今人気のスーパーハイトワゴンの中で、一番売れているN-BOXに対抗すべく2017年にモデルチェンジされたのがスズキのスペーシアです。
先代のスペーシアは全高1735mmとN-BOXの1790mmと比較すると背が低く、室内空間でN-BOXに差をつけられていましたが、新型スペーシアは全高1785mmまで拡大され、N-BOXと遜色ない室内スペースが実現されています。
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目次
新型スペーシアの魅力はマイルドハイブリッドによる実燃費の良さ
新型スペーシアがN-BOXと比較して一番のメリットは燃費の良さです。
スペーシア(NA):30km/L
N-BOX(NA):27.0km/L
スペーシアにはマイルドハイブリッドがエンジンが搭載されています。モーターだけで走行できるわけではありませんが、クリープ走行はモーターだけでも可能になっています。もちろん、エンジンの補助としてモータがアシストしてくれるので、低燃費に大きく貢献できています。
また、スペーシアはN‐BOXよりも重量が軽いことが、低燃費に貢献しています。
- 燃費はすこぶる良い。街乗りだと23km/L、家が山なので何だかんだで21km/Lくらい。4WDで3人乗りでこんなに良いんだと驚いた。
- エアコンONで普通に運転していたらだいたい17-22km/Lくらい。ちょい乗りの買い物だけで乗ったらもっと悪いと思う。
- ちょい乗りで15km/Lくらい。少し長い距離乗れば20km/L超える。十分!
- 先代よりカタログ燃費はボディ拡大やフィーリング重視などで5%ほど悪くなったが、日ンンピは変化していないように感じる。
一部クチコミのポイントを消化していますが、実燃費は運転の仕方や、走行条件によって大きく変わるので、ここでの実燃費は参考程度に見てください。
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スペーシアはコストパフォーマンスの評価が高い!
最近の軽自動車は高くなったというクチコミが多くの車種で見られます。特にスーパーハイトワゴンは、広い室内に普通車以上の贅沢装備が満載で価格がどんどん高くなっています。
スペーシアももちろん価格は高いのですが、N-BOXと比較すると価格は安めに設定されています。
スペーシアの価格帯:133万円~190万円
N-BOXの価格帯:138万円~208万円
- 他社の同レベルの車の中ではお買い得に感じた。
- 値引きとサービスなどで19万円スペーシアが安かった。
- 軽自動車で200万円はちょっと痛いが、その価値は十分あると納得して購入した。高くついたが満足している。最初の予算は150万円だった。
- N-BOXと比較すると装備差を考えても割安。N-BOXはとりあえず装備をつけて魅力的に見せるという戦略だが、不必要な装備によって価格が上がっている。
- N-BOXよりも安いという触れ込みだが、クルマの出来も考慮すると、どちらがお買い得かな?と思う。
最大のライバルであるN-BOXよりも安い価格設定ではありますが、装備内容や走行性能などはN‐BOXの方が評価が高いので、スペーシアが安くても当然かもしれません。
ただ、コストパフォーマンス評価はスーパーハイトワゴンの中でも一番高くなっているので、装備や性能価格のバランスが良いのでしょう。
コストパフォーマンスを求めるか?少々高くても内容の充実を求めるか?ですね。まあ、どちらを選んでも軽自動車としては結構高い買い物になります。乗用買える価格なので・・・。
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スペーシアのスタイリングデザイン評価は高い
新型スペーシアはモデルチェンジされて、スタイリングも大きく変えています。スーツケースをモチーフにしたスタイリングデザインは、オーソドックスなN-BOXよりも好評のようです。
- 個人的には外観は温かみがあり可愛くて好き。
- 好みの問題とは思うが、箱型なのに丸みがあって飽きのこないデザインだと思う。リアビューは少し物足りなさも感じるが、どっちかというと可愛い印象。
- 個性があって可愛いし、街中で存在感をアピールしてくる感じが好き。
ノーマルボディのスタイリングは可愛いと言ったクチコミが多く見られます。N-BOXは売れすぎているので、スペーシアのスタイリングは個性的で新鮮なので存在感があるのかもしれないですね。
一方、スペーシアカスタムはイメージ変わります。
- 良いと思うが、車が小さい割には電飾ギラギラ。
- すごくカッコよくて、先代カスタムよりもカッコイイ。
- ちょっと他社さんもクルマに似ているところがあるが、個性的でカッコいい。サイコロのようなボディ形状は見てて楽しい。
- リアに関してはパレットから引き継がれた縦長のテールがスズキらしさを感じる。
スペーシアカスタムに関しては、イカツイ・ギラギラ感のあるスタイリングデザインです。これは最近の軽自動車のカスタムの流れに沿ったものになっています。
スタイリングデザインは、流行や個性的であるか、存在感などの様々なよ要素があるとは思いますが、あくまでも個人の好みの問題ですね。
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スペーシア・スペーシアカスタムの乗り心地評価は?
