今、軽自動車の中心となっているスーパーハイトワゴンの中でも、圧倒的な人気となっているのはホンダのN-BOXです。N-BOXは乗用車メーカーが本気でつくった軽自動車って言われ方もしているぐらい、軽自動車の枠を超えるクルマという評価を得ています。
それでは乗用車メーカーの日産と三菱が一緒につくったデイズルークスはどうでしょうか?
販売台数はN-BOX、スペーシア、タントと比較すると見劣りするのがデイズルークスです。三菱の燃費不正問題や日産の検査不正などが苦戦の大きな原因かもしれません。
ではデイズルークスの実力はどうでしょう。試乗・クチコミ評価を紹介していきます。
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目次
デイズルークスはインテリアが高級感あって評価が高い
デイズルークスで最も高い評価を得ているのは室内インテリアの質感の高さです。
軽自動車の内装・インテリアはちゃっちくて安っぽいというイメージはありませんか?最近の軽自動車はインテリアの質も上がってきていますが、特にデイズルークスは乗用車レベルと評判のようです。
広いリヤシートには、リヤシーリングファンに「ナノイー」発生機能が装備されています。菌やウィルスの抑制や脱臭だけでなく、ナノイーは肌や髪に優しい弱酸性です。女性には嬉しい装備です。
- インテリアはとても高級感あって、軽のレベルではないと思う。
- 安っぽくなくて良い。天井の扇風機も便利。リアウィンドウも純正装備。
- 質感が豪華で軽とは思えない程。インパネが横に広がって見えるデザインなので、高さも相まって実際より広く感じる。
- タッチ式オートエアコンも操作感良好で、ピアノブラック仕上げのパネルも良い。
- リアの扇風機とサンシェードは子育て世代にはありがたい装備。
やはり、インテリアの高級感を評価するクチコミが多く見られます。軽自動車とは思えないといったイメージなのでしょう。
そして「扇風機」と表現されている「シーリングファン」も多くの人が評価していますね。
デイズルークスの乗り心地は快適で高評価
デイズルークスはインテリアの評価が高くなっています。乗用者なみに上質なインテリアなので、乗り心地や静粛性にも期待したいですよね。
スーパーハイトワゴンは全高が1700mm以上と背が高いので、カーブなどのロールを抑えるために足回りが硬い傾向にあります。
が、デイズルークスの乗り心地は硬いイメージはないようです。
- 他社の同クラスと比べると良い意味で少し柔らかくて好き。前後ともシートの厚みがあってよい。
- 乗り心地が一番特筆する部分。とにかく快適で、長時間移動でも疲労感は極めて少ない。購入の決め手は乗り心地だった。
- フロントの視界も広く、シートの硬さも丁度良い。
- ライバルに勝っている点は乗り心地だと思う。大きめのシートもあって居心地が良い。
- ターボ車は排気音が静かで、室内静粛性もよく快適に乗れる。
- 乗り心地が15インチホイールでも優秀。特にリアはいい感じがする。
- フランス車的なふんわりとしていながらコシがある乗り心地で、大きめの段差での頭の揺すられ感もなく、サスペンションがしなやかにストロークして衝撃を吸収している感触。
デイズルークスの乗り心地は、とても快適で静粛性が高いというクチコミが多く見られます。
前席だけでなく、後席も乗り心地良いという意見もあります。スライドドアの軽自動車は後席に人が乗るシーンが多いので、後席の乗り心地も重要ですよね。
また、デーズルークスはシートの大きく厚みがあって快適です。これもペラペラな軽自動車のシートのイメージとは大きく違っていることですね。
ただし、乗り心地が「ソフト」か「硬め」かは、個人で好みが違うことが多いです。ソフト寄りの乗り心地のデイズルークスは、硬めのシャッキとした乗り心地を望む人には向いていないかもしれません。
デイズルークスの気になる実燃費は?
