルミホイール、ドアミラーターンランプを64,800円で購入するイメージです。
デザインにこだわるのならば、タントカスタムを買えば良いので、タントのベストグレードは「価格」と「装備」のバランスが良い「X"SAⅢ"」です。
タントカスタムのグレード別価格と装備
タントだけでなく、ライバルの軽自動車でも迫力のあるフロントマスクで人気となっているのがカスタムです。
タントカスタムも迫力のあるエアロバンパーの装着で人気モデルとなっています。タントは優しいママ仕様のデザインに対して、タントカスタムは男性的なカッコ良いデザインになっています。
タントカスタムターボと自然吸気エンジンの装備と価格を比較
タントカスタムには自然吸気エンジンとターボエンジン2つのエンジンがラインアップされています。エンジン以外に装備の違いもあります。
- 革巻きステアリングホイール(メッキオーナメント・シルバー加飾付)
- 本革インパネセンターシフト(シルバー加飾・メッキシフトレバーボタン付)
- パワースライドドア(右側)
- 15インチアルミホイール
タントカスタムのターボは、インテリアで本革やメッキ加飾が施されていて、自然吸気では14インチのアルミホイールが15インチになります。
また、パワースライドドアが左側だけでなく右側にも装備されます。ただ、自然吸気エンジンモデルでもオプションで装着は可能です。
装備の差はこれぐらいで、スタイリングデザインは一緒です。価格差は同一グレード比較で113,400円となっています。ターボエンジン分の価格はそれ程高くないですね。
タントカスタムを買うのなら、価格差も少ないターボがおすすめです。
タントカスタムおすすめグレードは「トップエディション」
タントカスタムには5つのグレードがあります。
- X
- X"SAⅢ"
- X"トップエディションSAⅢ"
- RS"SAⅢ"
- RS"トップエディションSAⅢ"
「X」が自然吸気エンジンで「RS」がターボエンジンです。
「X」にはスマートアシストⅢが搭載されていないグレードもありますが違いはそれだけです。基本的にはスマートアシストⅢは必須と思います。
「"SAⅢ"」と「"トップエディションSAⅢ"」の一番の違いはスタイリングデザインです。
↑トップエディション
↑通常のカスタム
エアロがトップエディション専用となります。トップエディションの方がグッと引き締まっていてカッコ良いです。
また、装備にも違いがあります。
- トップシェイドガラス
- 専用ファブリック×ソフトレザー調シート(シルバーステッチ)
スタイリングデザインに大きな違いがありますが、装備にそれほど大きな差はありません。
価格差は43,200円なので、少ない価格差でトップエディションのデザインが手に入るのならば、間違いなくトップエディションがおすすめです。
価格は「カスタム RS"トップエディションSAⅢ"」で171万円と高額ですが、N-BOXカスタムの最上級グレードなら194万円とさらに23万円高くなります。装備の差はありますが、コスパは悪くありません。
⇒N-BOX/カスタムのグレード比較 ターボは必要?カスタムは?どのグレードを選ぶ?
タントの不満点・・・
タントにはミラクルオープンドアという大きな魅力があります。元祖スーパーハイトワゴンとしての意地もあり、2013年発売と古いモデルにも関わらず、高い人気をキープできています。
ただ、最新のN-BOXやスペーシアと比較すると基本設計の古さは目立ちます。
乗り心地やエンジン性能などはN-BOXやスペーシアよりも低めの評価になっています。安全性能も見劣りします。
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