スペーシア・スペーシアカスタムの乗り心地のクチコミ評価はどうでしょうか?ちなみにライバルのN-BOXは、乗り心地の評価が非常に高くなっています。
スタイリングデザインは、どんなに気に入っていても運転している間は、全く見ることができませんが、乗り心地は運転中ずっと気になりますよね。
乗り心地でそのクルマの品質が決まると言ってもいいのではと個人的には思っている程です。
- 個人的にはN-BOXよりスペーシアの方がちょい硬めでしっかり感じて好き。N-BOXは乗り心地良いけど柔らかすぎて、後席に乗っていると酔いそうになる。
- 少し硬めだが乗り心地は良く、静粛性もある。シャシーの変更に伴い車体の剛性が増しているので、乗り心地にも貢献できているよう。
- ロールは少ないほうだと思う。突き上げはこのクラスならどのクルマでもある。
- 路面からの大きな振動はN-BOXと同等。エンジンノイズや路面からの小さな振動はスペーシアの方が若干よく感じた。
- 街乗りメインでありながら、サスセッティングが硬すぎる。
- 若干硬めに感じる。
スペーシアの乗り心地は「硬め」との評価です。ただ、スーパーバイトワゴンはカーブでのロールを抑えるために硬めのサスセッティングが多いです。
ただ、スペーシアの硬さは不快な硬さではなく、乗り心地良く感じるギリギリの硬さといったイメージで、概ね乗り心地の評価は高くなっています。
反対にN-BOXの乗り心地は、スペーシアよりも柔らかい乗り心地で高い評価となっています。
「柔らかめ」か「硬めか」も個人の好みによるところが大きいかもしれません。
スペーシアのエンジン性能はターボは高評価でノンターボはパワー不足?
マイルドハイブリッドの採用で、燃費の良さは好評のスペーシアですが、エンジン性能やパワー・加速感についての評価はどうでしょうか?
まずは、自然吸気(NA)エンジンのついて
- 普通に流れにのってれば特にストレスは感じない。パワー的はN-BOXと殆ど同じ感じ。タントは遅く感じた。
- エンジン自体は、車重に対して非力な感じがするが、マイルドハイブリッドのおかげで非力さを感じない。時々モーターがアシストしてくれる。
- スペーシアよりN-BOXの方が良い気がする。滑らかなスペースとパワーのあるN-BOXという印象。
- 普通車からのダウンサイジングならターボがあるカスタムがおすすめ。
- アイドリングからの再スタートはセルが回らないので静かでスムーズ。
スペーシアのノンターボエンジンは、街乗りで普通に走る分には必要十分なパクァーとの評価が多いイメージです。マイルドハイブリッドのアシストも多少効いているようです。
ただ、ターボがおすすめのクチコミが多いのも事実です。
- ターボエンジンなので力強いし、静粛性も高い。
- ターボだけあって加速は必要十分。N-BOXターボと加速性能は同等。
- N-BOXと比較すると少しおとなしく感じた。ただ、ターボなので加速はいいし、発進時はモーターアシストを実感できる新鮮な走り心地。
ターボエンジンに関しては、加速や静粛性で高い評価のなっています。が、N-BOXのターボの方がパワフルだとの評価が多いイメージです。
ただ、スペーシアのターボはカスタムでしか選べないのが一番のデメリットです。コスパが高いスペーシアもターボに限って言えば、ノーマルボデでもターボが選べるN-BOXの方が、コスパは高くなります。
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スペーシアの安全性能は?
スペーシアは最新の軽自動車だけあって、自動ブレーキなどの安全性能は充実しています。
デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能、ハイビームアシストなどの基本的な機能の充実だけでなく、全方位モニターやヘッドアップディスプレーなどの新しい安全装備もオプションぇ用意されています。
特に全方位モニターはおすすめで、クルマを真上から見たような映像が映し出されます。また、見通しの悪い交差点や、狭い道でのすれ違いで役立つ助手席側のサイド映像、縦列駐車での俯瞰映像など、特に運転が苦手な人にはありがたい装備です。
この全方位モニターはライバルのN-BOXにはない装備です。
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反対にN-BOXにあって、スペーシアにない装備は「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」です。さらには、「車線維持支援システム(LKAS)」でステアリングのアシストまで装備されます。しかも標準装備されてます。
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スペーシアの安全装備は充実していますが、N-BOXの安全装備の充実ぶりには及びません。
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スペーシア・スペーシアカスタムのスライドドアの評価は?
スーパーバイトワゴンであるスペーシアのメリットの一つに両側スライドドアがあります。スライドドアはどのモデルにも採用されていますが、スペーシアのスライドドアの使い勝手はどうでしょうか?
スライドドアの使い勝手は普通です。
スライドドアの使い勝手がバツグンいいのはタントです。タントには「ミラクルオープンドア」というピラーレスのスライドドアが採用されているので、非常に大きな開口部出現します。
最大のライバルであるN-BOXは、開口部が640mmとタントに次ぐ広さで、スペーシアの600mmを上回っています。
⇒軽自動車のスライドドアを比較 スライドドア使い勝手NO1はタント!
こうして見るとスペーシアのスライドドアの使い勝手は普通なのですが、スペーシアは地上からフロアまでの高さが低く、乗り降りがしやすいというメリットがあります。N-BOXの375mmに対してスペーシアは345mmという低床フロアが実現されています。
たかが30mmと思うかもしれませんが、されど30mmです。子供やお年寄りには大きな差になる意外と大事な数値です。
スペーシア・スペーシアカスタムの試乗・クチコミ評価まとめ
独走を続けるN-BOXに対抗するべく2017年にモデルチェンジされた新型スペーシアですが、販売台数ではやはり追いつけていません。
スペーシアの評価はN-BOXに全く勝てていないのでしょうか?決してそんなことはありません。
- 実燃費はマイルドハイブリッド搭載で評価が高い
- 設定価格がN-BOXよりも少し安めに設定されていてコスパが高い
- ノーマルスペーシアのスタイリングデザインは個性的で評価が高い
少なくとも、以上の項目についてはN-BOXよりも高めの評価になっています。
エンジン性能や走行性能などは、N-BOXが軽自動車とは思えない程の高い評価を得ているのは事実ですが、決してスペーシアの評価が低いわけではありません。
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