デイズルークスは三菱自動車の燃費不正問題で、燃費に関してはネガティブなイメージがありませんか?実際のカタログに記載されているJC08モード燃費をライバルと比較してみます。
ノンターボ | ターボ | |
デイズルークス | 22.0km/L | 22.2km/L |
N-BOX | 27.0km/L | 25.0km/L |
スペーシア | 30.0km/L | 25.6km/L |
タント | 28.0km/L | 26.0km/L |
デイズルークスの燃費はライバルと比較するとかなり悪くなっています。自然吸気(NA)の燃費がターボエンジンよりも燃費が悪いとか、もはや意味が分からない状態です。
ただし、カタログ数値上の燃費なので、実燃費が良ければ問題ないですよね。
- 驚いたのは燃費。不祥事でターボにもアイドリングストップが装備されたこともあり、通勤も21km/Lだった。
- ターボでも15キロを超えるので良いと思う。
- 通勤で21km/L程度、街乗りで13-18km/L程度
- 高速道路走行なしの都内走行で15km/Lちょいが平均という感じ。(NA)
- ターボでそこそこ踏んで走って13km/Lくらい。燃費重視運転で15km/Lくらい。
- ノンターボ街乗りで11-13km/Lくらい。渋滞のない国道で18km/L位で悪くないと思う。
デイズークスの実燃費は、ほぼ20km/Lまでいかないのが実態のようです。が、スーパーハイトワゴンの実燃費に関しては、どのモデルも20km/Lまでいかない事が多いようなので、デイズルークスの実燃費が極端に悪いイメージはありません。
マイルドハイブリッドを搭載したスペーシアのノンターボでも、実燃費で20km/Lの届くか届かないかといった感じのようです。
むしろ、カタログ燃費との差が少ないので、結構良心的なのではないでしょうか?
デイズルークスのエンジンパワー・加速評価
実燃費はそれほど悪くないデイズルークスですが、エンジンパワー・加速感はどうでしょうか?
基本的に軽自動車はすべて660ccとなっているので、最高出力やトルクなどのパワーにそれほどの違いはありません。
ただ、スーパーハイトワゴンは重量が1000kg近くあって乗用車並みなので、自然吸気(NA)エンジンだと加速感に不満が出てきています。
このNAに対する不満はデイズルークスでも同じです。
- NAでもアクセルを踏めばそれなりに加速する。意外と坂道でも問題ない。
- NAなので、ゼロスタート&合流等でパワー不足は感じるが、普通に街中を走行するには問題ない。音も軽独特の安っぽい音ではなく、リッターカーのようなサウンド。
- 信号待ちからの発進時は最初のひと転がりに時間を要する印象。上り坂ではエンジンの音が結構うなりを上げる。
- 走り出しがもっさりしていて、アクセルを踏み込む機会が多い。中速、高速域は問題ない。
自然吸気(NA)は、他のスーパーハイトワゴン同様に、走りだしや高速の合流、坂道など加速が必要なシーンではパワー不足のクチコミが多いイメージです。
街中で走り出してしまえば、それほど問題はないようですが。ちなみに自然吸気(NA)でエンジンパワーの評価が高いにはN-BOXです。スーパーハイトワゴンの中でエンジンパワーに関する評価はNO1です。
厳しい評価のノンターボエンジンでしたが、ターボはどうでしょうか?
- 車重が重いのでターボにした。ノンターボならアウトだと思う。
- 前がシエンタだったので、このターボで不満はない。
- ターボ車なので走って不満はない。NAは試乗したが、発進と加速、合流時が遅くて不満があり長い付き合いができないと思ったのでターボ車にした。
デイズルークスのターボエンジン評価は、高いというよりも「不満はない」といった感じです。
ノンターボは発進・加速時にパワー不足で、ターボは不満はないという評価なので、デイズルークスのエンジンは総合的に見て評価は高くないというイメージです。
⇒軽自動車にターボは必要?ターボモデルのパワーと燃費、価格を比較
デイズルークスのハンドリングや安定性などの走行性能の評価は?
デイズルークスは乗り心地は高評価で、エンジンパワーはイマイチの評価ですが、ハンドリングや直進安定性はどうでしょうか?
・この背の高さの割にハンドリングは良い。跳ねも少なく、良く仕上げてあると思う。
・車高が高いので高速時のコーナーはちょっと厳しいが、ハンドリングは素直な方だと思う。
・重くロールは大きめ。それでも15インチタイヤがカバーしている感じ。
・安定しているが、スタビライザーは、前輪・後輪の両方欲しい。タントは両方に装備している。
・車高が高くて割と柔らかい足回りなので無理はできないし、する気にもなれない。制限速度を順守したくなる、運転して楽しくないクルマ。
・サス等足回りが「軽っぽい」のはどうにかならないか。柔らかすぎて逆にバタバタする。
デイズルークスの柔らかめの足回りは、走行性能ではロールが大きくなったり安定性を欠いたりといったネガなイメージがクチコミで見られます。
足回りが柔らかいと、乗り心地は良いと感じることが多いですが、背の高いスーパーハイトワゴンではフラフラとした走行になりがちです。
デイズルークスは、ゆっくりと法定速度を守った走りをすれば、乗り心地も良く快適な車ですね。
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デイズルークスの室内空間はN-BOXなみに広い
広い室内スペースが魅力のスーパーハイトワゴンの中でも、デイズルークスはN-BOXなみの広さが魅力です。
軽自動車の広さのポイントとなる室内高をデイズルークスとライバルを比較すると。
モデル | 室内高 |
デイズルークス | 1400mm |
N-BOX | 1400mm |
スペーシア | 1410mm |
タント | 1365mm |
デイズルークスの室内高はライバルと遜色ないレベルになっています。
また、デイズルークスの魅力は、後席のスライド量が260mmとスーパーハイトワゴンの軽自動車の中で一番のスライド量です。スライド量が多いと、荷室と後席の足元スペースの調整幅が大きいので利便性は高くなっています。
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デイズルークスの安全装備はアラウンドビューモニターが魅力
デイズルークスの安全装備で一番の特徴は「アラウンドビューモニター」です。
アラウンドビューモニターは、ナビなどのモニターを装備していなくても、ルームミラーに上からクルマを見た映像や、バックの映像などが映し出されます。
この装備がほとんどのグレードで標準装備されています。ライバルではカメラと対応ナビのオプション設定ですが、デイズルークスは標準装備で手軽に利用できるのは大きな魅力です。
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デイズルークスの安全装備の弱みは自動ブレーキが歩行者に対応していないなかったことですが、2018年5月に歩行者にも対応できる自動ブレーキに進化しています。
安全装備でライバルなどに見劣りしていたイメージでしたが、今では同等レベルにまでなっています。N-BOXのホンダセンシングにはかないませんが・・・。
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デイズルークスのデザイン評価は?
デイズルークスには「ノーマル」「ハイイウェイスター」「ライダー」と3つのデザインが用意されています。
↑ノーマル
↑ハイウェイスター
↑ライダー
・見た目の押し出し感、全体の質感ともに満足。差額は痛いがハイウェイスターを選択して良かった。
・ライバルに比べて、抑揚のある乗用車的なデザインが良い。イカツさで勝負していない点に好感が持てる。
個人的には普通のルークスで良いが、ターボがないのでハイウェイスターに。メッキが沢山使われていて高級な感じに仕上がっていて、デザイン的には良い。
・タントやスペーシアのカスタムに比べたら、あまりゴテゴテしていなかった。
・本当はノーマルのデザインでターボにしたかったがハイウェイスターにしかなかったのでこちらを購入。他社でもなぜターボの軽はノーマルデザインで販売しないのか不思議。
・可もなく不可もなく。もう少し冒険心があっても良いと思う。
デイズルークスで人気なのはハイウェイスターです。ライバルでいうカスタムです。
ハイウェイスターはライバルのカスタムほどのイカツさやギラギラ感がないのが良いというクチコミが多く見られます。これは完全に好みの問題ですが。
またカスタム系モデルにしかターボエンジンの設定がなおのは現在では「スペーシア」「デイズルークス」だけで、N-BOXとタントにはノーマルにもターボの設定があります。
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デイズルークスの試乗・クチコミ評価のまとめ
デイズルークスの魅力は
- 質感の高いインテリア
- 乗り心地の良さとシートの出来の良さ
- アラウンドビューモニター
この3つはデイズルークス試乗・クチコミで評価されていることです。
燃費であったり、エンジン性能や走行性能などは、ライバルと比較すると同等かそれ以下といったイメージです。
N-BOXやスペーシアではなく、あえてデイズルークスを選ぶ理由は、
- 見た目が好き
- ソフトな乗り心地が好き
- ライバルよりも値引きが大きい
この3ぐらいでしょうか。
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